春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

補聴器の装着

2013-07-05 14:36:47 | 補聴器をうまく使う

春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ

 

 

毎日、ジメジメした天気が続いています。

店舗内が蒸し暑いとエアコンを付けても湿っぽいので、除湿機を導入しました。

楽天ショッピングで、¥12,890也。

家電量販店では、同じものが¥20,800していました!(驚)

最近のネットショッピングは便利です。

午前中オーダーしたら、午後には出荷、翌日朝の便では届いてます!(驚)²

 

 

除湿機は自宅でも大活躍。

洗濯物が外になかなか干せない時期ですので、小さな子供がいて毎日の洗濯物が多い我が家ではとても助かってます!

半透明のタンクに水がどんどん溜まっていくので、「もう溜まってる!」と意味なくわくわく・・・。

溜まった水を捨てるときはいつも「何かに利用できないかな?」と思いつつ、一方では、「水の循環サイクルに貢献している」と勝手にエコ活動している気になってます。

 

 

さて、本日は『補聴器の装着』について取り上げます。

 

 

先日、オーダーメード補聴器をお渡ししたお客様がいます。

今回、補聴器の購入が初めての81歳の女性。(Aさん)

ご家族からの要望で、できるだけ簡単なものをということでした。

試聴の際、耳かけ型を装着していただいたのですが、『耳に引っ掛ける』、『耳栓を耳穴に入れる』という2段階の動作がなかなか行えませんでした。

オーダーメード補聴器であれば、『耳に入れる』という1動作で装着できるのでご購入いただいたのですが、やはり装着が簡単にはいきません。

 

 

高齢のお客様にとって、補聴器の取扱い上、最初の難関が、この『補聴器の装着』と『電池の交換』になります。

店頭で1時間、じっくりと練習していただきましたが、うまく装着できたのは1、2回程度でした。

これ以上時間をかけても、補聴器自体にマイナスイメージを膨らませるだけなので、今回は装着したままお帰りになっていただきました。

お客様には、「今日から1週間が勝負です!」と申し上げ、毎日1回、装着と電池の交換の練習をしていただくようお願いしました。

これで間が開いてしまうと、また最初からやり直しとなってしまいます。

 

 

補聴器は、リハビリと同じ。

初めての方は、毎日少しずつ取り組んでいただくことが必要です。

他人が装着しているのを傍で見ると難しいものではないのですが、ご自身で装着する分には大違い。

なかなかスムーズにはいきません。

しかし、補聴器はある意味、細かい手作業を必要とするものなので、老化や痴呆の防止にもなるものです。

 

 

お年を召されても、シャキっとしておられる方は、手先も器用なものです。

高齢の人間国宝になるような職人さんは、細かい手作業を生業としておられるので、いつまでもお元気です。

 

 

なかなか根気を要することですが、Aさん、途中で投げ出さず、頑張りましょう!

いつまでもお付き合いしていきますよ!

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

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オーダーメード補聴器の再作

2013-07-01 15:58:27 | 補聴器をうまく使う

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最近の日課となっているのが、店が終わった後帰宅して、1時間程度、庭の草取りです。

連日、雨が降って土が柔らかくなっているので、草が抜きやすいのはいいですが、雑草にとっても恵みの雨。

抜いてるそばから新しい雑草が生えてきて、終わりが見えないです。(笑)

 

 

さて、本日は、オーダーメード補聴器の再作(型直し)について取り上げます。

 

 

補聴器メーカーさんでは、オーダーメード補聴器に関して、無料の再作期間を設けてあります。

 

シーメンス社のカタログ

 

修理の保証期間とは異なりますが、120日(4ヶ月)以内に限り、『痛い』、『ゆるい』、『ピーピー音漏れする』など形状の不具合があった際、無料で再作(型直し)することが可能です。

補聴器屋さんでは、補聴器のお渡し時に必ず、再作期間のことを伝えられますが、お渡し時の説明は多いものです。

特に、補聴器購入が初めてのお客様にとっては、電池の入れ方、装用の仕方、お手入れなど覚えておくことがたくさんあるので、ついつい忘れてしまいがちです。

また、軽・中度のお客様であれば、補聴器購入後、長時間使わないことがあるので、意外に形状の不具合がわからなかったりします。

 

 

「補聴器が入れにくいなぁ」と思いつつも、まあこんなものだろうと我慢して使っておられるお客様も・・・。

半年以上経過して、「実は最初から具合が悪かったんです。」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、律儀に我慢して使われる方ほど割に合わなくなる場合があります。

 

 

先々週、当店に来店されたお客様も、2か月ほど前、他店(メガネチェーン店)さんでカナルタイプの補聴器を両耳で購入されたということですが、圧迫感がひどく、ご自分の声のトーンがわからなくなると言われていました。

メーカーさんの再作保証は他店であっても適用できるので、早速耳型採取、再作となりました。

お客様の聴力も特殊で、高音急墜型といわれる聴力でした。

低音域は健聴者のきこえとあまり変わらず、2kHz以上が急に悪くなっている状態です。

メーカーさんに補聴器と耳型を送り、製作上の注意点を直接電話でやりとりし、こちらの指示通りの状態で仕上がってきました。

昨日のお渡しでは、補聴器が全体的に小振りになったこととベント穴(通気用の穴)が大きくなったことでかなり装用感が改善しました。

お客様も、「当初こんなもんかな?」と我慢していたそうですが、かなりの改善具合にとても喜ばれています。

 

 

耳の中はとても繊細です。

耳道部分の長さを変えたり(1.5から2.0mm程度)、シェルの大きさをコンマ数ミリ小さくしたり、ベント穴の大きさを変えるだけで、まったく装用感が変わってきます。

補聴器屋さんは、お客様の聴力に応じて採型するときの圧力を微妙に調節される方もいらっしゃいます。

ご自身の補聴器に納得できるようオーダーメード補聴器の再作は遠慮せずに申し付けてください。

『遠慮は損。』

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

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