有田焼で白磁・青磁を作っています。
佳秀窯日記



  

氷上で キラキラまぶしく輝く アスリートたち姿は

美しく 心が奪われました 

いっぱい拍手を送り いっしょに涙を流し

心がふるえ 感動のオリンピックでした

 

仕事があるので チラッ チラッ としか観れなかったけど 

明るい笑顔と ほっこりする 北国のあたたかな方言

女子のカーリングの最終戦は 何が何でも 応援しようと

決めていました

 

最後の一投が放たれ 黄色いカーリングが 

クルクル 五輪のマークが印された的の中に

おさまって 静かに とまった時は

ヤッター!! 嬉しくて 涙が出ました!

どんな時も 笑顔で 立ち向かう 彼女達に

黄色いカーリングに 勝利の女神が宿ったように 私には見えました! 

 

元気と 感動を いっぱいもらいました!

ありがとう!! そして 皆さま お疲れさまでした!!!

 

 

さて 我が家も 頑張らなければなりません

今朝は 冷たく寒い朝を迎えましたけど

昼間は ぐ~んと 気温が上がり

青空が広がる あたたかな一日でした

 

 

やっと 本日 素焼きが入りました

窯を焚きながら ハマも どんどん 出来上がって

お日様の下に 並び始めました

 

 

梅もほころび始め 春は もうすぐそこまで来ているようです

 

 

3時のお休みは ちょっと お抹茶でいっぷく

お父さん 一息つきましょうか・・・

 

 

 これから 我が家も 最終戦です!!

 

佳秀窯

http://www.nishiyama-tadashi.com/

 

 



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今日は 先日までの底冷えの寒さが うそのように

穏やかで あたたかな お天気になりました

 

 

今日の工房は ろくろの回転に合わせて

高台削りの ザッー という音が 静かに響いています

 

 

そんな昼下がり 一枚のはがきが届きました

高校の同窓名簿の作成で 

住所不明になっている卒業生の名前が 並んでいて

問合せの葉書だった

卒業して 数十年経っているので

名前が変わったり 引っ越したりして 分からなくなっているのかな~

何気なく 開いたら そこに懐かしい 子さんの名前がありました

 

 

私の育った小さな村には 高校はなく 町まで出なければりません

私の選んだ 県立K高校は くねくねと曲がりくねった山道を越えた 街にありました

 

この冬みたいに 積雪になると バスも不通になり 休学になります

そんなこともあってか 同じ中学から その高校に進んだのは 女子は4人だけでした

 

 

進学して 数カ月しても 友人とはクラスも別だし

授業も難しく 退屈で さみしくて・・・

その日の 歴史の授業も子守唄みたいに 聞こえていた時でした

私の前の席に座っている人の 背中を何気なく 見ていたら

真っ白い綿の制服を通して 名前が透けて 浮き上がっているのです

可笑しくなって 休み時間 トントン と 肩を叩いて

思い切って 声を掛けてみました 

 

 

クルッと 振り返った M子ちゃんは 丸顔の愛くるしい顔をして

メガネの奥の やさしい瞳が 私を見ていました

「ふふふ・・・ あのね 私の母は 何でもかんでも 名前を書くのよ

高校生なのに 下着にも 書くのよ・・・」と 恥ずかしそうに 笑ってこたえてくれました

 

そんな私も 父親が やはり 「記名魔」だった

新学期になると 教科書 辞書 靴 筆箱 かばん すべて

父の前に並べらさせられ 翌朝には

父の 几帳面で がっちりした 毛筆で 名前が 書かれていたのです

 

そのことがきっかけで

お弁当を一緒に食べたり おしゃべりしたり

友達になっていったのです

卒業してからは 次第に 疎遠になり 

看護師をされていた お母様は 卒業間もなく お亡くなりになったことを

風の便りで 聞いてはいました

 

その後 近所の方が 検査のため F県の大きな病院に入院した折

担当の 看護師さんから 「サトちゃん どうしてます?」と

私のことを 尋ねられたと言われたのです

子さんは  お母様と同じ 看護師になっていました

 

 

 

お母さまと 2人暮らしだったから 

もう地元には 帰って来られないのかも・・・

 

もっと 連絡を取り合っておけばよかったのに

あれから 

子さんは どんな人生を歩いてこられたのだろう・・

明るくて 元気な あの子さんのことだ

きっと どこかの町で 患者さんに寄り添って

頑張っていることだろう・・・

 

私も 卒業をして 40年近く さまざまな事があった

振り返ると 楽しいことも 苦しいことも 辛いことも・・・

そして これからも 続いていく道

 

それぞれの道で みんながそうしているように

いつか会った時に 笑顔で会えるように

私も どんな時も 前を向いて 歩いていきたい

そんなことを ぼんやり 考えた昼下がりでした

 

 

佳秀窯

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今日も 寒い朝を迎えました

雪の積もった道の端には

寒さに耐えるように 

寄り添いながら 綺麗な水仙が  

微かな香りを 放って咲いています

 

 

こんなに寒い日にも 背中をしゃんと のばして

美しい佇まいです

しばらくして お日様が 久しぶりに

顔を出し始め 白い雪は 

キラキラと 氷になって 融け始めました 

 

 

今日の工房は 白磁のコンポートの 高台が削られています

重量が 軽くなるように 高台を出来るだけ

削り込んでいきます

 

 

削りの後は 綺麗に 水ぶきです

今日は 夫が 丁寧に 隅々まで ふきあげています

 

 

午後からは やっと青空が広がり 

枝に止まった ふわふわ雲が

空に上っていきました

 

佳秀窯

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今日は 寒いから お鍋にしようかな~と

 いつもの 美味しいお豆腐屋さんに 立ち寄ると

「今朝は 寒かったですね 外の気温が

-5℃になってたみたいですよ」と 奥様が話されます

 

焼き物屋さんも こんな寒い日は 大変だけど

お豆腐屋さんも 大変なんだろうな~と 思いながら

お豆腐を入れる四角いプラスチックの端から

こんもり お豆腐の頭が盛りあがった 

いつもの やわらかくて 美味しいお豆腐を 分けてもらいました

 

 

確かに 今朝は 近くの川に張った氷の上に

雪が降り積もって 珍しい光景がみられました

 

午後 寒さは緩んで 青空が広がりました

 

工房は 先日の白磁のコンポートが 乾いてきたので

ろくろにのせられた 削り台の上で クルクル 

カナが入って 難しい高台の削りが 進んでいます

 

足の部分は 出来るだけ シャープになるように

ギリギリまで カナがはいり 細くしていきますが

上の部分を支えるだけの 強さも必要です

 

 

上のお皿の部分の 厚みと

下の支えの部分のバランスが 難しく

何度も厚みを確認しながら 長い時間を掛けて

丁寧に 削られていきます

 

 

削りの前と 後の 形の違いです

かなり シャープで すっきりとした 姿になりました

出来たてのコンポートに

外の やわらかな 陽射しがあたり始めました

 

 

さて 私は 仕事の合間を見て

橋を渡って 町の小さな図書館へ

先日借りた 小川 糸さんの 「キラキラ共和国」

メル友のEちゃんが 「ツバキ文具店の続編で 面白かったよ」と 

教えてくれて 私もさっそく 借りて読みました

ホッコリ 心があたたまりました 

Eちゃんのお薦めは きまって 私も はまります

Eちゃん いつも 素敵な本を 教えて下さって

ありがとうね~!

 

佳秀窯

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あららっ! いつの間にか 月が変わって

立春を 過ぎてしまったようです

今朝 こちらも ふたたび 寒さが舞い戻って

粉雪が降り積もりました

 

 

工房は お休みもなく 水を含んだ キラキラ土から

新しい生命が 生まれようとしています

 

 

最初は 小さなお碗くらいの 大きさが

木べらで どんどん広げられていきます

 

 

私も 今日は 足下に電気ストーブを置いて

ひとつ 一つ 作品を点検し

桐箱につめて 発送の準備です

 

 

最近は 町への ふるさと納税をして頂いた方々に

御礼として 昨年末から 作品をお送りする機会が 

ふえてきました

町に あたたかな協力を頂き 本当にありがたいことです

 

 

作品を梱包をしながら

どんな方なのでしょうか?

桐箱から作品を出される時 喜んで頂けるでしょうか?

色々 思いを馳せながら

感謝をこめて 作業を進めていきます

 

 

白磁や青磁を 喜んで使って頂く方だから

きっと 良い方に違いない・・・と思いつつ

 

先日も HPからお買い上げくださった お客様がいらっしゃいました

写真だけで 選んで頂くので どうだろうか・・・と

案じながら お送りするのですが

 

「とても綺麗でした!」 と 喜んで下さったメールを頂き

ホッと するのでした

 

お会いしたこともない方なのですが 

作品を通して なんだか とても

身近な方に 感じられたりして 嬉しい気持ちになります 

 

 

ふふふ・・・

おしゃべりをしている間に 白磁のコンポートが

生まれました!

 

今夜も 零下になりそうです

凍りつかないように 夫は

一晩中 工房をあたためて 大事に育てるのです

 

佳秀窯

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