ブログ「かわやん」

森羅万象気の向くままに。

うどん狂想曲

2008年01月27日 09時26分14秒 | Weblog
 途中商店街を犬4匹連れて歩く人がいて、買い物客は「ウアー」とよけた。犬は獰猛ではないが、しかし人ごみでごったがえすのに、少し驚いた。犬は賢そうに買い主に従った歩き、まるで行進する犬部隊のようだった。

 駅に近づくにつれうどんが食べたくなり、駅に遠い方から物色。というのは駅から遠いほど値段が安いからだ(京橋駅で実証、体験ずみ)。しかし、いずれも200円。しかたなく駅前のうどん屋さんに。

 ここは清潔で味もよかった。ただきつねうどんを注文しているのに、天玉(天ぷらの衣を丸く固めたもの)の上にお汁をかけて出すので、「おばちゃん、きつねうどんでっせ」とクレーム。50代後半とおぼしきこのおばちゃん、パートで日が浅いらしい。「あーすいません」と、玉天からきつねに代えようとした、

 そこで一言。「おばちゃん、それでいい、いい。大丈夫」。

 おばちゃんは感謝、感謝。

 ここまではいい。食事最終局面に近い段階で天玉の衣がうどん出汁にひろがり一気に飲み干そうとした瞬間、鉢全体に広がった天玉の衣がいけなかったのか、あるいは七味をかけすぎたのか、気管支の方に入りそうになり、咳き込むこと咳き込むこと。

誤飲ならぬ、誤吸というのがあり、体力が弱る高齢者がそれで肺炎を起こすことがある。私はそういうことにはならなかったが、「あー、きつねうどんにしておけばよかった」と思うことしきり。後悔後にたたず。

汚い話だが、食べ終えた私は天満駅へ。頭上を走る外回り環状線の音に慌てて階段を駆け上がり間に合う「幸運」! これはよかったのが(年とって列車に間に合うため階段を走り抜けることは御法度だが)、車内で少し異変が。鼻腔に偲び込んでいた1筋のうどん切れ端が口腔に下りてきたのだ。さきほどのむせ返しの元凶か。なんともはや。しかたなくかみ砕いて胃の中ヘ。

 今度は咳込みはしなかったが、うどん一杯で大騒動なことに。

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