鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

豪雨災害

2015年09月11日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 台風18号が知多半島に上陸後、本州を縦断し、日本海へ抜けたが、台風から変わった低気圧は梅雨前線を刺激してか、東海、関東地方に大量の雨をもたらしている。河川の増水、洪水が発生していて、軟弱な地盤は、大量な雨を吸い込んで、崖崩れも発生している。50年に一度といわれている。鬼怒川が決壊し、常総市は水浸し、自衛隊も出動して救出に当たっている。自然災害とはいえ、一級河川の決壊は水の恐ろしさ、威力をまざまざと見せつけた。大雨の影響は今後、東北、北海道にも拡がるようである。被害の規模はこれから分かるが、被災された方々にかける適当な言葉も見つからない。

 

 洪水で河川に取り残された老人の救出をTV放映で見たが、大量の雨が、平常時の河川の水量を増やすことは当然で、何故河川敷にいたのかは不明である。限りある救出員の限界もあり、人命救助は、困難な事態もありで、災害発生時の個人の行動は、事前に出される多くの情報を知ることと、災害に巻き込まれないように、避難をすること等が求められる。豪雨後の河川や用水の増水を見に行き、そのまま帰らぬ人となった事例も多い。

 

 また、道路に放置された多くの車を写していたが、道路が川のような流れとなった場合は、車の限界を知らない無謀といえる運転が、動かなくなって放置された原因であろう。水陸両用車でなければ不可能な場所であっても車を走らさなければならない理由があったからだと思えるのだが、不要不急の状態で敢えて外出することは、自らが災害に巻き込まれても誰も救ってはくれない。野次馬も最低である。運転者の考えの甘さは、自業自得で、知らなかった、仕方がないは許されない。

 

 災害は忘れた頃にやってくるとの格言があるが、被災者にならないための日頃からの準備は、個人が対応するべき最低限の防備であることは間違いない。今までは安全であったとしても、いつ何時災害が降りかかることもあり、常に危険と隣り合わせという考えを持たなければならないであろう。

 

今回の場合では、大量の降雨がもたらす被害を予め想定することが大切と思われる。我が家では、風呂の水は夜間には栓を抜かずに貯水する。それは女房の実家で、隣家が火事となり、風呂の水のバケツリレーで鎮火させ、小火(ぼや)で済んだことに起因している。ちょっとした時間の外出にも施錠は勿論であるが、何事にも準備不足、油断の背後には、自らが被災者となるリスクを高める。



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