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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ブックレビュー 「若手コア社員像」(1)

2013年03月20日 00時00分01秒 | ブックレビュー

 [我が国を取り巻く経済・経営環境は、急激な変化を遂げている。その変化を箇条書きすれば、①国際化における国境のない大競争の時代 ②情報通信革命の時代 ③大失業の時代 ④少子化・高齢化時代ということができる。企業経営に関する多くの事項が、こうしたものとの関連性で考えなければならなくなってきている。先進各国ともほぼ同様な状況下にあるが、加えて我が国は、1990年代初期のバブル経済の崩壊以降、低成長時代に入り、更に経済の成熟化の進展によって、企業は苦しい経営を強いられている。国内市場は飽和状態の中で、企業は鮮烈な競争の時代を迎え、他方、海外市場は為替相場が不安定なために、きわめて不透明な経営を余儀なくされている。更に、国が構造改革を進める中で、企業も種々の規制緩和が実施されてきている。業種や規模に関係なく、我が国企業はあらゆる面で国際基準(グローバルスタンダード)が求められている。]

 上記は、小生が手がけた「大競争時代の若手コア社員像」(1998年3月28日発行 経営書院)副題は「求められる人材と若手・中堅社員の人事処遇・教育・採用の新方向」の冒頭の一節である。

 発刊して既に15年が経過しているが、この標題は何時の時代にも求められる課題として、今、まさにTTP参加の有無が議論されている中、日頃あまり眼にしない項目でもあるため、急遽、ブックレビューとしてご紹介することにした。企業調査を実施し、その結果を分析し、詳細に報告している。また、代表的企業の事例紹介が行われている。
読者を特に限定はしていないが、企業等の人事担当者やこれから就職を目指す学生に対し、ご一読をお薦めしたい。人事面から、我が国の企業文化としての日本型経営の構造がよく理解できると思われる。

 参考:調査内容や研究委員会に参加された各企業の詳細な事例及び分析については誌面の関係 で割愛します。必要であればこの報告書が同名で経営書院から出版されています。古書となっ ているため、検索サイトからアクセスしてみてください。


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