春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
朝夕が寒くなってきました。
昨日の夜、ニュースで初雪の映像を見ました。
関東でも、一桁台の気温だったみたいで、いよいよ冬支度が必要です。
営業時間後に、春日公園をジョギングしていますが、走り出すころにはもう真っ暗。
半袖Tシャツ、ジャージでは、ちょっと厳しくなっています。
本日は、「電話の聞き取り向上(その4)」です。
前回、補聴器を使って電話の聞き取りを向上する方法をお伝えしました。
今回は、Phonak社のシステムが電話の聞き取りに効果がある点をお伝えします。
スイスのメーカーPhonak(フォナック)社のシステムに、『DUO Phone(デュオフォン)』という機能があります。
総合カタログにこのアイコンがある機種に限定されますが、非常に電話の聞き取りに有効なシステムです。
このシステムは、補聴器を両耳使用した際、受話器をあてた側の音声情報を、もう片方の補聴器に無線で飛ばし、両方の補聴器で電話音声を聞き取ることができます。
通常、電話を両耳で聞くことはありませんが、片耳ではどうしても聞き取りが困難な場合、両耳で聞くことで聞き取りの向上が期待されます。
Bluetooth(ブルートゥース)を使って、電話を聞きやすくする機能を前回紹介しましたが、この機能は、あくまでもBluetoothが使える携帯電話・スマートフォンに限定されます。
つまり、自宅の固定電話などでは使うことができません。
Phonak社の『DUO Phone(デュオフォン)』機能は、両耳仕様に限定しますが、携帯電話・固定電話を問わず使用できます。
使い方は以下の通りです。
1.電話機にマグネットを付ける。
2.受話器を耳(補聴器)近づける。
3.磁力で補聴器のプログラム(設定)が自動で『DUO Phone』モードに変更。
4.受話器側の音声を反対側の補聴器に飛ばす。(両耳で聞こえます)
5.受話器を離すと、元の補聴器設定に戻る。
YoutubeにPhonak社の動画が公開されているので紹介しておきます。(ただし、英語です) ⇒こちら
受話器の上に付けたマグネット(マグネットは、補聴器に付属。)
以前にもこのブログで紹介しましたが、いろんなメーカーが補聴器を両耳使用する際に有効な『両耳間通信機能』のシステムを補聴器に搭載しています。
両耳仕様の時にとても有効な機能です。
ただし、いずれのメーカーも、補聴器のプログラム(設定)やボリューム状態を同期する機能。
Phonak社は唯一、音声情報を両耳間で通信・伝達する技術を持っています。
この技術は、Phonak社のみがワイヤレス(無線)でクロス・バイクロス補聴器を商品化している、すごい技術です。
Phonak社取扱いの補聴器屋さんならどこでも体験できると思いますので、興味がある方は、一度体験してはいかがでしょう?
本日は、以上です。
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