あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

春だから映画のいろいろ

2018-04-15 10:29:37 | Weblog


闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1323,24,2526,27



1)ジョージ・ロイ・ヒル監督の「スローターハウス5」をみて

カート・ヴォネガット原作の小説をジョージ・ロイ・ヒルが映画化した。
ドレスデン爆撃に立ち会った兵士の戦争譚を時間軸を超越して自在に描くが原作映画ともさしたる感銘はない。
グレン・グールドのゴールドベルク変奏曲を劇伴に使う必然性もない。


2)ジョン・スタージェス監督の「鷲は舞いおりた」をみて

ジャック・ヒギンスの原作を才人ジョン・スタージェスが演出した1976年の英国映画です。
欧州戦線で敗色濃厚となったナチスドイツが乾坤一擲英国首相チャーチルを誘拐しようというのだが、ほんとにこんな作戦があったんかいな。
でも主役のマイケル・ケインとドナルド・サザーランドの人物像が魅力的に浮かび上がってくるのはスタージェスの手柄だろう。


3)マイケル・カーチス監督の「ロビンフッドの冒険」

1938年製作のアメリカ映画ずら。
獅子王リチャードに忠実な元貴族ロビンフッドをエロール・フリン、恋人役をオリヴィア・デ・ハヴィランドが演じる。
難しい話よりも、これはこの2人の人気者の恋物語を鑑賞する映画であろう。
なんと東京生まれのハヴィランドは、2018年現在の今日も御歳101歳で健在なのである!


4)ラオール・ウオルシュ監督の「壮烈第七騎兵隊」をみて

エロール・フリン、オリヴィア・デ・ハヴィランドの美男美女コンビによる1941年製作の一大冒険活劇物なりい。
才人ラオール・ウォルシュのメガフォンが、主人公カスターが→南北戦争の紆余曲折を経て将軍となり→第七騎兵隊を率いて→先住民たちに殲滅されるまでの、波乱万丈の生涯をダイナミックに演出して=飽かせまへんて。

      今日よりは鎌倉十二所町内会第4組の組長のわれ 蝶人


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