窯入れ

 

今日は　朝から雨になってしまいました

雨が降ると　やはり　心配です

先日の雨の後　連絡が途絶えてしまっていた

熊本のＩさんのことが

ずっと　気になっていました・・

 

 

昨日　一週間ぶりに　お電話がありました

「家が危険だったので　しばらく　別の場所に

いました」と・・・

まだまだ　大変な状況が

続いていることが　伺えます

受話器の向こうから　お元気そうな　お声を聞けた時は

胸がいっぱいになりました

 

 

何のお手伝いもできなくて・・・

ご無事を祈ることしかできなくて・・・

申し訳なさを感じつつ・・・

 

 

「Ｉさんが　お元気で　良かったね」と　夫と喜び

工房では　

素焼きの後の　釉薬かけ　仕上げ　はま作り・・・

どんなに急いでも　期日が迫っていても

手が抜けない　作業に追われて

気がついたら　外は　白々と　夜が明けていました

 

 

やっと　仕上げがすんで　疲労もピークに達しつつ

今度は　窯に積まなければなりません

 

大きな声では言えませんが・・・

「今度　生まれ変わったら　もっと

楽な人生を・・・」と　心の中でチラッ　チラッ　と

思いつつ・・・

作品をずんずん　積んでいき　

だんだんと　言葉も少なくなり

「もう少し　もう少し・・」と　言い聞かせ

やっと　天井まで　積みきって　　　　　

滑車を窯の奥までいれて　終了！

 

 

「ご苦労さん！　やおうなかったね！」　

その　夫の一言で・・・なぜか

いつも　さらっと　リセットされ　

また　いつもの日々が　始まるのです

 

素焼きが入りました。

 

一週間ほど前のことでした

Ｙ県の　Ｔさんから　

お庭の　早咲きのつつじのお写真を頂いておりました

今頃は　きっと　きれいに開花しているのでしょうね

 

やさしい穏やかな春の光が射しています

 

　

あらっ　これは　梅かしら・・

「イエイエ　これは　桜のあとに生る　

可愛い　さくらんぼの実」　だそうです

「小鳥さんに　見つかる前に・・」と　

お写真を頂きました

 

 

いつも　ひと足早い　季節を楽しませて頂きます

ありがとうございました！

 

さて　我が家も　急ピッチで　削りがすすんで

 

 

今日　窯を積んで

夕方　やっと火が入りました

只今　焼成中です！

 

 

今回は　数が多くて　窯までに

随分時間がかかってしまいましたが

やっと　素焼きが入りました

 

中には　

こんな　たのしいお皿も　入っています

 

 

 

こんなときですが・・・

こんなときなので・・・

元気を出して　いかなければならないと

思う日々です・・

 

 

 

雨の夜に・・・

 

先程から　雨が

降り出しています・・・

 

その日は　いつものように　夕方まで仕事をして

少し遅めの夕食を終え

ちょっと　一息ついた　その時でした

 

家族みんなの携帯から　

一斉に　けたたましい音が鳴り響き

その直後に　ぐらぐら　揺れ始めました

　

一瞬　頭が真っ白になり　

あわてて　外に飛び出しました

震度　４　

おそろしくて　身体がふるえるようでした

 

 

狭い日本の　どこで地震が起きても　

おかしくないのだと

頭では　分かっていたはずでしたが・・

 

まさか　実際に　九州でこんなに大きな地震があることは

想像もしていませんでした

 

なんとなく落ち着かず　眠れない夜中の１時過ぎ

再び　震度５　の　揺れが・・・

生まれて初めての恐ろしい体験でした

 

　

 

皆さまには　大変　ご心配をおかけいたしまして

直後から　あたたかな　ありがたい

お見舞いの　メールや　お電話を

頂きまして　

感謝の気持ちで　いっぱいです

 

おかげさまで　私達家族は　

無事でいられました

ありがとうございました

 

 

まだまだ　余震が続き　

大切ないのちが犠牲となられている状況が

続いている中で　

立ちすくんでいるような日々です

 

今日は　ご心配をいただいて下さっている皆様に

先ずは　元気でいますことを　

ご報告させて頂きました

 

皆さまも　ご無事でありますことを　祈って・・・

 

 

さくら咲く

 

さくらの開花宣言が　　各地から届けられるのに

この町の　桜は　ゆっくり　ゆっくり

開き始めました

 

 

そして　先日　雨が降り始める前にと

満開の九州陶磁文化館に

今年も　行ってきました

 

 

小鳥たちは

春爛漫の　さくらの　枝から　枝へと　

飛びまわって　

美しい声で　春の喜びを　歌っています

 

 

この春は　ずっーと　ぐずついたお天気で

気をもみましたが

幸い　さくらを　気遣うような　やさしい雨で　

　長く　楽しめたような　気がします

 

 

いつまでも　この美しさに　見とれていたいのですが

そろそろ　雨と風が　近づいて来ているようです・・・