皆様 お変わりございませんか?
実りの秋 季節を感じさせる お彼岸の頃となりました
昨年から 勧められていて ずっとためらっていた白内障の手術
個展が終わって 秋の納期まで少し 間があったこともあり
生前母も手術を受けたことがある 遠くに海の見える
県外の眼科に行って
手術を受けることにしました
2時間ほどかけた術前の検査を受けて
いよいよ その日が来たものの
ハラハラ ドキドキ
手術着に着替えてからも
「お父さん やっぱり 今日は やめとこうかな・・」と
往生際わるく 控室から 逃げ出したくなるのです
「よく見えるようになるために するんだろう~」と
再び 夫に背中を押され 手術室へ
担当の看護師さんが 緊張している私に
「よかったら 術中 私が手を握っていてあげましょうか?」と
やさしく言って頂き ありがたい そのあたたかい お手をお借りし
「きれいに見えるようになる きれいに見えるようになる・・・」
呪文のように 心の中で 繰り返しながら
20分間の緊張の手術は 無事に終えることが出来ました
術後3日目抜糸をして 退院しました
かすみが晴れて 空も 海も キラキラと輝いて
美しい景色が広がっています
よかった・・・と 思っていたのですが・・
帰宅して 本や 新聞の文字がぼんやり 術前よりぼやけています
手術をした人が 口々にいう 術後の
「眼鏡もいらない すっきり きれいに見える」のでは なかったの?
術後1週間目の昨日 診察に行って たずねたら
どうも 私に新しく入れられたレンズは 遠くを見るレンズだったようです
はて?
私の残った片方の目にあわせられた レンズのようでした
グシュン ガックリ
そんな 今夕 Y県にお住いのN子さまから
「私のお目目だって 小さいのよ・・」と 言いたげな
かわいいカマキリのお写真を頂きました
ふふふ・・・そうです! 元気を出さないと!
眼鏡をかけたら 見えるし
なにより いままでは 幾重にも重なって見えていた お月さまが
いまでは くっきり 夜空に浮かんでみえます
私が生まれる1年前に亡くなった 母方の祖母は 晩年全盲だったという
その不自由さを考えたら せっかく頂いた 視界を 感謝して
生きてみようかと 思えてきました
皆様も 瞳を お大事にお過ごしくださいませ
予防には 外出時 UVカット眼鏡などかけたり
進行を遅らせる眼薬もあります!
佳秀窯
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