有田焼で白磁・青磁を作っています。
佳秀窯日記



 

今朝起きたら 顔を出し始めた ふきのとうが 

真っ白な 雪の帽子を 被っていました

 

 

例年より遅い降り方ですが

ひんやり冷たい風を感じながらも

なんとなく 心は弾んでしまい

窓から見える 遠い 山々の景色にみとれたり

 

 

朝の光をあびて きらきらと 

とけはじめた 鉢植えの花を覗き込んだり

 

 

朝から 小さなカメラと一緒に ご近所を散歩してみます

もしかしたら もう 雪は降らないのかと思っていましたが

春を迎える前に この町にも 雪を降らせてくれました

 

佳秀窯HP ↓

 https://www.nishiyama-tadashi.com/

 



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ここ数日 春を思わせる 暖かなお天気が続いています

2度目の窯も お陰様で無事に上がり

緊張の日々から解放され

ホッと 一息つくことができました

 

 

まだ 窯入れ前の頃だったでしょうか

F県にお住いのT様ご夫妻がお見えになりました

あの頃ご一緒にお連れになっていた 幼かったお嬢様が

もう大学に行かれているとか

早いものです

途中 海外勤務もあられて 本当に 久しぶりの再会でした

おかわりなく 優しくて 笑顔がとても素敵な奥様

あたたかくて やさしいご夫妻です

 

 

そんな奥様から バレンタインにと

手造りのチョコを送っていただきました

 

 

ひとつ ひとつ 形 色 味わいも ちがう

お手製の美味しいチョコです

夫も ありがたいね~と 感激しています

 

 

なにしろ 例年 近くのスーパーで ササッと

間に合わせに しかも 後で自分の口にも入る 

自分好みのチョコを袋詰めする バレンタイン

クッ クッ ・・・

夫は 今年のバレンタインは 最高だった!! 

と 思っているに違いありません

 

T様 奥様 お心遣い ありがとうございました

私も お裾分け しっかり いただきます 

 

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昨日早朝 夫は 散歩の後に 川沿いに咲いていたと

花びらが星みたいに広がった 珍しい水仙 と 

菜の花を採ってきてくれました

とても良い香りが 部屋中に漂っています

 

 

昨晩遅くまで 次の本窯の 窯積みをしました

底冷えがして 足元から とても冷える夜でした

厚手の靴下と 背中に ホッカイロを2枚貼り付けてのぞみます

 

前回入りきれなかった分 の はずでしたが

なんとも 天井まで いっぱいに詰まりました

高さや 幅を考え 1枚の板に 効率よく乗せていくために

慎重に調整していきます

 

窯積みは 夜更けまで続き 日をまたいでしまいました

 

 

夫は 今朝早く 窯の周りをきれいに清掃して

再び 窯に火を入れました

 

窯の穴から吹き出る炎の長さを こうして測ることで

還元濃度を測っていきます

 

窯に入れた作品の詰め具合 大きさ などを 考慮しながら

1時間おきに 焼成温度を調整していきます

 

 

酸素の供給量を ダンバーを使って 調整しているところです

ここから 煙突につながっていきます

 

 

まだまだ 熱くて 緊張の窯焚きは続いています

ふっと 外に出て 空を見上げたら

ひんやりと 冷気が気持ちよく

空には まんまるお月様が ぽっかり 浮かんでいます

遠くから 静かに 見守ってもらえているような気がしました

 

 

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今朝早くの外気温は 零度

ブルっ 首を縮め 窓の外を見ると

屋根も 木々の葉も 真っ白な霜でおおわれていました

 

寒空に この百舌鳥は 特等席を見つけたようです

ぽかぽかと ほんわか 熱が残る煙突の上は 

よほど 居心地が良いみたいで

今日も 気持ちよさそうに 羽根を休めています

 

 

窯の火が止まって 窯の中の熱が下がるまでの 数日は

私たちにとっても ちょっと 緊張から解放される時間でもあります

今朝 窯の熱が下がった・・と 夫が言って

少しずつ 重い窯の扉を 開けていきます

毎回 この一瞬は 緊張の瞬間です

 

今回は どうだろうか・・・

きれいに取れていなかったら この数か月の仕事は 無駄になる

不安がよぎり ドキドキ はらはら してくる

 

けれど 「ここまできたら 腹を据えるしかない ダメな時は そのとき・・」と 

落ち着かない自分に 言い聞かせる

 

サロンエプロンに もう一つ 前掛けを重ね 

キリリッと結んで 自分に気合を入れる

 

窯の扉を開けて 台車を引く 夫も 終始無言

積んでいた 棚板を 一枚ずつ 外していく

それを私と娘が受けて置いていく

 

窯の温度や時間を 中の作品の積み具合 大きさに合わせ

調整をして 毎回 変えていくので 上げた後の点検をするまで

結果はわからない

皆 無言の作業になる

段々 上げているうちに 「アッ 鉄粉があった」は 心の中だけでとどめ

「これは 綺麗に上がっていた~」は 喜びの声にして・・

最後の棚をかたずける頃は 心も落ち着いてきて

全部を出し終わった頃に やっと

「ちょっと お茶いっぱい 飲もうかね」と 一息つく

 

 

新しく入れた 線彫の小丼 にっこり 笑顔で生まれてきてくれました

 

 

サラダや お肉 お魚 スープ など 色々に使えるように作った 多用皿も

縁に入れた線彫も 美しい仕上がりで キラキラ 輝いています

 

「みんな ありがとう」 誰になのか わからないのですが

きれいに上がってきてくれた 作品たちに

感謝の気持ちでいっぱいになるのです

 

 

気づいたら もう 近くの小学校の校庭では

梅が咲きほこり

 

 

川沿いでは 菜の花が咲き始めています

もう そこまで 春が近づいてきているようです

 

ホッと 一息ついた後は

今度の窯に入りきれなかった 残りの作品を

次の窯に入れる 準備に取り掛かります

 

皆様も なにかと お忙しくしていらっしゃる頃と思います

季節の変わり目 風邪も流行しているようです

くれぐれもご自愛くださいませ

 

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