春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
昨日は、店が終わった後に春日市商工会議所にて行われた講習会に参加してきました。
講習会の内容は、『厳しい時代環境を生き抜く商業経営の原則』という内容。
商売(小売り業)を行う上で、基本となることを改めて学んできました。
講師の麻生祥三郎氏(オフィス未来代表)は、地元九州の企業を対象に経営のコンサルティングを行われています。
とても印象に残ったのは、
「お店(会社)の売上高は、誰が決めているのか?」というもの。
普通は、「経営者」とか「社長」という答えが返ってくるでしょうが…。
決めるのは、「お客様」という答えをズバリ言われました。
お客様から支持されない会社はどんなに大きくても簡単につぶれてしまいます。
「会社は、業績を伸ばして大きくすることよりも、『永く』経営していくことが崇高で難しいこと。」と言われていました。
「永く」商売しているということは、それだけお客様からの期待を維持し、応え続けているということで、どんなに小さな個人店であっても素晴らしいこと。
我々、商工会に属する小さな小売店にとってはとても心強い言葉でした。
商品やサービスはお客様にとって、「予想外価値」あるいは「期待以上価値」を提供しないと認められないと言われました。
私が取り扱っている「補聴器」は、まさにこの通りだと思います。
補聴器専門店、メガネチェーン店、電気店、デパートと様々なお店で補聴器は取り扱われています。
言い換えると、どこで買っても物は同じということです。
しかし、補聴器ほど取り扱う店や担当者によって効果が豹変するものはなかなかないかもしれません。
難聴者のきこえの状態を細かく把握し、適用する補聴器の性能(機能)を理解し、うまくフィッティングしなければ、どんなに高価な補聴器でも使う方の満足を得ることはできません。
「高い補聴器を買ったけど、全く使っていない。」
と言われる方をたくさん見てきました。
人はそれぞれ「価値観」を持っています。
価格が15万円の補聴器がカタログにあったとすると、その補聴器を試聴して15万円に値するものであれば購入されるでしょう。
しかし、5~6万円の補聴器と変わりがなかったら購入されるはずがありません。
補聴器は調整内容で、価値が大きく変化します。
我々がこれでいいと思った調整でも、難聴者の方が日常で使っていると、大小不具合が出てきます。
小さなところでは、新聞を読むときのページをめくる音であったり、スリッパで廊下を歩く時の音であったり、トイレの水を流す時の音であったり…。
微調整を何度か繰り返して、その方の補聴器を作りこんでいきます。
一人一人のお客さんが、「補聴器を付けて良かった!」と思っていただけるよう、お渡しした後のアフターを一層心掛けていきたいと思います!
そして10年、20年と「永く」補聴器屋さんをやっていけるよう、難聴者の方々の期待に応えていきます!
本日は以上です。
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