春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

補聴器の汗・湿気対策

2017-07-18 09:00:00 | 補聴器
春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログ

 

 
 
 
 
梅雨に入りじめじめした天気が続くと

湿気や汗による

補聴器へのダメージが蓄積します。

 

耳あな型(オーダーメード)補聴器の場合

補聴器本体が耳の穴に収納されるため

直接、汗の影響を受けることは少ないです。

 

しかし、耳かけ型補聴器は、

補聴器本体を耳の後ろに引っ掛けるので

汗や油脂の影響をダイレクトに受けます。

 

10年以上前の耳かけ型補聴器は

デザインや設計上、

スイッチやボリュームの部品の隙間から

汗やほこりが侵入して故障を頻発していました。




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≪以前の耳かけ型補聴器≫

 

最近の耳かけ型補聴器は

各メーカーさんの開発努力もあり

構造上、極限まで部品の隙間がなくなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0442[1]

≪最近の耳かけ型補聴器≫

 

また、防水や撥水の処理が施されており、

物理的にも汗・湿気・ほこりの侵入を防いでくれます。

 

海外メーカーには

携帯電話やスマホが取得している

防水・防塵の国際保護等級(IPコード)を

取得しているものもあります。

(フォナック、オーティコン、ワイデックス、シバントス、ユニトロンなど)

 

さらに、防水型の補聴器に関して

フォナック社のナイーダモデルと

シバントス社のアクアリスモデルは

保証期間の2年間、

防水メンテナンスが2回(年1回)

無料でサポートされます。

 

補聴器の6大メーカーは、

すべて欧米のメーカーなので

日本市場のように高温多湿の気候ではありません。

そのため、従来は過度の汗・湿気対策は

行われていませんでした。

 

しかし、超高齢化社会を迎えた日本や

経済発展が著しい東南アジアに対し、

海外の補聴器メーカーは、補聴器マーケットとして

重要視しているようです。