いざ!の大証「手振り廃止」を見て、思い出すこと。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/80580/
今から、48年前に、証券会社に就職した私は、先輩に連れられて、大証の場立ちを見に行きました。
大きな楕円の会場があり、各証券会社の電話が並ぶ場外と、場内には場立ちの人々が沢山往来しています。証券会社毎に、数人の人が居て、注文を中央にある丸い囲みの人に伝えに行きます。
この円に居る人が、集まった売り買いの値段が合う物を取引させて、また、場立ちに伝えます。場立ちは、固有の奇声を上げて、自社の場外の電話番に、商いが出来た事を伝えます。
昔は、小僧が使い走りをして、往来したようですが、この時は、互いの奇声で相手の注意を引き、手振りで、銘柄と株数、値段を伝え合っていました。上場会社全てが、動作で伝え合う姿は、奇声と共に、とても、印象的でした
全国から集まった注文が、一つずつ、数人の手を経て、売り注文と買い注文が持ち寄られて、商いが成立していたのです。大変気を使う仕事だったと思います。
その後、機械化されて、瞬時に機械が商いを成立させるようになって来たのですが、次第に機械に押されて、とうとう、廃止になった。なんだか、懐かしい風景が過去の物になる瞬間です。
無くなる前に、書き残して置きたいと思って、昔の風景を書きました。
この後、torisanから、コメントが入りました。下にコピーを入れておきます。
そうでしたか。ニュースの映像でしか見たことはありませんが。
特殊な手振り暗号だったんでしょうね。あらま、過去のものに・・機械に押されて?
野球のキャッチャーのサインももうおしまい?
あ、あんまり野球も知らないんですけど。ほら、河岸のせりとかも?
・・またおしゃべりしちゃいました。
お元気そうで安心しました。おやすみなさーい!
私の応答
いらっしゃ~い。何時も、感謝。
証券の暗号的な伝達は、片手で1~9までを示し、廻して株数を伝えたりしたように記憶しています。1000もある会社を手の動きで伝え合うのは、大変です。ただし伝え方は会社によって異なります。
野球や河岸のセリは、数字だけでよいから、場立ちの手振りは芸術とも居得るものだと思います。
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