有田焼で白磁・青磁を作っています。
佳秀窯日記



 

福岡にお住まいのN子さんから

「春が来ました!」と 

ひと足早いゼンマイ と 優しいカーネーションの

お写真が届きました

カエルさんにも 親子丼にも 花器にも 小鉢が大活躍ですね!

いつも楽しく使って頂いて ありがとうございます

それにしても ゼンマイ もう出ているんですね 早い!

 

ここ数日 こちらも暖かい春のような陽気です

仕事の合間に 気分転換 

坂道を登って 町を見下ろす気持ちいい景色 

この道路をまっすぐ突き当たると「有田駅」です

 

寒さで丸くなった背筋を グッーと大空に向かって伸ばしたら

ひとすじの飛行機雲

旅人を乗せて飛行機は どこの国のお空に向かうのでしょうか?

 

 

さてさて 工房で削りの仕事に没頭する夫

私も そろそろ戻って 仕事にかからなければ・・・・・

 



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今日は 時折小雪が舞う 寒空になっています

朝から父に会いに行った帰り

お茶と温泉のある町 嬉野市の山間にある

曹洞宗 禅寺の「永寿寺」に 立ち寄りました

ここは いつもニコニコ笑顔の

同級生 かっチャンのお寺でもあります

今は お兄さんがご住職で 

お堂に朗々と響きわたる良いお声で お経や講話をして下さいます

 

 

また ここには 国宝に認定された高さが約90cmほどの 

木彫り不動明王とニ体の童子像 が安置されています

お不動さんには珍しい穏やかな表情から

平安時代後期の制作と言われています

 

 

昔 父はこのお寺のお世話役をしていて 

母も 行事がある度にお参りをしていました

長い急な坂道を登るために 私がいつも運転手役でしたが

母は 途中歩いて登られているご老人を 次々に車にお誘いし

お寺に辿りついた頃 

「まだ 登ってきている方を 引き返して 乗せておいで」と

澄ました顔で言うのです  

「そこまで・・・」の言葉は 母には通じませんでした

 

 

お得意の煮豆を作ると ご近所に配ってまわり

私たちが食べるころは 鍋の底が見えていました

母のそれは 「世話好き」を越えていた様です

坂道を下りながら 何回も行ったり来たりした事を

懐かしく 思い出していました

 

 

その母も 3年前に 86才の天寿を全うし このお寺さんで

心温まる野辺送りをしてもらいました

2月の寒空の下 お堂から この坂道いっぱいに 

母との別れを 惜しんで下さった参列者の方々が

いつまでも 見送って下さったのです 

 



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神奈川県にお住まいの Tさんご夫妻 から

お正月の御めでたいお写真を 送って頂きました

お軸は 掛け蓬莱(かけほうらい) 

新しい年の神様をお迎えするための 縁起の良いお飾りとして

お正月に こうして飾られるのだそうです

佐賀ではあまり見かけないお飾りですが

色鮮やかで 気品があり 素敵な飾りのお軸です

 

 

今年は また ご子息様の御成人式も重なって

二重のお慶び事となられ 御めでたきお正月をお迎えでした

白磁の壺も なんだか かしこまってお行儀よく 

晴れやかで 嬉しそうに鎮座しています

お慶びごとに こうして 大切にお使い頂きまして 有難いことです

 

 

Tさんご夫妻は 横浜での個展の度に 

駆けつけて頂き ゆっくりとご夫妻で会場をまわられ

作品の前で いつも にっこり微笑んで ご高覧頂くのです

 

 

「毎日小鉢も食卓で使っていますよ」と 添えられています

個展の折も いつも やさしく お声をかけて頂きます

いつも ありがとうございます

 

 

まだまだ 寒さが続いておりますが

そろそろ 桜の開花予報も 聞かれるようになって参りました

春は もうそこまで来ているのでしょうか?

 



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今日はこの街も 朝から 穏やかなお天気です

 

数日置いた窯の熱も下がり いよいよ窯上げの日となりました

 

やっと窯上げ という気持ちと 

よく上がっているだろうか の 

期待と不安の緊張した時間でもあります

軍手を重ねた両手で 一つひとつ 

そっと棚から 点検をしながら 下ろしていきます

昨年からのご注文の品の数々 気になっていたけど

とても良い色と形で生まれてきてくれました

「良かった!」 お陰さまで

幸先よい 年の初めの窯上げとなりました

 

紅梅の残り雪も 解け始め 

鷺も 川辺に下り立ってきたようです

 



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今年初めての 窯入れの日

 

今回は 大きい作品から 小作品まで 

暮れから新年にかけて作った作品が 詰まっています

 

 

早朝 窯に火が入る ぼっと火が入って のけぞって

画像は この通りぼやけてしまいました

 

煙突の先端から もやもやと 熱風が揺らめいている様子が

ご覧いただけますでしょうか?

 

窯入れの様子を見に 

唐津から駆けつけてくれた 親戚のしんごちゃん 

綺麗な折り紙を取り出して バラのお花を折ってくれました

 

窯入れの 緊張と疲労が ほっと 安らぎました

ありがとうね!

 



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