ダウとTOPIXで判る市場判断(268)
イザニュースに寄れば、日本の小売業が、北京に進出するそうだ。オリンピックを当て込むらしい。既に沿海部に、6店舗を展開するイオンや、セブン、イレブン、三越、伊勢丹などの計画があるという。
小売業は、工場進出より、技術移転は少ないし、最初の資金が多いが、後は余り持ち出しにならないので、ましではあるが、直ぐに真似をした店舗が出来て、苦労してきた事実を忘れたらしい。
私なら、わざわざ競争の激しい中国ではなく、中東、インド、フィリピンなどの国にするが、中国政府の宣伝に乗る企業が多いのには驚く限りである。ここが反日教育をしている事実も忘れているようだ。
さて、相場だが、後場寄りに米国機関投資家に大口売りが出て、大きく下げて、1時過ぎには、-447円まで下がった。そこからは次第に戻ったが、-295円安で終わった。
安値から、152円ほど戻っているが、三分の一戻しであり、あまり、芳しい戻りとは言え無い。引けより、152円安値を付けたので、目先、明日は戻る可能性があるが、300円以上の戻りが必要で、これは難しいだろう。
米国は新高値であり、日本は暴落だ。円は多少上げているが、昨日のように、1円も上がってはない。一円上げた昨日は、ダウは、139円も上げている。今日は、0.3~0.40、円で、-400円の下げだった。
円は、細かく言えば、十二時過ぎに、昨日の高値から、0,30円ほどの上げで、117円台になって、その後は118円の手前の戻りで3時になった。その後、また、円は一段と上がっている。
ダウ -295.35 円 安 17,371.97
TOPIX -23.78 P 安 1,706.93
ダウは暴落である。TOPIXの中にもダウ銘柄が大きな比重で、含まれるから、連れ安となる。しかも、報道は米国機関投資家の売りだとは伝えないのだ。機関投資とはたまに書くが、後場の暴挙の時は書かない。
そこで、下げた理由探しに、アジア市場の下げなどと言い出す。アジアは日本を見て下げるのであって、逆ではない。米国などが高いし、円もそれほど下がる理由にはならない。
これらのコメントが、如何に、横着した、後出しの報道かが良く判るだろうが、これらを信じて、投資する人々は、哀れと言う以外に無い。
投資は、全て自己責任だ。他人の判断を信じてはならない。自分で再検討をすることが重要なのだ。そして、その判断が当たるかどうかの確認も必要だ。自分で検討する以外に無い。出来れば進歩する。
前場で、TOPIXの方がマシダと書いた。これが後場にも続いている。個人投資家は、下げを拾っているのだろう。この動きは、儲かることが多いが、下げると、大きな損を呼ぶので、余り進められない。
ディトレの人は、大いに動かせるとは思う。中・長期の個人投資家は、見送ることしか出来ない。
4月は、昨年10月の期日になる。この頃の水準は現在に近いから、余り損は出ていないが、売り落ちが多い。売り落ちをしてくれると、融資算が改善して上がりよくなる。
これから、日を経る毎に、安い買いの期日となり、下げよい状況にはなる。しかし、私は、期日を乗り換えるつもりである。企業業績や、来期の予想が出て動く野は、今からである。
サイコロは、ここの所、その日外れるのと逆の動きをしている。昨日はマイナスが外れて、プラスが入り、今日はプラスが外れて、マイナスが入った。おかげで、また、5:7と、平均以下になった。
ついでに、明日も下がると、今日と同じなので、4:8まで下がる。これは目先底の数字だから、ある意味では、明日も下がる方が、すっきりはするのだが、これも、機関投資家次第だから、予測は付かない。
値上がり率では、不動建設、共栄タンカー、丸栄、トナミ運輸、林兼、東洋建設、日立造船などが、低位で上がっている。ほかに、新和海運、佐世保重工、三井造船、ホッカン、洋ゴム、西華産業などがある。
中には、上げ続けているものがあるし、大下げで戻しているのもある。どちらも注目する必要がある。内容検討などで、打診買いを入れるものがあることが多い。
ペンタックスと、HOYAの合併は、まだ、話が付かないらしい。これは、ばくちだから、普通の人は見送り、金余りの他人は、面白半分で、一部の資金で遊ぶなら、面白いだろう。
合併派の社長に造反した経営者だから、現在の行動は、意に反するものだろう。大株主の意向が大きく効いての行動である。この力関係が、どうなるかの判断次第だろう。
これまでに、日本が独立できない理由を書いてきた。明らかに、日本の防衛力不足である。米国から要求されると、何でも、聞かなければならない。それが、大きな負担となって、相場や、経済がまともに無い。
防衛費が安上がりなどと、寝とぼけた記事を見るが、平和ボケ意見であり、経済も、近隣諸国も判らない意見である。軍事的に独立しないと、経済も独立できないのだ。
今日の相場などを思いながら、じっくりと、検討する事が必要だ。
先日米国の財務副長官が、日本に外資導入を求める発言をしていた。この裏も考える必要があろう。
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