はじめに
前回は、史学が「古事記は創作」としているのに、言語学者が「古事記は創作では無い」と、説明している動画を紹介した。史学のように、宣長を継承して無い分、公正なのだろう。
しかし、高天原を天上にしているから、史学の影響が無いわけではない。史学の解釈をそのまま向け入れたために、言語学者として謎の高天原を解くまでは至らなかった。
もう少し、突っ込んで、古事記冒頭の「高天原・天之御中主神・宇摩志阿斯可備比古遅」などに、言語学的に取り組んで居れば、宇摩説に成っただろう。
宇摩説は「何故、ウマシアシカビヒコヂと宇摩が付くのか」と「神の名には地名も使われる」との疑問から始まった。しかし、何処を探しても、宇摩の事、宇摩志(略)の神の答えは無かった。
全て、宣長の説明が繰り返されているだけだ。そこで、私は言語学的に、個々に検討をした。はじめは、「ウマシアシカビヒコヂの神」の検討からだった。
著書1の最初に載っている解明である。そして、宇摩志神は、「宇摩(に住み)、上手い、美味い、甘い、稲(アシ)を全国の広げて(カビ)、国を固めた神」と解いた。
これを仮説とした時に、様々な学問が解いた古代と、ほとんど整合する事が判った。この答えが大まかに出るまでに、10年余りかかった。
それまで、何処にも、宇摩の解明、解釈が無い暗闇の世界から、光の世界に導いたのは、言語学だった。概要が判った段階では、色々な学問が宇摩説の味方(論拠・証拠)となった。
著書1を平成4年に出して、16年に成る。その後も、様々な分野から、宇摩説が補強され、同時に、これらの謎が解かれ続けている。現在史学が覆る革命の宇摩説である。
宇摩説が生まれたのは、古事記が残す最初の国固めの神、ウマシアシカビヒコヂの解明、つまり、国の最初から始めた事、おかしな摺り込みが無かった事、等が大きな原因だろう。
NHKの古事記<動画2>
2/5<動画のメモ>
大東文化大学教授、工藤隆さん。取捨選択。指導者の方向性。
専修大学教授、西条勉さん。秩序を作る。歴史書で国を束ねる。
壬申の乱以後、律令国家を作る。豪族の歴史を纏める。
<* 神秘的話・創作で纏まるか?>
神話に隠されたメッセージ。「高天原(たかあまのはら・たかまのはら、たかまがはら)」説明が無い。
各地に高天原の伝承地。奈良・御所市、高天(たかま)地区。
熊本県山都町。幣立神社。伝承・高天原。
宮崎県高千穂町。天から天照大神が天降った。遥拝所。
http://www.youtube.com/watch?v=AhrabjMn4is&NR=1
宇摩説の見解
多くの学者のコメントを紹介しながら、時折、挟まれる、古事記の頃の日本は、「まだ、言語の形が固まって無かった」、「国の形が定まって無かった」など、この頃の未開を入れる。
その理由を壬申の乱などにするが、これは、後の戦国時代に日本の起源を置いて語るようのもので、中国に習ったと言う戦後史学に合わせた、空想、又は、こじつけである。
たしかに、日本社会が混乱はしていたが、日本が後進国だったような説明は間違いである。日本は高天原支配の国家として、紀元前から成立し、人々は穏やかな日々を送っていた。
混乱は高天原と朝廷の権力争いであり、これは、朝廷が高天原の分家の一つだから、本家側分家と争ったとは書けないので、様々な形に変えられているのだ。
朝廷の立場から言えば、学者の論も成立とうが、日本の古代からの解明をしないで、「中韓に習った」と云う反日思想に合う時代を、日本国家や言語の始まりのように語っている。
時間が来たので、ここまでにする。
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