春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
今日は昨日までと打って変って快晴。気持ちのいい天気です!
昨日は、私の母親の誕生日。72歳となりました。店が終わってから、片道車で1時間、久しぶりに実家に行き、お祝いに花を上げると、「花は好かんとに。」と照れ臭そうに喜んでいました。
実家でちょっと気づいたのですが、テレビの音が大きかったです。(汗)
父親の聴力が低下しているようで、大きくしないとよく聞こえないようです。
メーカー時代、マーケティング部のデータに、70歳以上の老齢者が、1日にテレビを見る時間は、平均で5時間以上というのがありました。
確かに、父親が家にいる時は、テレビを見ている姿しか見たことがありません。
私が長年、補聴器に携わった仕事をしているにもかかわらず、「オレは、補聴器なんかしたくない!」と頑固です。(困)
一般の方であれば、尚更でしょうね。
さて、今日は補聴器の耐久性について書いていきましょう。
補聴器を初めて購入される方から受ける質問の多くに、「補聴器は何年もつの?」というのがあります。
補聴器の専門店さんやメガネ兼業店さんでは、決まり事のように「5年です。」と答えられます。
テレビや冷蔵庫のような家電製品は、普通に使っていても20年近く使えます。車でも大事に使えば、10年~20年くらいは平気で乗ることができるでしょう。
一体、この「5年」という根拠はどこからきているのでしょう?
メーカー出身の私が、ぶっちゃけトークで申しますと、5年で補聴器が機械として使えなくなることはありません。
私がお会いしたあるお客様に至っては、17年間ひとつの補聴器を使っているという方もおられました。(驚)
※この事例は、正直、極端な事例で、「アタリ」の補聴器だったと思います。
機械としての耐久性は、お手入れや状態が良ければ、10年くらいは使えます。
では、販売店さんが口をそろえて言う、「5年」の根拠は?
私が勝手に解釈している理由の一つに、福祉制度があります。
ある聴力を下回った場合、聞こえの障害の点で「身体障害者手帳」を取得することができます。
身体障害者手帳を取得した後、申請の手続きを取れば、自治体から補聴器購入の補助を受けれます。
ちなみに、障害等級と福祉(障害者自立支援法)での補聴器購入基準は以下の通りです。
ここに、耐用年数欄に「5年」と明記されています。
自治体で補聴器補助の制度が5年に1回更新されます。
つまり、対象者の聴力度数の変化や補聴器の傷み具合を踏まえた上で、5年に1回、地自体が補聴器購入の補助をしてくれる訳です。
この「5年」をあたかも補聴器の寿命のように説明されているのかもしれません。
では、逆に言えば、「最低でも5年は使える。」ということですね。
こう、ご説明すると、ほとんどのお客様は安心されます。
しかし、最近の補聴器メーカーさんは、新製品を次々と出されるので、カタログには4年くらいしかその機種が掲載されていません。
カタログ掲載から落ちてしまうと、その後の修理対応が5~6年くらいなので、運が悪ければ、買って5年で修理不能ということがあるかもしれません。(悲)
ここで宣伝を一つ、
昨日から、「かすが補聴器専門店」では、デンマークの補聴器メーカーワイデックス社の補聴器セールを行っております。
ご興味がある方は、当店のホームページをご覧ください!
http://www.kasuga-hochouki.com/%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%83%85%E5%A0%B1/?logout=1
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