雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

栂池高原(後編)

2014-07-01 20:58:50 | おでかけ(県外)
連山の峰々はガスの中に見え隠れ。
「隠れ」のほうが多いけど。

入り口から一望の水芭蕉。
早咲き遅咲きがあるのか地質の関係か、疎ら感は否めないが
時期が良ければ一面の水芭蕉となるのかな?

左右に水芭蕉をはじめとする花々を見ながら
木道に沿って湿原を進みます。

先へ行くこと、歩くことに意識が行ってると、
折角咲いている花を見落とすことになります。

いくらなんでも、こんな花や↑
こんな花たち↓は見落とさないだろうケド



こんな、花じゃないような地味な花もあったりします。

タケシマラン(オオバタケシマラン)ってパンフレットにも載っている。



水芭蕉湿原からワタスゲ湿原というエリアへ変わるあたりに
見事な桜が花盛りでした。タカネザクラだと思います。

ここの人気上位のシラネアオイも、開花2~3日前状態で・・・・・・

イワカガミはこういう↓蕾のも、きれいに咲いているのもありました。

これも人気上位の、たぶんハクサンコザクラ。(オオサクラソウと区別できない

さっき「注意しないと見逃すよ」といってたタケシマランが
ここではうじゃうじゃに生えていました

花はまだ早かったみたいだけど、マイヅルソウとかユキザサも・・・・・・

ヒメイチゲさんとは初めての対面。

これってミツバオウレンかな? この方も初対面だと思う。

チングルマ。すみません上から目線で・・・・・・

頭を低くすると、こんな風に見えます。

これはコヨウラクツツジかサラサドウダンツツジか。

よく見るとかわいい花をつけて頑張っている。

ぐるーっと湿原の半分ほど回って、ビジターセンターのところまで帰ってきました。
最後まで朝のスタートの遅れが尾をひき、全エリア制覇とは行きませんでした。
それでもかなりの種類の花たちに出会うことができました。



白馬三山の頂きはみせていただけそうになく、雲行きがちょっと不気味
に見えたので、残りのエリアは次の機会にということにして、ロープウェイ乗り場へ

下り乗り場前に花壇らしきものがあり、いくつかな花が植えてあった。

カラマツソウ

ハクサンチドリ

テングクワガタ(オオイヌノフグリに似てますね)

そして、最初の目的だったニッコウキスゲ。
湿原では蕾は見ることができたが・・・・・・・。
さすがに少し早かったようだ。

「色んな花があるから、しばらくしてくるとまた違った花が見られるよね」
確かにそうだけど、・・・・・・・・
今度はいつ来られるかな?

栂池高原

2014-07-01 14:21:17 | おでかけ(県外)
前日の土砂降りが上がってくれて、まずまずのお出かけ日和。
予定通り白馬山麓、栂池行ってきました。

隣町の姉夫婦と姪を誘って出発。
現地合流予定の次兄に、「8時半」と言ったら、「8時半に栂池じゃないのか?」と・・・・・・・

そんなのんびりスタートながら10時半に到着。

さっそくゴンドラリフトで上を目指します。

去年の秋、紅葉をを求めて来たときは時間がなくて、自然園はほんの入り口だけだった。
と、ゴンドラに揺られながら思い出している視線に
大変な情景が飛び込んできた。





ナラの木やホウの木などなど、眼下の樹木が丸裸状態!!
昨年大発生した「マイマイガ」の幼虫による食害らしい。
「こりゃあ今年の紅葉はだめだな」などと話しているうちに
栂の森駅(ゴンドラリフト上部駅)到着。

ここからロープウェイ駅まで200mほどの歩き。

さすがにここまで登ると、季節はだいぶ逆戻りするようで
カエデの花がこれからという状況。

ロープウェイは20分間隔の運行とのこと。
平日というのに、70人乗りの籠?は結構な乗車率。
紅葉だけでなく春の花を求めてくる人が多いことを知った。



ここまで上がると先ほどの「マイマイガ」被害は見当たらなかった。
これから広がってくるのか、下の方だけで止まるのか・・・・・・・


5分ほどで終点(自然園駅)到着。
ここから湿原入口まで約400mほどの登り坂。といっても歩いて10分足らず。

緑の色が違う。まだまだ新緑の色だ。



同じロープウェイで降りた人たちはどんどん先へ行くけど
道端の花なんかに目もくれず先を急いでいく感じだ。
イワカガミのひと群れが、この先の自然園の花を予感させてわくわく!!

ビジターセンターを通っていよいよ自然園・湿原へ




(後編へつづく)