正しい情報というのはなかなか計りがたいものだ。21日の新聞には今回のインフルエンザは1957年以前に生まれたものには免疫があるとの医学研究が報じられていたが、しかし海外では高齢者の患者も出ているからどうもあてにならない。
またいま罹患すると免疫ができるから、秋以降に懸念される再流行では罹ることはないと医者が言ったとか、言わなかったとか。しかしウイルスは突然変異してどんどん進化するのだから、この説もどうもあてにならない。
科学は実証的だから、その研究結果として出される成果は普遍性をもつ。条件を同じにすれば、地球上どこでも同じになる。しかし問題は解釈なのだ。人間の解釈なのだ。顕微鏡に映し出されるウイルスは誰が見ても同じだが、解釈、分析となると千差万別である。
マスクについても効能を疑う人もおれば、効果を絶対視する人もいる。カナダ政府などはまったく効果を認めていない。本ネットで朴明子さんがエッセーマスクを洗って再使用すると書いていたが、いまはもっぱら使い捨てばかり。なぜ洗濯しての再使用がだめかは不鮮明。ウイルスが手などにつくからという。しかしすぐ洗濯すればいいではないか。それでもだめなのかはわからない。
使い捨て時代はやめようーとエコの観点から主張されてきているが、社会が危機になると時代の本音が出てくる。かわっていない。再使用するためのガーゼ生産を多量にはかり再使用マスクを増やせばよい。いまのマスク不足は解消する。何度も使えるからだ。なぜこうした観点が表にでないのか。「マスクがどこの薬局に売っていない」という騒ぎは「節約の発想」で解消されるはずだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます