春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
今日はすごくいい天気です。目の前の春日公園ももう少し待ったら、桜が咲きだすでしょう。とても楽しみです。
今日は、耳かけ型の補聴器にオプションで使用する「イヤモールド」について書きたいと思います。
すでに耳かけ型の補聴器をお持ちの方や使ったことがある方はご存じだと思いますが、補聴器を使う上で最も多いトラブルの一つに「ハウリング」というものがあります。
装着した際に、ちきんと耳に装用していないと補聴器が、増幅した音を繰り返しマイクロホンで拾って、「ピー」という音を発します。
きちんと装着していても、補聴器に手をかざしたり、電話の受話器を近づけるとハウリングが生じてしまうことがあります。
そこて補聴器屋さんで提案されるものが「イヤモールド」という特注耳栓です。
通常の耳栓仕様
イヤモールド(特注耳栓)仕様
「じゃ、最初から特注耳栓を作ればいいのに・・・」と思われるでしょう。
イヤモールドを使用する場合、装着が難しくなったり、こもり感(耳閉感)が生じてしまったりと必ずしも良いことばかりではありません。
また、比較的、難聴度が軽い方は補聴器のボリュームを大きくあげる必要がないので、既成の耳栓でハウリングが生じないこともあります。
良心的な補聴器屋さんは、できるだけお客さんに負担がないように、補聴器が使いやすいようにを考えていますので、いきなり最終的な処置を行いません。
さらに、イヤモールドを使う大きなメリットとして、補聴器の固定(落下防止)があります。
耳かけ型の補聴器を使っている方には、メガネをはずしたときや丸首の服を脱いだときなどに補聴器があたって落としてしまうことがあります。
落としてしまったことに気付けば良いですが、気付かなければ大事な補聴器を失くしてしまうことにもなります。
こもり感(耳閉感)に神経質になると、なかなかイヤモールドを提案されない補聴器屋さんもありますが、オープンタイプのイヤモールドを製作することも可能です。
スケルトンタイプと言ったりもしますが、補聴器の専門店であれば、薦めてくださるでしょう。
最後に注意が一つ。
イヤモールドは一度作ってしまえば、絶対ハウリングしませんと言い切れません。
何年か使用していると、体重の増減があったり、お年を召して皮膚がたるんできたりすると、耳の形とイヤモールドにズレがでてきます。
耳かけ型の補聴器を買い替える際は、新しい補聴器で出力がアップすることもあり、ハウリングの原因となります。
買い替えの際に、イヤモールドを新調することも検討していただいた方がよいでしょう。
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