春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

オーダーメード補聴器、製作上の注意点

2017-07-16 09:00:00 | 補聴器
春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログ
 
 
 
 
オーダーメードの補聴器を注文する際、

一人一人のお客様の

耳に合わせた形状で製作するため

注文内容も細かくなります。

 

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メーカーさんも

現場(お店)から得られる

お客様の情報が

採取した耳型と

注文書に記載された項目しかないので

非常に限られた情報での補聴器製作となります。

 

各メーカーさんの注文書を見ると

・耳の状態

・お客様の補聴器経験(前に使っていた補聴器の情報)

・お客様の聴力データ(オージオグラム)

・補聴器の製作上の指示

(ベント仕様、ワックスガードタイプなど)

・オプション仕様

という具合に

注文書を真面目に記入していくだけで

結構な時間を要することとなります。

 

補聴器屋さんの技術や経験が豊富であれば

できあがりの補聴器をイメージし

注文書を通じてメーカーさんに

細かく製作上の重要なリクエストをします。

 

たとえば、

・ベント(通気孔)の形状や径の大きさ

・耳道部の長さ・太さ

・テグス(取出し用コード)の形状・長さ

などです。

 

お客様ができるだけ使い易くなるよう

再作(作り直し)にならないよう

注文書だけで伝えきれなければ

メーカさんのラボと

直接、電話で打ち合わせしたりもします。

 

オートシェル(自動シェル成形機)や

3Dスキャナーなどが導入されても

オーダーメード補聴器は

まだまだ「人」が手間暇かけて

製作しています。