株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

宇摩説早判り(概要・基礎)17 言語学3 15へ宇摩説コメント

2008-02-28 00:18:43 | 宇摩説早判り(概要)

  前々回(15)で、「トリ」で始まる語を辞書から上げておいた。そして、トリは国々と高天原を結ぶ連絡係だったと説明していた。この視点で語源が判る知的ゲームだと紹介した。

 この知的ゲームで、取り上げた、1~36の言葉を、トリを連絡員(鳥)に置き換えて、「宇摩説の知的ゲーム」を楽しんで頂いただろうか?言語学者が解けない解明を、自分が解ける事実は実に楽しいものなのだ。

 今日は、1~36に、宇摩説のこめんと(一言解釈)を書いておくので、読者が行った解釈と比較して、もう一度、楽しんで頂きたい。宇摩説が史実だから出来る楽しみの一つである。

 以下に、先のコピーと、新しく、宇摩説の解釈(*印)を書いておいた。

 これまでの話では、
1、「(取り)」と呼ばれた人が、国々と高天原を結ぶ「連絡係」であったこと。
2、各地で連絡が必要な時に、探す目処として、「鳥居」が有ったこと。
3、最初は、連絡係の鳥さんの家の屋根に、「鳥の彫刻」を乗せた事。
4、「天鳥船、鳥石楠船」は、連絡係専用の船であったこと。
5、宇摩郡の伝承に、「トリは高天原に報告に帰る」との伝承がある。

 これ等をその時々に書いてきました。
以下は、辞典から、「トリ(鳥・取り)」の項目を書き出しましたものです。

 1、とりあう(取り合う)
   トリ・合うは、問題の発生で「トリに会う」。「取り合う」が多い問題なのだろう。

 2、とりあえず(取り合えず) 
   トリに会えず、「会えないので、当座は、、、」との意味が起源だろう。

 3、とりあつかう(取り扱う)
   トリが扱う、地域の大きな問題だった。地域で解決困難な問題。

 4、とりあわせ(取り合わせ)
   トリが、(問題の当事者の本人同士を)会わせた。

 5、とりい(鳥居)
   トリイは、この「トリが居る」で、標識。古代は鳥の彫刻だった。
  * 石に願いを込めて、鳥居に乗せたのが始まりだろう。

 6、とりえ(取り得) 
   1、問題解決や、仲介の取り分か?
   2、「トリ・得」で、トリに因って、(地域外などの)物を得る。

 7、とりかえ(取替え) 8に関連。
   三つある。1、トリを変える。2、トリが帰る。3、取り替える。人・物の交換
   取替え、「嘘(鷽)変え」の神事などがある。

 8、とりかえす(取り返す) 7に関連。
   1、トリを返す。2、トリを戻す(高天原、地域)。3、交換を破棄する。

 9、とりかじ(取り舵) 
   1、トリ・加持。トリが占う。トリが厄を祓う。
   2、トリの加持(舵・鍛冶)に任せる。
   3、船を左に向ける。左(高天原)に加持を任せる。

10、とりきめ(取り決め) 
   トリが纏めて、双方に約束させる。
   トリが関係(仲介)した決定。

11、とりくむ(取る組む) 
   トリが、真剣に話(問題)を聞いた。
   トリが問題解決に動いた。

12、とりけし(取り消し) 8と関連。
   トリが問題を消滅させた。
  * トリは約束(うけひ)を無にした。

13、とりこ(虜) 古くは、(28)(34)(35)に関係するか?
   トリは地域に定住。その地に居た(虜=トリ子)。
   トリの子供。

14、とりこしくろう(取りこし苦労) 
   トリは広範囲、様々に考えて、悶着を治めたのだろう。

15、とりこみ(取り込み) 
   トリを、自分に有利なように取り込んだ。

16、とりざた(取り沙汰) 
   トリの裁定。
   高天原の裁定も含まれる。

17、とりしまる(取り締まる) 
   トリが決定(約束、ウケヒ)を守らせた。

18、とりしらべ(取調べ)
   トリが事実を調べる。報告のためにも必要だ。
   トリが約束を守っているか、調べる。

19、とりたてる(取り立てる) 23と関連。
   とり・立てる。トリを重要視。または、トリに新規採用。
   トリが約束の礼(物)を請求する。

20、とりつぎ(取次ぎ) 16・18などは関連だろう。
   トリは高天原に取り次いだ。

21、とりつく(取り付く、取り憑く)
   トリが地域に着いたが起源だろう。
   トリがどちらかに有利に動いた。 

22、とりつくろう(取り繕う) 
   トリが、地域社会の問題(破綻)を治めた。

23、とりつけ(取り付け) 19と関連。
   トリが、約束の礼を請求。トリがツケの回収要求。
   トリが、約束を取り付けた。

24、とりとめ(取り留め まとまり。要領。
   トリが、事件(問題)をまとめる。

25、とりどり(取り取り) 
   トリの解決方法は様々だった。

26、とりなす(取り成す、とりなす) 
   トリが当事者をなだめる。
   問題を高天原に上手く伝える。

27、とりのいち(酉の市) 
   トリは高天原から、暦や、厄除け札などを持ち戻った。
   トリは、不足品の手配などで、市に関係した。

28、とりのこ(鳥の子) 鳥の子もち。紙の一種。紅白の卵形の祝儀用餅
   トリの取り分。または礼であろう。
   粘着に物事を運んだの野が、起源か?

29、とりはらう(取り払う) 
   1、トリが加持、祈祷を行った。
   2、高天原の指示などで問題を解決した。

30、とりひき(取引) 
   トリが引き合わせた。トリが仲介した。
   トリが引き寄せて合意させた。

31、とりぶん(取り分) 上の「トリコ(28)」であろう。
   トリが貰う報酬。トリへの礼。

32、とりまき(取巻き) 
   トリの周囲に群がった人々が起源であろう。

33、とりみだす(取り乱す) 
   トリの思惑が外れた。高天原の裁定が否認された。
   トリの裁定案に問題があり、拒否された。

34、とりもち(鳥もち) 
   トリの報酬は、餅だった。(28)(35)と被る。

35、とりもち(取り持ち) 上の(28、31、34)を参照。
   1、トリが仲立ちした。2、仲立ちで餅を取った。

36、とりもの(捕り物) 
   1、トリの物が起源であろう。
   2、礼を払わぬ不届き者が居て、捕まえた。

 以上のように、全て、古事記で神話社会を解く、宇摩説の「トリ」で、説明が出来る。

 皆さんの連想の答と一致していたでしょうか?
36問あって、1問3点とすれば、全て正解だと100点を超える。
この知的ゲームは、何点ほどに成っただろう?

  宇摩説の神話時代

 宇摩説は、「古代の高天原組織は全国にあり、トリは地域に密着した連絡係で、地域の問題解決を担っていた」としている。上の解説を読めば、明らかに、宇摩説の解いた連絡員、「トリ」が判明する。

 こうして、言語に残る意味からも、「全国に居たトリ」の存在が証明できる。宇摩説のトリは、古事記から解いたものだが、上に見られるように、トリの語義に見られるように、生活に密着した高天原の地域指導の神の一人である。

 何度か、トリについて、古事記から説明したように、連絡係であり、相談にも乗っていた。これは、言語からも証明されて、トリの報酬まで判明した。宇摩の伝承は、古事記にも一致した。トリは、古事記の新解釈宇摩だけが証拠ではない。

 こうして、宇摩に残る伝承が、またも、古代史を解く鍵であったことが判る。宇摩伝承は、年中行事にも多く残っている。これらも、もう一度、説明する予定である。


 (再度)、このように、宇摩説の基本は古事記から解いているが、これが多くの学問の成果に一致して、宇摩説の補足が出来る。戻って、その様々な学問の疑問を解き、それぞれの学問に貢献できる。

 宇摩説は古事記や倭人伝の新解釈に留まらず、多くの学問の謎を解いて進歩させるのである。このような整合は、古代社会が正確に解けた結果であると、私は思っている。

 とにかく、言語にも古代が残っている。この事実を示せば、年中行事に神話の話が残る事も理解できよう。古事記の合理的、科学的視点から生まれた宇摩説は、トテモ面白いのである。

 日本は人々の基礎認識がバラバラの現状では、発展が望めない。宇摩説のように、神話を、正しく解けば、史実が判り、創作などではない事が明確に成る。このような、古事記を基礎とする共通知識が必要なのである。

 日本人は、この古事記に残された日本起源を共通認識にして、和に目的を定めて、共に計り、協力すれば、日本は世界の「和」のリーダーとなり、更なる、発展に向かうといえる。

 古事記神話が基礎の「宇摩説の普及が日本と世界を救う」と、私は思っている。

======================= 
   相場師ブログランキング  人気ブログランキング【ブログの殿堂】ありがとうございます

二つの「ポチ」が、大きな励みになっています



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。