はじめに
池上曽根遺跡は、近畿の弥生時代の遺跡として、非常に重要な場所である。
宇摩説では、近畿は「高天原の東の海の道の国であり、四国の卑弥呼が支配した東の国」とする。つまり、太鼓台の四本の柱で伝える東西南北の国の一つである。
なお、言うまでもないが、史学、考古学では、この巨大な環濠集落の池上曽根遺跡を、邪馬台国論争の畿内説の根拠としている。
少し前に、此処に建つ弥生博物館の存亡論議が橋下知事によって提起されたイザ!の記事が有る。この時、下書きしたままだった記事を見直して載せる事にした。
日本唯一の弥生博物館20周年
正念場 橋下知事が廃止案、当面存続決定も
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/416550/
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弥生時代をテーマにした国内唯一の博物館で、来年開館20周年を迎える大阪府立弥生文化博物館(和泉市)が、存続に向けて正念場に立たされている。
橋下徹知事が掲げる行革策の一環として一時は廃止も取りざたされ、府が6月末に策定した財政構造改革プランのたたき台では、今年度中の大幅なコスト改善を突きつけられた。
約2100年前の貴重な遺物を今に伝える同館の行く末はどうなるのか。歴史ファンらの注目が集まっている。
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■研究者の総力を結集
同館は平成3年、国内有数の弥生時代の環濠(かんごう)集落で国史跡の池上曽根遺跡の一角にオープン。2つの常設展示室を有し、近くには発掘で見つかった国内最大級の神殿跡も復元されている。
池上曽根遺跡は、歴史的価値に加え、近畿の考古学研究者たちの力を結集して発掘調査が行われた点でも貴重な事例だった。
発掘が行われたのは高度成長期の昭和44年。国道の縦断ルートに位置し、国はクルマ社会に対応するため整備を急いでいた。
2万平方メートルに及ぶ区域の調査は、担当の府教委の技師だけではとても手が足りず、日本考古学協会などが大学や研究機関に協力を呼びかけ、大規模な調査が実現した。
「当時は出身母体によって派閥のようなものがあったが、そんなことは言ってられなかった。同じ釜の飯を食いながらみんなで発掘に没頭した」。当時天理大学(奈良県)に在籍し、調査に参加した弥生文化博物館の金関恕(ひろし)館長(82)は振り返る。
■子供無料、慢性的な高コスト
調査では竪穴住居跡や鳥をかたどった木製品など、数々の遺物が見つかり、同館では出土品を中心に貴重な品々を収蔵。開館当初は弥生時代を体感できる一大施設として注目を浴びた。
<* 木製鳥は、鳥(情報採り・宇摩説)所在の目印>
入館者数は、開館直後の平成3年度に約8万7千人を記録。しかし、その後じりじりと減り続け、17年度は約3万8千人に落ち込んだ。同館では特別展の開催や絵画展などの集客努力を行い、21年度には約5万人まで持ち直した。
ただ、運営面では慢性的な高コスト体質を抱える。17年度は総経費約1億8千万円に対し、入館料収入は1.8%の330万円。常設展の入館料は一般300円だが、入館者1人あたりのコストは約4700円かかった。21年度の1人あたりのコストは約2100円に改善されたが、総経費は約1億4千万円、入館料収入は510万円だった。
博物館は営利目的の施設ではないため、同館は中学生以下が無料。例年、入館者の半数程度が無料対象となり、入館料収入に頼れないのが実情だ。
■「高度成長期も物語る施設」
府は今回、同館に対し、1人あたりのコストを1500円程度に引き下げるよう要請。達成にほど遠い状況になれば、23年度以降の存続は再び危うくなりかねない状況だ。
府教委文化財保護課は「教育施設とはいえ、効率的運営と利用者増へ努力を続ける」とし、府改革プロジェクトチームの担当者も「コスト減などに努力しているのは事実」と認めるが、コスト改善は待ったなしとなっている。
最近、来館者を対象に行ったアンケート。「キラリと輝く博物館に」「存続を信じています」など、熱いエールが寄せられた。
「池上曽根遺跡は弥生時代だけでなく日本の高度成長期を物語る証言者。博物館はそのシンボル的存在だ」と金関さん。存続へ向け、職員らの努力が続く。
【用語解説】弥生文化博物館の存廃問題
平成20年2月に就任した橋下徹知事が、不採算の大阪府立施設の見直しを打ち出し、同年4月に策定された「財政再建プログラム試案」で、同館の廃止方針がいったん示された。しかし、日本考古学協会が存続を求める決議文を府側に提出するなど反対も根強く、同年6月に「当面の存続」が決まった。
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読んで思う
無料は小学生以下が常識だろう。小中学生を破格の値段にするのは良いが、無料は行き過ぎだと、私は思う。金儲けの必要はないが、収支はしっかりして欲しいものだ。
私には、現在なら、100円程度の負担が適当だろう、と思う。無料にして、閉館したら、馬鹿げている。誰が責任を取るのだろう?そして、困るのは、小中学生である。
日本の宝とも言える、池上曽根遺跡・遺物の存続は、国としても、子育ては親の責任である高校無償化より、ずっと重要な問題である。
木製の鳥(宇摩説と太鼓台)
木製鳥は奈良県でも発掘している。宇摩説では、屋根や柱で高所に採り付けて、高天原との連絡員(鳥)の所在の目印にしたものとする。
銅鏡の家屋文鏡の図案にも、屋根上に鳥が居る。これらが、木製鳥の使用方法を示している。そして、太鼓台の最上部にあるトンボ(飛ぶ)が、鳥の象徴である。
この太鼓台の中田井(獅子)の布団の配色、七段五色三赤の、最上部の赤が天照(卑弥呼)、中間の赤が高天原から指導に訪れた神々、一番下の赤がこの鳥の存在を残している。
卑弥呼の元に居た「千人の婢」の卒業後の姿である。この地に天下った女神の助手として同行し、鈴女(巫女、後、雀にされる)として働いたり、高天原への連絡員にもなった。
考古学では用途が不明なのだが、宇摩説では明確な目的まで判明する。しかも、弥生時代の組織図も太鼓台の配色で判明して、古事記神話と一致する。
三島地区の布団山車(太鼓台)の下三段の配色、黄・緑・赤の配置は、古事記に残らなかった、人々の状況を残すもので、宇摩説の解明の貴重な史料である。
宇摩郡の豊受山と太鼓台
先日(7,14日)、宇摩説の資料として、宇摩郡・豊受山・太鼓台の写真を紹介した。宇摩説が宇摩郡が高天原とする根拠の一部である。
そして、池上曽根遺跡の、曽根は先に紹介した、中田井太鼓台、獅子の大字が中曽根であり、江戸時代は中曾根村であった。無縁とは思えない。
この記事が有るサイトの、7,14日を見れば載っているが、イザ!のURLを紹介する。豊受山と太鼓台の写真である。
http://kabu003himiko.iza.ne.jp/blog/entry/1693832/
概略で言えば、宇摩郡は宇摩志阿斯訶備比古遅(ウマシアシカビヒコヂ)の神に一致、豊受山は伊勢神宮外宮の豊受大神に一致、この地の太鼓台の写真を載せた。
太鼓台の布団の下3段の、黄は植物の変化であり、時を経た人を意味する。つまり、長老が経験と伝承で指揮する社会である。
緑が人々を意味する。下の赤が先に述べた、人々の思いを採り(トリ)上げて、場合によっては高天原に伝えに行く鳥(トリ)の役目もする。
このトリを象徴したのが木製の鳥なのである。高天原は人々の思いを様々な形で取り上げる方法を持っていたその一つである。だから、高天原の支配は「知る。知らす」と言ったのだ。
民主党政治は反日・左翼・在日の妄想が最優先で、反論は許さないと言う、独善・最低の思考をしている。民主党はあらゆる面で日本の政治を破壊しているのだ。
民主党はあらゆる点で、日本に仇為す思想を持つ、日本の仇敵である。
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私のPCに常時不法侵入する者(admin)が居る。この侵入は昼も夜も早朝も24時間体制で行われていて、個人で対応する事は不可能。 つまり、巨大な不法侵入組織を持てる組織・団体の行動だろう。こんな犯罪組織を持てるのは、「創価学会」しかないだろうと私は思う。
この宗教は、暴力、集団(組織)ストーカーなど、池田大作王(自称)のために多くの犯罪を犯している。犯罪者のオゥムの麻原と同じ思考で、日本の王になろうと暗躍している。