有田焼で白磁・青磁を作っています。
佳秀窯日記



 

お陰様で 今年最終の本窯も 

無事に終わり

窯の中からは 作品達が産声をあげました

 

 

ご注文戴いていました作品の数々も 

ギリギリになってしまいましたが

なんとか お正月に 間にあえて

ホッと 致しました

 

 

今年も また 皆様に温かなお励ましや

ご協力を戴きまして

心より 深く 御礼を申し上げます

 

 

どうぞ 来年も 幸多き年となりますように

こころより お祈り申し上げます

 

 

        



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従兄のEちゃんは

「散歩の途中で 停泊中の飛鳥を撮ったよ!」と

山育ちの私に 時折 海の景色を

送ってくれます

 

 

かつて私も 「青年の船」という国の事業に参加し

「にっぽん丸」に乗って 南太平洋の大海原を

渡航したことを 思い出しています

そう、かつて 私にも青年と呼ばれる時代が

あったのです

 

 

 

夕暮れの 富士山のシルエットは 

美しくも 物悲しさを感じるのは 

やっぱり 年齢のせい?

 

 

いやいや まだまだ あがいて生きよう!

転倒しようが シワに包まれようが

時々 ギャフン! と 落ち込もうとも

私なりの生き方で・・・・

 



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今日は 少し寒さが緩んで 

時折 晴れ間も見えるお天気に

 

 

先日の削り込まれた ハマの上には

このように 丁寧に一つひとつ 

作品がのせられていきます

ずんずん 窯積みがすすんでいくと

だんだん 無口になり 

やっと天井まで 窯積みが届くころ

夫の「ごくろうさん」の 一言で 

ホッ! 「終わった!」

 

 

一日近く 窯焚きは続きます

 

 

街中は キラキラと 美しい灯りが 点滅し

子供たちや 若者が 笑顔の クリスマスイブ

 

 

 

長いイブの夜 サンタさんが来るのを

アイスを食べながら

待つことにしましようか

しかし 今夜の煙突は熱すぎますヨネ・・・・!

 

 

 



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今日は みぞれの降る

キリリ! とした冷たい朝を迎えました

 

 

そんな朝の工房では 

忙しく轆轤が回っています

天日で乾燥させたハマを 轆轤にのせて

ハマの中心に向かって まっすぐに 

カナで削り込んでいます

 

 

削り粉が 激しく 飛び散ります!

 

 

ハマを 作って 削ることは

磁器のろくろ成形をする上で

大切な基礎になる作業になります

 

 

準備が 着々と進み

本窯もそろそろに なってきました

 

 

 



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「エッ! 私?」

「イエイエ、 夫の手です!」

「エッ! そんな趣味あったんですかって?」

 

 

イエイエ!  本日は

素焼きの窯から 生まれたばかりの作品達に

お化粧をしてあげています!

 

 

寒い冬の日の 釉薬掛けは

器も 掛ける側も 辛い作業ですが

美しい 艶のある 衣をまとうためです

 

 

余分な釉薬が 溜まらないように

指で 最後の仕上げをしています

 

 

柔らかな肌に 薄っすらと化粧をまとって

眩しいほどに 美しく 生まれ変わります

 

 

  



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