有田焼で白磁・青磁を作っています。
佳秀窯日記



 

ピュ~ ピュルル~

今朝 陶器市の準備をすすめながら 

国道を隔てた 木立から 小鳥のさえずりが 聞こえます

 

「あらっ! 今 鶯の鳴き声が 聞こえたわね・・・」と

店先で 懐かしそうに 耳を澄まされて 聞き入っていらしたのは

昨年の 陶器市に 関東からいらして下さった

笑顔の素敵なさんと そのご友人でした

 

その様子を 昨日のことのように 思い出されます

 

ふたたび 陶器市が近づいてきました

 

  

連日 釉薬の仕上げに追われ 昨夜遅く

やっと 窯を積み終え しっかりと 厚い扉の中に

納めることが出来ました

 

明日は 雨の予報が出ていて

「ひと足早く来ました~」と 

関西や 九州近辺 Y県 から などなど

すでに 陶器市は 始まりました

準備する傍らで 品定めをして 楽しんでいかれています

 

 

せっかく ご遠方から お見えになる お客様のためにも

お天気になってくれるとよいのですが・・・

 

沿道のつつじも 満開で 皆さまを お迎えしています

 

 

懐かしい あのかた このかたの 再会と

新しい出会いも・・・・

小さな工房で 鶯や ヒヨドリ とともに 

楽しみに お待ちしております

 

 

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする




 

澄んだ青空に つきさすように

ピューッ ピューッ と 元気な 小鳥の声が

聴こえてきます

 

ぐるっ と 見回すと

アッ いました!

そっと そっと レンズをむけて カシャ!!

 

 

「ブルーの胸元の とてもきれいな あなたは だれかしら?」

ふふふ・・・チラッ と 私の方を見て 飛んで行ってしまいました

 

春の陽気に 小鳥のさえずりも 日に日に 元気になって

神社の境内では 八重の桜が とても綺麗に 咲き誇っています

 

 

 お隣には 子供たちが 幼い頃 よく祖父母に 連れてきてもらっていた公園が隣接しています

 

 

 

「八重桜が とてもきれいよ・・・」と ご近所の人から 話を聞いて

どうしても 見てみたくて やってきました

 

 

工房は 素焼き前の 忙しい時でしたが

昼休み 急ぎ足で お花見が出来ました

 

 

午後から 窯を積んで やっと 素焼きが入りました

今日は 夜空にぽっかり浮かんだ まんまるお月さまに

やさしく 見守られながらの 窯焚きです

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする




 

花冷えの季節でしょうか  

寒さが逆戻りしたような 肌寒い気候が 続いています

 

小雨が降り始めた 桜の木の下には

名残りの 花びらが ひとひら ひとひら・・・

そっと拾って 青磁のお皿に 浮かべてみました

 

 

工房でも 小さな 花びらが ひらり ひらり

咲き始めています・・・

 

工房の様子 ↓

 https://www.nishiyama-tadashi.com/single-post/2019/04/14/%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E8%8A%B1%E3%81%B3%E3%82%89

 

肌寒さを感じる 静かな雨の中を 

思いがけず 立ち寄ってくれたのは

九州に出張だったという

北海道に住む ちゃんの ご主人でした

 

 

朝のドラマの舞台になっている 北海道は

今 一気に ブームになっているらしく

素敵な絵柄のお土産を 持ってきてくれました

 

 

極寒の北国で暮らす ちゃんの事は ずっと 気になっていました

けれど Yちゃんや 家族の事を話してくれる

ちゃんの ご主人は 穏やかで やさしい表情をしています

 

ちゃんの母親の子は 私を 妹のように可愛がってくれた 従姉です

その子が病に倒れたのは  ちゃんが高2の時でした

 

毎朝 父親と弟 自分の分の お弁当を作り続け

帰宅してからは 学業の傍ら 家事をこなす生活は

子が亡くなった後 ちゃんが嫁ぐまで 続きました

 

 

 「 ふふふ・・・ ちょっと 太りました?」と

ぶしつけな事を たずねる私に にっこり笑って 

「毎日 美味しい おご馳走で・・・」と ご主人

 

きっと 北海道の美味しい食材をたっぷり使って 

Yちゃんの 丁寧な料理が食卓にのるのでしょう

 

Yちゃんの幸せが しっかり 伝わってきます

 

再び 北に向かって 帰路に立つ ご主人の無事を祈って

いつまでも 見送っていました・・・

 

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする