雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

今年の雪は・・・・・・

2014-03-21 16:21:00 | ニュースから

 春彼岸だというのに、ほとんど雪の溶けていた田畑を再び真っ白にする雪が降った。
北の方では猛吹雪だというニュースも聞こえてくる。

 今年の雪は、当地ではそれほど多くはなかったけれど、関東地方をはじめとして
通常はそれほど降らない地域に、何度かかなりの量の雪が降ったようだ。
雪害の情報も頻繁に入ってきた。

そして 先日ネット上で胸を突かれ考えさせられる書き込みを目にした。
雪の被害を受けられた農業経営者の書き込みだ。
転載してもいいものかどうか、判断しかねていたが転載させてもらうことにします。
不都合がありましたら削除しますので・・・・・・・

以下、長文ですが、その記事です。


数日前まで、「自然の前では無力だなぁ」
「農業はやっぱり自然リスクと隣り合わせだなぁ」なんて考えていました。
しかし、時間が経ち、落ち着いて振り返ることができる今、
今回のサラダボウルのハウスの倒壊は決して自然災害などではなく、
未熟な経営者が招いた人災だったという結論に至っています。
(あくまでサラダボウルのことであり、決して他の農家のことを含めている訳ではありませんので…)

確かに地域のハウスは半分以上が倒壊しました。果樹産地では80%以上倒壊しました。
山梨県全域で174ha以上のハウスが倒壊したとも言われており、今後もその数は増えていくでしょう。
信じられないほどの数字です。

そのような状況の中、「今回の雪では仕方ないよね」「みんなダメだったんだから避けようがなかったんだよ」という周囲の認識に私自身も同調していました。

しかし、同じスペックのハウスを倒壊させずに守り抜いた生産者がいました。私たちよりも、はるかにスペックの劣る弱いハウスを守り抜いた篤農家がいました。周りのほぼすべてのハウスが倒壊する中、ただ一社だけハウスを守り抜いた果樹生産法人がありました。その事実を前に、経営者としての未熟さに気づくかされたのです。

一番目の生産者は、私の兄です。一晩中、家に帰ることなく懸命に対策を講じ、
誰もやらない様なでき得るすべての手段をやり切り、ひとりでハウスを守り抜き、家族を守りました。
二番目は隣の70歳近い篤農家です。真っ先に潰れてしまうような弱いパイプハウスを見事に守り抜きました。
氏いわく、「みんな、この雪じゃあどうにもならんちゅうけんど、これを見てみろし。ちゃんと建ってるらに。俺りゃぁ、一睡もしちゃあいんよ。夜中じゅう、何回も何回も雪をかいてまわったぞ。ほうすりゃぁ、ハウスなんか簡単につぶれんだぞぉ」と。

自分自身が恥ずかしくなりました。

自然災害によって被害を受けていた訳ではなかったんです。
経営者としての至らなさが招いた人災だったんです。十分な備えやもっと早い危険察知、
いざ起こった時のリスク管理ができていれば、もっともっと被害を減らせたはずです。
前週の雪をもっと適切に処置していれば・・・。
今回は前回の半分くらいだという報道に気が緩んでいなければ・・・。
「潰れても仕方ないハウスだし」なんていう心に逃げがなければ・・・。
今回もなんとかなるよ。きっと大丈夫だ。なんて謙虚さにかけていなければ・・・。
もっと最悪の事態を想定していたならば・・・。
もっと早くから温度を上げるように指示していれば・・・。
もっと早くから雪かきをし、さらにその後の事態に備えるように指示できていれば・・・。
もっと具体的な行動マニュアルを作成できていれば・・・。
降雪時の役割分担表を作成していれば・・・。
降雪時の優先順位(緊急度、重要度)指標を作っていれば・・・。

できることは、いくらでもありました。それすることができない経営者がいただけでした。

「決して社員に危険を顧みず必死でハウスを守り抜け!」と言うことではなく、
会社が、経営者が、もっときちんと備え、対処できていたならば・・・。
「今回の被害は農業だから仕方ない」で片づけてはいけないと感じています。
農業特有の事象ではあるでしょうが、どの産業にも同様に特有のリスクはあり、
それに向かいあい、解決しています。
「農業だから、しかたない」と逃げていた自分自身に対し、とても残念です。
そして、「もし、今回の大雪においてもハウスを守り抜くことができていたならば、
社員たちは将来に向けて、どれほどの勇気と自信を得ることができただろうか」なんてことも考えます。
会社や経営者の未熟さによって、彼らの成長機会を奪ってしまい、申し訳ない思いです。

しかし、反対に農業のさらなる可能性も感じています。
今回の経験を通じ、これほどの自然条件においても、農業がまだまだできることがあることも改めて確認できました。
ハウスが倒壊した当初は、「設備投資が掛かっても、もっと頑丈な設計にしなければいけなかった」と思いましたが、
まだまだ解決する手段があったのです。

もう一度農業の常識を疑い、イノベーションが起こせるように本気で取り組んでいこうと思います。
「農業の新しいカタチ」を一段深く探り、農業の可能性を考え直してみたいと思います。
これを機会に、今まで整理できなかったことを整理したいと思います。
「やるべきこと」と「やってはいけないこと」の決断をしたいと思います。
こんな時だからこそ、50年後、100年後のサラダボウルとこの地域のあり方を想いながら、
ドラスティックに変化したいと思います。
そして、改めて、もっともっと上のステージにチャレンジしていきたいと思います。

(中 略)

サラダボウル 田中

瓦礫処理

2013-03-14 09:29:52 | ニュースから

がれき処理「検討」だけで復興予算約86億円
やっぱり出てきましたね。

 昨年の四月、このブログで「瓦礫の広域処理」に関して書きましたが
http://blog.goo.ne.jp/kawaranokoisi/e/61cc95976a6adbfc877ec083bc09b6bc

被災地復興という仮面をかぶって
被災地復興特需に手薬煉を引いている様々な業者が跋扈しているのだとすれば
多額の税金が見当違いの所に浪費されることになる。

という推測が思わぬ外れ方をして、業者だけでなく自治体までも
一枚かんでいたかという驚くべき事実。

堺市の件が大きく話題になっていますが
他の自治体でもいくつもあるみたいですね。

検討で終わったところでこうなんだから、実際に、広域処理を実施した所はどうだったのか?
適正な費用が交付されたのか、明らかにされていません。

復興という目的以外の思惑で、行動している輩が多すぎ(涙)

そもそも、入れ知恵をしたのが交付する側の官僚であったとかなかったとか・・・・・・
やっぱりこの国は、滅びのへ道をたどっているのかなぁ???


3大学、新設申請不認可

2012-11-06 22:30:54 | ニュースから

 田中真紀子文部科学相が、大学設置・学校法人審議会の答申を覆し、
不認可としたことが物議を醸している。

 不認可となった3大学の関係者や、
受験予定者などからのブーイングが大きいけど、

世情に疎い人間として、私が疑問に思うのは
・認可もされていないのに、なんで学生を募集できるの?
・そもそも認可されるかどうかわからないのに校舎を作るか?
・自分たちの先走った行動を、おかしいと思わない頭で、学校運営大丈夫?

 まあ、田中真紀子って目立ちたがりや的なところがあって、
ときには、「そりゃあ、やりすぎやろう」ってこともあるけど
慣例とかにどっぷりつかった思考パターンに、鉄槌を加える、
みたいなところには好感を感じている。

 しかし今回の一件、さっそく主張がゆらいできて
救済案みたいなのを出して、弱気な会見になっているのは、
ちゃんとした見解もなくやってしまっちゃった、ちゃぶ台返し
反響の大きさにビビリはじめたんだろうか?



 田中真紀子文部科学相は2日、大学の設置認可制度を抜本的に見直す考えを表明し、平成25年度に大学の新設を予定していた秋田公立美術大(秋田市)、札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)の申請を不認可とした。大学設置・学校法人審議会は「新設を認める」と答申していたが、田中文科相が政策的判断として覆した。答申通りに認可されないのは過去30年間で初めてといい、極めて異例。

 3大学はいずれも短大や専門学校からの改組で、申請に不備はなかったが、来春の開校は不可能となる。

 田中文科相は閣議後の記者会見で「大学が全国で約800校ある中、大学教育の質がかなり低下しており、就職ができないことにもつながる」と述べた。

 同省によると、同審議会の委員は、計29人中22人が学長や教授ら大学関係者で構成されている。田中文科相は「大半の委員が大学(関係者)で、大学同士がお互いに検討している」と述べ、委員の構成に問題があるとの認識を示した。

 今後、文科省では外部の有識者らによる検討会をつくり、委員の選任方法を含めた認可のシステムの見直しを図る。




遠隔操作ウイルス

2012-10-17 15:20:00 | ニュースから
多発している殺人事件や
嘘ips細胞デマ教授の報道で、影が薄くなつた感じの
脅迫メール事件なりすまし遠隔操作ウイルス。 

嫌だよなぁ。
 
 だけど、今回の事件?で思ったのは、
遠隔操作よりも「強制そうさ」の問題。
強制捜査というより強圧的な取り調べというのが正解か。

 先日釈放された二人が、やってもいない事件の犯行を
認め(自白せ)ざるを得ないことになったのは、取り調べ方法に
問題があったからだろうし、 過去の幾多の冤罪も多くは
そのような捜査取り調べによって………

 その歯止めとなるべき、弁護士も裁判官も
当てにはならないということか(x_x)

 遠隔操作ウイルス関連の報道でも、脅迫メール事件
捜査の瑕疵についての疑問に言及する物は一つもない。
まあマスコミに期待するのは愚の骨頂か。

肝心の時にも、神様だって何もしてくれないのだから( ̄0 ̄)


続 黒部峡谷

2012-04-20 22:17:50 | ニュースから

先日、トロッコ電車の部分開通について書きましたが
今日聞いた話では、終点欅平までの開通は
6月1日ぐらいになる見通しとのこと。

今年の冬は、雪が多かったここと、
春先になっても寒い日が多かったために、
雪解けがかなり遅れているものと思われます。

それでも、途中までは運行されますから、
峡谷の新緑を、少しではありますが楽しめるということで
まあ良しとしておきますか。


黒部峡谷

2012-04-18 11:43:27 | ニュースから

立山のアルペンルートも開通して、

北アルプスにもようやく春は訪れ。


黒部峡谷を走るトロッコ電車も、

今日18日から部分運行が開始された。


 黒部峡谷を世界遺産に登録しようという運動が

地元を中心に展開されているのだが、

そのことに関しての反対意見の書き込みは 今日はやめておくことにする。




被災地瓦礫処理受け入れへ

2012-04-15 12:14:41 | ニュースから

4月10日の報道によれば

富山県の石井知事は9日、岩手県庁で達増(たっそ)拓也知事と会談し、
東日本大震災で発生した同県のがれきを富山県内で処理するための条件をまとめた覚書を交わした。

とのこと、
つまり被災地の瓦礫の広域処理に加担しようということらしい。
瓦礫受け入れについて各地で侃々諤々の議論がされているが・・・・・・・

放射能絡みの反対意見が多いように見受ける。
私は放射能に対してはそれほど懸念は抱いていない。
国民の最たる不安課題にはそれなりの対策が立てられるだろうと
一応行政を信頼しているからだ。

しかし、広域処理という非効率で不経済な方法が理解できない。

環境省は、テレビや、新聞、ネットで大々的に、この広域処理についての広報キャンペーンを
展開しているそうで、処理が進まないのは他府県の協力がないからだ、みたいな
責任転嫁が展開されせ、広域処理に反対する者は人みたいなことになるのかも知れない。

何しろ、広域処理についての広報業務に15億円の予算をみているそうな。
処理業務じゃなく広報業務にだよ。
まずはマスコミ関係を黙らせようという役人の作戦かもしれない。

広域処理を進める背景には、産業廃棄物処理業者との癒着や利権があるからだ、
しかもその業者の多くが○暴の関係会社だという話を聞いたことがある。

被災地復興という仮面をかぶって
被災地復興特需に手薬煉を引いている様々な業者が跋扈しているのだとすれば
多額の税金が見当違いの所に浪費されることになる。





2011年予算案

2010-12-25 00:24:47 | ニュースから
国債発行額が税収上回るのは尋常でない=海江田経済財政相

海江田万里経済財政担当相は24日閣議後の記者会見で、同日夕刻に閣議決定される見通しの2011年度予算案について、「国債発行額が税収上回るのは尋常な姿でなく一日も早く改めないといけないと思っている」と指摘。一方、「リーマンショック以来立ち直りを見せつつある景気が足踏み状態経済のなかで、少しでも景気よくなるように脂汗を流して作った予算と理解いただきたい」と述べた。[東京 24日 ロイター]

見出しだけを読んで、「国債発行額が税収以内に収まっていればいいのか」と激昂しそうになった。本文を読んで少し収まったが、少しだけだ。
「あの人たち」の多くはそう考えているのだと思う。
でなければこんなに赤字国債が積み上がるはずが無い。
借金だらけの財政状態を知っているはずなのに、数千万円の歳費やその他諸々のお手当てを臆面も無く手にする輩ばかりだから・・・・・・・

本当に借金を清算する気があるなら、
追加の借金が返済額を超えたら駄目やろう。





エコってやっぱり

2010-10-04 08:24:27 | ニュースから

エコロジーのエコではなく
エコノミーのエコだったんだ。

NASAが
地球温暖化は 太陽の異常活動が原因だ
という発表をしたそうな。

IPCCなどに
CO2削減 CO2削減と盛んに煽られていた根拠は何処からどのようにして出されたのか?

CO2が原因だといきまいていた自称科学者 出て来いや
その尻馬に乗って数千億円という税金を浪費した政治家
出て来いや~~
それなりの経済効果があったからいいんじゃないの
などと釈明するなよ。
エコロジーエコロジーとマスコミもかなり片棒をかついでいたっけ
天下のNHK様も・・・・・・・  

 あの方は法律を身勝手に解釈する方だから止むを得ないか


きょうのきょうくん
科学者という肩書きにだまされるな
専門家=アホと心得よ
政治家=今まで通りの認識でいいw
マスコミは真実ではなく会社の方針に沿ったものを報道するのである
NASAの発表も裏があり眉唾かもw







37億5千万

2010-09-03 11:27:33 | ニュースから
「37億5千万」の単位は
ではなくです。

何でも家から数キロメートルと離れていないところで

37億5千万年前の砂粒が発見されたそうな。


記事には○○地区周辺としか明かされていなくて、
明確な場所は定かではなかった。が、

「多分あのあたりかな」と見当をつけて出かけた。

崩落場所は完全に修復されていた。
それもそのはず

採取されたのは平成18年の9月のことだとしっかり書いてあった
4年前に発見され、その後いろいろ分析がされて
今回の発表になったということなんだろう。

この近辺には以前から
柘榴石とか十字石とか珍しい鉱物が採れていた。
国会議事堂で使われている大理石(オニックスマーブル)もそのひとつ。
  (どちらも今は採取が制限されていますので・・・・

     

やっぱりか

2010-08-17 08:24:34 | ニュースから
歳費自主返納:対象の参院議員59人全員が申し出たそうだが、
それくらいのことで胸を張られても承服できないんだけど・・・・・・・ 
返したのは歳費だけで文書通信交通費などの手当て100万円あまりや公設秘書の給与は
日割りになっていない(返納されていない)そうじゃない!!
    
     俺の血は狂ってきたらしい
     でも本当のことは曲げられやしねえ
     議員はいつもゴマカシばかり
     法律で真理は隠せやしねえ
         ♪明日なき世界♪より

7月29日の記事でもうネットから消えているかもしれないが
歳費日割り法案民自やる気うわべだけ

今までも、そんな風に前向きの姿勢(虚勢)とか屁理屈でごまかしていろんな「ざる法」が作られてきたよなぁ

 結局、国民がなめられているということか

あなたがたくずの集団にこの花と詩を送ります



じじぃとばばぁが
黙ってぬるま湯につかっている
永田町のくずの花
永田町のくずの花
           田中冬二様ごめんなさい


一周年

2010-05-20 14:12:03 | ニュースから

黒部市に朱鷺が住み着いてから昨日でちょうど一年になるとのこと。

トキが放鳥された新潟県佐渡市から市長さんを招いて
「トキが結ぶ~友好の証」を取り交わしたそうな。

それはそれどぃいんだけど、記念植樹をしたあと
トキがねぐらにしているところを見学に行ったと聞いてがっかりした。

トキを観察するマナーを呼びかけている市が
(何人ほど行ったのかわからないが)
(たぶん) ぞろぞろと?
行くか


ニッポニアニッポン

2009-05-23 08:22:54 | ニュースから
数日前から、黒部市に朱鷺(トキ)が飛来しているとニュースになっていた。
新聞の記事には、野次馬が殺到することを警戒してか、場所は明記してなかった。

偶然、飛来地を通りかかり実物を目撃できました。

車に積んであるカメラで、最接近したところを
目いっぱいズームをかけてここまで撮れました。

トキ色はこの状態ではあまりきれいに見えないが
羽根を広げた時はその鮮やかな色が見られるそうである。
(新聞報道の画像は結構奇麗だった)


高速道路1000円

2009-03-19 23:24:45 | ニュースから
高速道路の通行料が1000円で乗り放題になるという。
ETCの機材を取り付けるのに行列ができ、
実施開始を心待ちにしている人が多いようだが・・・・・・

バーゲンセールで必要としないものを無駄に買い込むようなもので
さほどの目的もないのに「乗り放題1000円」という怪しげなエサに釣られて
高速道路を使うことが本当に景気の活性化につながるのだろうか?
そもそもこんどの割引企画には5000億円の税金が補填投入されるのだし、
CO2削減推進のプロジェクトと完全にバッティングしてはいないか?
また、道路公団は民営化されたはずなのに、
なんで政府が料金を設定できるのかも理解に苦しむ。

他にもいろいろ疑問・問題が取りざたされている。
結局こんどの「高速道路の有効活用・機能強化に関する計画」は
天下りの関連財団だけがうはうはで
よくわからないまま大喜びしている私たち国民は、
後で回ってくる大きなつけから目をそらされているんじゃないだろうか
と、天邪鬼なσ(^_^は相変わらずへそ曲がりなマイナス思考をする
今日この頃です。