雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

黒部峡谷紅葉だより10/17

2015-10-17 20:24:22 | 黒部峡谷
またまた黒部の記事です。
一週間もたっていないのに、だいぶ紅葉は進んでいました。
今日は天候もよかったからいっそう鮮やかさが際立ったのだと思いますが・・・・・・・


宇奈月駅を出て間もなく、宇奈月ダム湖の向こうに見える山肌。


黒薙付近。




猫又を過ぎて、お決まりのサンナビキ山


鐘釣橋からのサンナビキ山




鐘釣から小屋平あたり

ここから先は欅平での画像。

サンナビキ山その1

サンナビキ山その2


奥鐘山


奥鐘山の斜面にあったオヤマリンドウ




駅前広場すぐそばの紅葉。





猿飛散策路からの唐松岳3題






ここからは帰りの沿線画像








土曜日ということもあり観光客はかなりの数でした。
今日は一人当番だったので、ほとんどを駅前広場での活動としました。
昼を過ぎると、待機場所は陰ってしまうのでじっとしてると寒いくらいでした。

紅葉(黄葉)のピークは「今月末から11月初め」と言っているけど
少しは早まる感じです。



色づく欅平

2015-10-13 06:38:58 | 黒部峡谷

 久しぶりの欅平行。 前に行ったのは9月の19日。あの時も少し紅葉が始まりかけていたが・・・・・・・
さすがに10月も半ばになると、あちこちに鮮やかに色づいた木々が目に付く。



サンナビキ山(さきがけ山)1949mの上のほうは完全に秋の装い。


百貫山の幻の滝は撮影し損ねてしまった(涙)


欅平駅前広場の正面に迫る名剣山の山肌


祖母谷方面


猿飛方面

駅前からのサンナビキ山


猿飛方面への散策路にて




名剣方面の散策路にて

人食い岩近くから欅平駅舎を


河原展望台と黒部の流れ


午前中は時折陽が差したりしていたが、午後2時ごろからぱらぱらと小雨も落ちてきたりした。
それでも雨具のお世話になることもなくまずまずの一日だった。

連休の最終日で家族連れのグループなどがたくさん来ておられた。
福島からの8人ほどの方たちに同行ガイドをしたとき
磐梯山との比較をしながら話を聞いておられたのが面白かった。

欅平行き0914

2015-09-14 21:15:13 | 黒部峡谷

 ほゞ10日ぶりの欅平行き。
昨日の天候と打って変わっての晴天。どうやら
欅平行に関する限り、おいらは晴れ男のようだ。

 さて、黒部の谷にも、秋の気配は確実に訪れているようで




トロッコから見る山肌は少しづつ色を変えていた。



鐘釣の万年雪




しぶとく残ってはいるが、やはり心細い感じは否めない。

今年の雪はいつもとは変わった降り方をしたのか、いつもはすでに消えているはずの沢に
雪が残っているところがあった。





 欅平では、東京からの10数人のグループを午前中、
午後には県内西部からの4人グループを猿飛峡まで案内したので、結局名剣方面へは一度も行けず
プライベートな写真もいちまいも撮らずじまいだった。

 あさってにはそっち方面へ行く予定があるので、その時にスノーブリッジのその後を確認してくるとしよう。





気温は20度ちょっとで、午前中は風がなかったので快適だった。
午後から強めの風が吹き始め、じっとしてるとやや寒い感じ。
それでも散策してると汗ばみそうになる、そんな欅平でした。

欅平レポート(20150905)

2015-09-06 18:27:25 | 黒部峡谷

 欅平へ行ってきました。
報告その1

話題のスノーブリッジが崩落して、今はその名残もないほどです。
向かって右側に見える茶色いのが残っている雪の塊ですが、何気なく見てると、とうてい雪だとは気づかないと思います。

報告その2
鐘釣の万年雪はもうこんなになっちゃいました。

次の5月26日の画像と見比べてもらえば、いかに少なくなったか。

五月ごろにはいかに多く残っていたかわかると思います。

ここから粘って、今年の新雪にちゃんとバトンタッチできるかなぁ

報告その3 花など

ナナカマドの実が大分色づいていました。


ミズキの実はこんな風で、これから花柄がだんだん赤くなってきて
花が咲いているように見えるはずです。


これはホツツジです。
普通のツツジのような鮮やかな色でも大ぶりの花でもありません。
あまり関心のない観光客の方の目にはたぶん留まっていないと思います。
ホツツジのホは「穂」からきているそうです。




これはウスノキの実です(たぶん) 実の下のほうが臼のようにへこんでいます。




これはクロバナヒキオコシ。

ヒキオコシは漢方では健胃薬として使われ延命草と呼ばれているそうです。
 その昔、弘法大師が山道を歩いていると、一人の行者が倒れていました。
それを見た弘法大師はすぐに近くにある草をしぼり、その汁を、倒れている行者の口に含ませたところ、
その行者はたちどころに元気をとりもどして旅を続けることがでた、という話が伝わっているそうです。

沿線ではこんなのも見られました。

これは熊剥ぎの痕跡です。 これはあまり剥されていませんが、時には周りがすべて剥されて
木の肌が丸見えになっていることもあります。

熊ついでに

前の記事でも触れましたが、熊棚です。
トリミングしてアップしたのが


 今回の欅平行ではちょっとしたアクシデントがありました。
昼過ぎに「猫又」付近で線路に異常が発見され、運行ダイヤが大きく乱れました。
 宇奈月行電車が急遽、三時過ぎで打ち切られると案内が入り、散策中のお客様も
ぞくぞくと欅平駅に戻ってきました。 三時過ぎの打ち切りが2時50分ごろに繰り上げられ
自分も慌てて帰り支度をしたのですが、乗車は当然お客様優先ということで
その便には乗れず・・・・・・・

 工事関係者や売店職員等など、取り残された人は6~70人ほどあったろうか、
お客様も20名ぐらいいたようだった。

 宇奈月から救援?列車が来ることになり、
結局、1時間半ほど駅構内などで待機していて、宇奈月から上がってきた救援列車で帰ってきました。

 こういうアクシデント発生の時って人間性が露わになることがありますね。
アクシデントを楽しむような人もいれば、ぶつぶつ愚痴を言ったり、腹を立てたりする人がいたり、
何事もないかのように自分のできることを黙ってしていたり。

この人ってこういう人だったのかと思わね面が垣間見えたり

・・・・・・・・

と、最後はなんだかわけのわからないつぶやきになった欅平報告でした。

スノーブリッジ崩落

2015-08-23 20:20:47 | 黒部峡谷

 ここ1か月ほど話題になっていた「祖母谷川のスノーブリッジ」が崩落しました。

そこで急遽現場に向かい現認してきました。その画像がこれです。




普段はこんな流れの近くまで行くこともないし、道らしい道もないところ。

今日は、めったにない状況なので、大接近してみました。

これは左岸に残る雪の山です。高さは4~5mあったかな




おまけとして鐘釣の万年雪と

熊だな(熊さんが食事をした痕)の画像を・・・・・・・・



スノーブリッジ

2015-08-11 09:34:27 | 黒部峡谷

 8月2日に「君は祖母谷のスノーブリッジを見たか」という書き込みを
Facebookに投稿した。
 これは黒部・宇奈月観光局が、今年の大雪を逆手にとって企画した
名剣スノーブリッジ崩落日予想チャレンジ
に因んだ書き込みでした。






 その後猛暑が続いて、9日に欅平へ行ったときにはこんな状態でした。




 自分は23日から29日の週ぐらいかなと最初は予想していたのだが
ちょっと悩ましい状況だ。

 ちなみにこの雪が全部溶けると、こんな風景になります。



川にある構造物は砂防堰堤です。中央部分に隙間が空いていてスリット式というそうです。

猛暑続きで、崩落予想がちょっと悩ましい状況になっているのだが
それより悩ましいのは
この企画の回答方法が、何月の第何週という答え方をするのだけど
8月1日って8月の第1週になるのかな?それとも7月の第5週になるのかな?
同じように8月の30日から9月5日までは何月の第何週になるのかな?

それの解決が最大の悩みどころなのかも(苦笑)

画像のサイズがまちまちなのも悩ましかったですね すみません


欅平の花

2015-06-15 23:29:08 | 黒部峡谷

今年3回目の欅平。
遊歩道は、まだ整備の済んでいない箇所もありますが
あふれる緑に包まれます。

ヨウラクツツジ属のたぶんウラジロヨウラクだと思います


バイカウツギ


ウラジロヨウラク

ウラジロヨウラク


コミネカエデ


ヒメウツギ

ヒメウツギ


タニウツギ


ウリハダカエデの果条(結実して間もない若果)


ウリハダカエデの雌花


サワフタギ


クルマバムグラかな

前の投稿で紹介した落石
今日は

こんな風に移動してありました。



トロッコ全線開通直前

2015-05-26 22:55:36 | 黒部峡谷

 奥山の雪の多さと雪害により、再開が遅れていた黒部峡谷のトロッコ電車。
いよいよ28日から全線再開です。
ということで、その準備に駆り出されて?行ってきました。今年初めての欅平。





 いつもより一時間以上早い電車で到着して、早々に作業の目星をつけて
遊歩道の視察(???)に行ってきました。




水量は、雪解け水を集めて結構多めで、新緑が鮮やかな緑で・・・・・・




 整備前の遊歩道を歩いたことは、今までほとんどなくて、今回 貴重な状況を見ることができた。





河原へ降りる道にはまだまだ、こんな状態で雪が残っている。
しかも雪というより、カチンカチンの氷状態。

遊歩道は




こんなだったり



こんなだったりで

改めて、黒部の谷の恐さを見せつけられた気がしました。

それでも



こんなイワカガミや





アサギマダラのつがいに出会えたり、天候にも恵まれ結構な一日でした。





 帰りは、5時過ぎまで電車は、手前の小屋平駅までしか来ないので、30分ほど歩きでした。
おかげで普段はゆっくり眺められない景色が堪能で来て・・・・・・・









小黒部駅から望める坊主山。↑







小屋平ダム↑










黒部峡谷 温泉めぐり(黒薙編)

2014-06-15 18:49:45 | 黒部峡谷

温泉めぐり第一弾、鐘釣・黒薙編の黒薙版です。
(ちなみに第二弾は祖母谷温泉が予定されています)

鐘釣を出る頃に雨模様になり、川霧の峡谷を眺めながら黒薙へ。


後曳橋(あとびきばし)の上流にある水路橋。
これは猫又から柳河原発電所への水路です。(なんと大正末期に作られて今も現役)


これは平成になって作られた水路管(音沢発電所行です)

駅についてから温泉までは約20分ほどの歩きです。



こんなところや

こんなところを歩いて


到着!
あっ、温泉宿の画像撮り忘れた!
過去の記事にあると思いますので、見たい方は探してください(苦笑)




この日の、ここでのメインイベントは


源泉の噴泉。 間欠泉のように吹き上げます。
ただこの様子はいつでも見られるわけではありません。

定期的に行われる取水管の掃除(湯の花を取り除く作業)の時に見られるかも
この日は事前にお願いして、噴泉を見せてもらいました。


ここでも専属モデル(ではありません)登場。

内湯もあり急ぎ入浴を済ませた人があったようです。

ふたたび緑したたる景色を眺めながら来た道を戻り


帰途につきました。



黒部峡谷 温泉めぐり(鐘釣編)

2014-06-14 21:45:58 | 黒部峡谷

先日(11日)宇奈月温泉にかかわる人たちが企画して実行している、「うなづきガイド育成講座」に
参加して鐘釣温泉と黒薙温泉に行ってきた。
宇奈月駅を10時過ぎに出発して一路鐘釣へ。




団体ツアーのみなさんはほとんど鐘釣駅まで来て帰っていくのだが
鐘釣駅周辺では、正直それほど見るところがない。  
とはいっても見る人の感性により一概に言えないのかもしれない。




これは、鐘釣にある「鐘釣三尊像」暴れ川として有名な黒部川の安全祈願として祀られている。
といえばそうだが、これにまつわる由来にはもっといろいろな話があるのだが・・・・・・

鐘釣は河原に湧き出る温泉の露天風呂が最大の売り。
ということで141段の階段を降りて河原に行く。



何を見ているのかというと

この岩風呂に入っている勇者w  この人も一緒に行った人です。






しばらく河原で足湯をしたり、峡谷の大自然を体感したりしながら昼食。



お~い。そろそろ出発だぞ~ということで


河原からまた階段を昇って


ホームに戻り次の目的地黒薙に向かいました。

あっ、万年雪の画像を撮り忘れた (^^ゞ



新緑の黒部峡谷(その2)

2014-05-09 10:05:40 | 黒部峡谷


 5日に続いて、昨日(8日)再びトロッコ電車で欅平行き。

 青空が広がり、雨の心配は皆無で気分は浮き浮き。

ダシ平ダムを過ぎ
5日はガスに隠れてよく見えなかったサンナビキ山も今日はくっきり見えてます。

欅平からはこんなふうに↓見えているのがサンナビキ山(1949m)


気分は浮き浮きで来たけど、先日と違って観光客の姿が少なくてちょっと消沈。
それでも10時から10名近くのお客様を奥鐘橋から名剣橋までと
河原展望台まで案内してきた。

午後からは目についた花の写真記録に行ってきた。



花というにはちょっと地味だけどサワグルミの花序とクロモジの花。


イワウチワはそろそろ終わりで


イワカガミはその後の楽しみかな。


注意してみると、イワナシの花も見つけられます。

里の方ではすでに盛りが終わった

カタクリ

ショウジョバカマ

キクザキイチゲも咲いていました。

年配のご夫婦家族づれや、台湾からの団体ツアーが
来訪者のメインだったという印象が残った一日だった。


新緑の黒部峡谷

2014-05-07 17:54:42 | 黒部峡谷

 5月5日、今年初めての欅平行き。

8時37分の工事用列車で出発。
ゴールデンウィーク真っ只中で、一般観光客の方も他の車両にて同行。

宇奈月ダムもいい色をしています。小雨模様が気がかり。

森石を過ぎどんどん奥へと進みます。

ダシ平ダム湖は満々と水を湛えています。



ダシ六峯(ロッポウ)は ガスがかかって幻想的。

去年まで工事をしていた、黒二発電所の排水口が稼働していました。
それで水位も回復していたのかと納得。

猫又を過ぎ東鐘釣山。


秋には黒部の五段染めを見せてくれるサンナビキ山はガスの中からちょこっとだけ
残雪の山肌を見せていました。




鐘釣駅対岸の万年雪。

一番長いトンネルの手前にみえる、黒部川の眺め。


欅平駅到着。駅前広場は雨にもかかわらず散策する人が行き交っていました。

人喰い岩と祖母谷川の眺め。



人喰い岩ズーム。名前ほどインパクトが大きくないのか、時々ここを過ぎた先で
「人喰い岩まではまだ大分ありますか?」と聞かれます(汗)
奥鐘橋の上から

黒部川上流。左岸にある建物は手前が黒部川第三発電所。奥に見えるのが
新黒部川第三発電所です。


下流の眺めはこんな感じで

このアングルにすると峡谷の深さが感じ取れるでしょうか?


ミズナラの若葉も雨に濡れて

ミツバツツジは開花までもう少しかな。
画像はありませんがカタクリ、ショウジョバカマ、イワウチワ、シャクナゲ、オオカメノキ
などの花が咲いていました。
イワカガミのつぼみも見かけたなぁ。

えーっと。欅平周辺の遊歩道は落石対策や手すり敷設の作業が終わっていませんので
安全のために、5日現在河原展望台までと名剣方面の途中までに制限中でした。







来客澤山

2013-08-11 20:35:50 | 黒部峡谷

 昨日は、当番で欅平へ。
今日は別件で鐘釣まで行って来た。


散策道沿いにはハギの花(多分マルバハギ)も咲き始めている。

夏真っ盛りで、夏休みということもあり
たくさんの方がトロッコの旅においでだ。

黒部=山奥=涼しい という図式で涼を求めて来られるのだろうが、
標高600mの欅平は平地とほとんど変わらないので、
そのつもりでお願いしたいものです。
 涼しいのはトンネルの中と川の中ぐらいで・・・・・・・
まあ時折吹く風が暑さと疲れと心を癒してはくれますが・・・・・・・



クサボタン。開花まではもうしばらくのようです。




(続)ちょっとだけ水平歩道

2013-08-09 19:26:16 | 黒部峡谷


手前のピークは旭岳でその右側のピークが白馬岳です。


おっかなそうに歩いていただきましたw

ユキザサの実。これから赤くなるはずです。



ツリガネニンジンだと思っていたけど、ソバナかもしれません。

ホツツジです。ミヤマホツツジではなさそうです。

ちょっとズームアップ。

アカモノ。見た目そのまんまのネーミングですね。

ウワミズザクラ

これはオオカメノキ(ムシカリ)だと思うけどガマズミかもしれません。

一株だけ見つけたツルリンドウ

奥鐘山の西壁の向こうに、後立山連峰の盟主鹿島槍ヶ岳(2889m)の双耳峰も見えました。