タケノコご飯

 

毎日出かけていた　スーパーへの買い物も

数日分まとめて買うようにしたので

家からほとんど出ない日も多くなりましたが

もともと　我が家は家内業なので　外出しなくても

それほど　苦痛には思わなくて済んでいるのは　ありがたいことです

 

仕事の合間に　フッと　窓の外に目をやると

小高い丘の上に建つ　九州陶磁文化館の桜がみえます

 

時折　ピーッピッーピ　小鳥のさえずりも　ろくろの音に交じって聞こえてきます

 

 

先日　いつものように　夫はろくろを回し　

私は水ぶきの仕事をしていると

「たー坊ちゃん　おる？」と　

工房に入ってきたのは　夫の幼馴染の　てぃ坊ちゃんです

「たけんこを　裏山から採ってきたけど　食べる？」

私は　水ぶきの手を止めて　あわてて　エプロンの端で手を拭いて

「たべます～！　ありがとう！」

タケノコは　ていねいに湯がかれていて　

料理をするばかりにして持ってきてくれていたのです

 

 

ここまで調理するのは　手間がかかって大変なのに　

ほんとうにありがたいことです

早速　夕食に　タケノコご飯を作りました

 

 

採れたてのタケノコは　新鮮で　柔らかくて　

ぷ～～んと　たけのこの香りがしました

前回　窯に入れた　新しい小丼に装ってみました

ふふふ・・・わたしの料理下手をそっと　

つつんでくれています

恐怖と不安とで　心が折れそうな毎日ですが

てぃ坊ちゃんのおかげで　ホッと　心がやすらぐ一膳でした

おご馳走さまでした

 

 

佳秀窯HP　↓

 https://www.nishiyama-tadashi.com/