雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

イワナ放流

2008-10-09 00:28:58 | ニュースから
黒部峡谷の欅平周辺でイワナを4000匹放流したという。
かつて「天然岩魚の宝庫」といわれていた峡谷の状態に戻そうと
ここ数年恒例となった事業です、と実施関係者は誇らしげだが
果たしてそうなんだろうか?

かつて黒部の谷で見られたイワナは
他の河川で見られるイワナと微妙に違って
むなびれが大きく発達している特徴を有していたと聞きます。
多分、黒部川の急流に適応するために
長年かけて変異発展してきたのだと推測します。
果たして、毎年のように放流されているイワナはそのことを
考慮したものなのか大いに疑問を抱かざるを得ません。

自然を守っているとか、環境保全という行動が却って
本来の自然を破壊していることがあるということを、今一度
考えてもらいたいものです。

魚の数が増えればそれで満足、するのでなく
本来生息すべき魚が増える事こそ意義があるのであり
それが出来ないのなら魚がいなくなることを
受け入れるべきでしょう。

経費が安いからというだけで、適当な魚を増やして
自己満足して欲しくない。

植樹しかり動物保護しかり。



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