春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

電話の聞き取り向上(その4)

2013-11-12 19:40:08 | 補聴器

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朝夕が寒くなってきました。

昨日の夜、ニュースで初雪の映像を見ました。

関東でも、一桁台の気温だったみたいで、いよいよ冬支度が必要です。

営業時間後に、春日公園をジョギングしていますが、走り出すころにはもう真っ暗。

半袖Tシャツ、ジャージでは、ちょっと厳しくなっています。

 

 

本日は、「電話の聞き取り向上(その4)」です。

 

 

前回、補聴器を使って電話の聞き取りを向上する方法をお伝えしました。

今回は、Phonak社のシステムが電話の聞き取りに効果がある点をお伝えします。

 

 

スイスのメーカーPhonak(フォナック)社のシステムに、『DUO Phone(デュオフォン)』という機能があります。

 

 

総合カタログにこのアイコンがある機種に限定されますが、非常に電話の聞き取りに有効なシステムです。

このシステムは、補聴器を両耳使用した際、受話器をあてた側の音声情報を、もう片方の補聴器に無線で飛ばし、両方の補聴器で電話音声を聞き取ることができます。

通常、電話を両耳で聞くことはありませんが、片耳ではどうしても聞き取りが困難な場合、両耳で聞くことで聞き取りの向上が期待されます。

 

 

Bluetooth(ブルートゥース)を使って、電話を聞きやすくする機能を前回紹介しましたが、この機能は、あくまでもBluetoothが使える携帯電話・スマートフォンに限定されます。

つまり、自宅の固定電話などでは使うことができません。

Phonak社の『DUO Phone(デュオフォン)』機能は、両耳仕様に限定しますが、携帯電話・固定電話を問わず使用できます。

 

 

使い方は以下の通りです。

 1.電話機にマグネットを付ける。

 2.受話器を耳(補聴器)近づける。

 3.磁力で補聴器のプログラム(設定)が自動で『DUO Phone』モードに変更。

 4.受話器側の音声を反対側の補聴器に飛ばす。(両耳で聞こえます)

 5.受話器を離すと、元の補聴器設定に戻る。

 

YoutubeにPhonak社の動画が公開されているので紹介しておきます。(ただし、英語です) こちら

 

受話器の上に付けたマグネット(マグネットは、補聴器に付属。)

 

 

以前にもこのブログで紹介しましたが、いろんなメーカーが補聴器を両耳使用する際に有効な『両耳間通信機能』のシステムを補聴器に搭載しています。

両耳仕様の時にとても有効な機能です。

ただし、いずれのメーカーも、補聴器のプログラム(設定)やボリューム状態を同期する機能。

Phonak社は唯一、音声情報を両耳間で通信・伝達する技術を持っています。

この技術は、Phonak社のみがワイヤレス(無線)でクロス・バイクロス補聴器を商品化している、すごい技術です。

Phonak社取扱いの補聴器屋さんならどこでも体験できると思いますので、興味がある方は、一度体験してはいかがでしょう?

 

 

 

 

 

本日は、以上です。

 

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