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百十九皿目 読書『プラネタリウムに星がない』(Amazonすげーーっ)

2013-06-23 | 読書
百十九皿目 読書『プラネタリウムに星がない』(Amazonすげーーっ)



作家 荒木スミシ 「プラネタリウムに星がない」


僕の父親は連続殺人犯でした。
それでも、僕が見つけた希望。

殺人犯は親になっていいの?

酒鬼薔薇事件の「未来」を小説化!
(酒鬼薔薇事件が登場するわけではありません。
モチーフにした事件が登場します)

事件発生から20年後の少し未来が舞台のニュースタイルサスペンス。

あの殺人犯の息子・テラが、作家・荒木スミシ前に現れ、交流がうまれる。
小さな心を痛める少年は、美しい髪の少女・ヒガシカワさんと逃亡し、
3人は夏のペンションを舞台に、切なく激しく「希望」を探す。感動作。
サカキバラ事件という猟奇的事件を、書く時を待ち、事件が風化した今、

彼の息子を主人公にする!
この事件の未来を優しい誠実な目線で、
希望を見つける物語にした!

目を背けたくなるような猟奇事件を、
真逆の美しさに変えてしまったことこそ、小説の力!

あなたを救う一冊!



このコピーを目にし

とても興味をひかれた物語

どんな希望が描かれているのか読んでみたい

1997年 日本中を震撼させた 少年による凶悪犯罪 
サカキバラ事件
あれから16年の月日が過ぎようとしている
少年院に送致された少年はその後2004年に社会への復帰の一歩を踏み出したらしい

社会へ戻ってから9年 彼はどこでどんな生活を送っていたのだろうか
猟奇的な犯罪を犯した人間が完全な更正をとげることができるのか

もし今、私たちのすぐ近くに彼が存在していたら
間違いなく彼を怖がり自分の子供たちを守らなければならない
そんな強迫観念にとらわれるに違いない

そういう世間の眼差しの中で 彼は生きている
当然 まわりの人たちには気づかれないように ひっそりと生きているのだろうが
いつ 誰かに 気づかれやしないかと 怯えて過ごす日々かもしれない

そんなモンスターと一般市民が共存できるのかどうか
私にはわからない

殺人犯が親になっていいの?そんなテーマにひかれ読んでみた。

結末がよくわからない部分もあったが、主人公と少年のひと夏の描写が巧く描かれており
読んでいて苦しくなるほどの重いテーマながら
日本文学っぽくない爽やかな青春小説に仕上がっている。

テラとヒガシカワさんは物語上本当にいるのだろうか。
この問いへの答えは一人一人違うはずだ。

200ページほどの短めの本なので普段本を読まない人にもおススメ。




さて

真面目にレビューもしたので本題に移りたいと思います(本題?)

それは
Amazonすげーってお話です。
今回、この本を勧めてくれたのはわたしの友人でした。
メールで『面白そうな本があるんだけど書店にないんだよね、かっしー持ってない?』
との問い合わせがありましてね。

持ってなかったし、インターネットであらすじを読んでみたら面白そうだったので
買ってみようかと思いましたが、友人に聞いたようになかなか書店では見つかりにくい本のようです。

こんな時はAmazonさんの出番じゃないですかー
(※わたしはAmazon信者ではありません。むしろリアル書店保護派です)
しかし、行動範囲内にない本を買う時はAmazonさんはとても便利な事も否定しません。

そしてAmazonさんで購入しようと該当ページに飛んでみたところ・・・

在庫数2

って書いてあるじゃないですか。
天下のAmazonさんですらですよ。こりゃ近所の本屋にはないはずだ。

そんな事を考えていると一つの疑問がわいてきました。

ホントに在庫2なの~?
在庫を少なく表示しておいて購買意欲を煽る商法は今も昔もあります。
(Amazonに失礼ww)

しかし一度芽生えた疑念の心はなかなか消えません。

そこで・・

友人と相談し、同じ時間に同時に購入してみることに。


約束の時間
せーの!

ポチ



Amazonすげーーーーっ!

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