行くならどっち?『旨い店』と『美味い店』

広島食い道楽雑記
食も出会いじゃけぇ、出会った限りは知らんとね!
『食』って人を良くするって書くんよ

七十六皿目 博多deうどん

2010-07-20 | 食べ歩き
七十六皿目 博多deうどん


やぁやぁ!
我こそは『にしき堂の生もみじ』
初めて博多に持ち込んだ者なり~(絶対違うと思うけど・・)


博多祇園山笠真っ最中の博多ですから駅前でこんな写真撮るのホント恥ずかしいッス・・
今回はタクシーの乗車ロータリー前でしたッス・・

なんでしょう、妙な使命感みたいなものが出てきているんスよねぇ・・
でも、今回も刺すような視線を浴びて満身創痍になりましたのでこのパターンは
これで最後にします・・


さて、前置きはともかく博多にやってきました。
皆さんは博多といえば何を思い浮かべますか?

博多の街に夏をつげる上記写真の博多祇園山笠?
それともデパートやアウトレットなどのショッピング?
それとも、西日本随一といわれる歓楽街、中洲?
それとも、玄界灘の美味しい魚介類?

そんな中、皆さんの大多数が思われるのは、
何を言ってるんだ!!
博多といえばラーメンだろう!!
ということではないでしょうか?

しかし、わたくしはあえて言いたい!
博多といえばうどんだろうと!

なにを言っているんだと言われそうですが、人間思い込みはいけません。
突然ですがわたくし先日、自分自身のフルネームをパソコンで検索してみましてね。
そしたらなんと同姓同名が二名Hitしまして、

一人はヨーロッパの某航空会社で客室乗務員をされている男性
一人は某大学 河海工学研究室で勉強をされている男性

二人の経歴などを見ていると二人とも輝かしい経歴をお持ちでして、
間違っても博多駅でもみじ饅頭を撮影している感じではないんです_| ̄|○
勝てなぃ……_| ̄|○

しかし、ひとしきり落ち込んだ後なんとなく画面を見ていると
河海工学研究室の学生さんの方が自己紹介のホームページをされていまして、
そこを覗いてみると、なんと!
自分大好き!!
と、いうタイトルでして・・
海岸で一人でカッコをつけている写真を載せていまして・・

ふふ 自分大好き!! なんて・・なんて孤独な響き!
それを見たわたくしは大いに溜飲を下げ、
『青年よ河海工学の勉学頑張りたまえよ』という気持ちになったものです

同姓同名であってもこれだけの違いがあるのですから、
博多でうどんを紹介しても全く問題ないはずですし、
皆さんも博多=ラーメンが思い込みであっても全く恥じることはないのです。

もう一つ皆さんの思い込みを壊すサイトのご紹介。
それはかの福岡市様のホームページ
福岡市ホームページ
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うどんも、そばも、まんじゅうも博多発祥って知っていましたか?

残暑厳しい中、食欲が今ひとつ…という人でも食べたくなるのが麺類。
特に、うどんとそばは冷たいものでも温かいものでも人気です。
その「うどん・そば」が博多発祥って知っていました?

 博多祇園山笠発祥のお寺としても知られる博多駅前1丁目にある
「承天寺(じょうてんじ)」(1242年)の境内には
「饂飩(うどん)蕎麦(そば)発祥之地」という石碑が建っているのです。
承天寺を開いたお坊さん・聖一(しょういち)国師(こくし)は
仁治2年(1241年)に中国から帰国した際に、
製粉の技術を持ち帰ったといわれます。
当時は、多くの僧侶たちが博多(那の津)から仏教修行のために中国へ旅立ち、
教典とともに多くの書物と技術を持ち帰ったのです。
このおかげで、きめ細かい粉が作られるようになり
「饂飩・蕎麦・饅頭(まんじゅう)」などの粉物食文化が全国に広まっていったのでしょう。
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福岡市 博多の豆知識vol17より転載

どうだ!!(なにが?)

そんなわけで今日の昼食はうどんなんです。


さて、お目当てのうどん屋に徒歩で向かいます。
博多駅からキャナルシティ方面に歩く事10分くらい

道半ばで発見した駐車場。
これを見ると『博多』だなぁとわたしなんかは思ってしまいます。

博多ではこのように車の駐車場に屋台も駐車されています。
でも、今日はうどん

お目当てのお店に到着!

店名 うどん平 (ウドンタイラ)
TEL 092-431-9703
住所 福岡県福岡市博多区博多駅前3-17-10
交通手段 祇園駅から592m
営業時間 11:30~19:00
定休日 日曜・祝日


訪問したのが13時半くらいで幸い昼の混雑は終わっているようです。
すぐに座れました。ネット情報では昼は行列必至だそうです。
でも、この時間でも8割以上の席が埋まってました。

しかも皆さん、オーダーの仕方がまた凄まじかった。
『肉・ごぼう・かしわー』
『えび・ごぼう』

そんなオーダーの仕方だったんです。
面食らったわたしは、慌てて壁のメニューを見ますが、壁には
『かけうどん』
『わかめうどん』
『肉うどん』
『天ぷらうどん』
等の当たり障りのないメニューしかない。

恥をかいては広島男児の名折れと頭をフル回転させやっとわかりました。
『肉・ごぼう・かしわー』肉うどんに+ごぼう天+鶏肉入りの炊き込みご飯のおにぎり
『えび・ごぼう』うどんにえび天+ごぼう天
と、いうことでよろしいと思います。

メインのうどんとトッピングを頼んでらっしゃったのね。
その中でも『かしわ』はわたしでも分かりました。
学生時代を福岡県で過ごしたおかげで『かしわむすび』は普通でしたから。
(その中で大分のかしわめしは圧倒的に美味しかったのを覚えています)

ルールさえ理解できればこっちのものです。
わたくしを悩ませるとは敵もなかなかやるものです(敵?)
さて、注文です。遠路広島から来たからには最高のものを頼まねばなるまい!

『肉・えび・ごぼう・かしわ』お願いしまーす!

贅沢が過ぎたのか、少し店内の空気が変わった気がしました。
サラリーマンが背伸びするフリしてこちらの様子を伺った気が・・
OLさんが化粧直しをするフリをしてこちらの様子を伺った気が・・

次の瞬間、カウンターの女性が
すみませーん!
その中でえび・ごぼう・かしわが今日は終わりました!


えー!
では、何が?

肉はあります。後、かしわの変わりに稲荷寿司ならあります。

・・では、それでおねがいしまーす

でも、ここのうどんはホントに美味しいです!
福岡のうどんは麺が柔らかいですから、讃岐地方の方や讃岐うどん愛好家の方々は
なんておっしゃるかわかりませんが、広島の方はむしろ安心する味ではないでしょうか。

すごく大きな意味では広島の『ちから』のうどんの味に近いとわたしは思いました。


これだけの事を言いたくて文章がこれだけ長くなるのがわたくし。
だって、いきなり
『今日は博多でうどんを食べてきましたー』
って書いちゃうと
『博多でうどん~?バッカじゃないの~』と往年のジュリアナギャルのような言葉遣いで
怒られると考えるだけで胃が・・腸が・・


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七十五皿目 名誉と名声を求めて

2010-07-04 | 食べ歩き
七十五皿目 名誉と名声を求めて


この歳になっても自分は何も成し遂げていないと思うことはありませんか?

この歳にもなればみれば社会的には社長をやっているヤツもいたりして、
スポーツの世界でも大リーグでバリバリ活躍している同い年がいたり。
振り返って自分自身はどうなのかと。

かのギリシャの吟遊詩人ホメロスもこう言ってた気がする。
『人の命は儚く短いが名誉・名声は後世まで残りえる』と


さて、現在何も成し得ていないわたしは名誉・名声をどう残そう。

そうだ、東京へ行こう!

さぁ、東京に着いた!(ただの出張
さぁさぁ、名声を残すぞ!

さて、どうやって名声を残そうか・・

タイミング良く、トラックの前にボールを追いかける少女が飛び出してこないかなぁ~
横っ飛びで助けてあげるのに。

電車内でおばあさんが立っているのに席を譲らない不良でもいないかなぁ~
見て見ぬフリするのに。もしくは寝たフリ

そうそう事件に巻き込まれる事もなく歩いているとある考えが浮かんできました。
そんな大それた事をしなくても、ようは何かの一番になっちゃえばいいんじゃないかと。
テレビでくだらない事に挑戦してそれをギネスに登録するんだ!とかやっていますが、
ようはそんな事でいいんじゃないかと。

ところで、くにひろ屋の洋酒ケーキって知ってます?
最近わたしの中で絶賛大ヒット中のお菓子でして最近出張の際は
くにひろ屋の非公認営業マンとして各地でPRに励んでおります。

これがその洋酒ケーキ


今回の出張にあたり5個入りパックがカバンにギッシリ!


今回の東京出張はいつもと違いオサレな場所の得意先。
いつもは新橋とか荻窪なのに、今回は渋谷と南青山!

そこでこう考えてみたらどうでしょう。

わたしは渋谷と南青山に初めてくにひろ屋の洋酒ケーキを持ち込んだ人間だと

そういうプランではどうでしょう
それでいってみましょう
証拠写真と共にどうぞ!

渋谷駅ビルである東急百貨店に向けてー!パシャリ


ハチ公の銅像の前でー!パシャリ


スクランブル交差点のド真ん中で109方面に向かってー!パシャリ


さぁ、どうだ!
あまりのくだらなさに自分自身が嫌いになりそうですが、
こういうのが好きな人もいると信じておきましょう

教訓その1
よく大都会東京は個人主義で人が困っていても見て見ぬふりをするなど
東京砂漠的な話をよく聞きますが、今回の撮影中は道行く人々がみんな
わたしをガン見していましたよ
もちろん対不審者目線でね!
そりゃそうです、写真を見ていただいたらおわかりの通りこの日は雨。
スクランブル交差点の真ん中で右手にカメラを持ち、左手に洋酒ケーキを持ち、
首と肩の間に傘を挟んだサラリーマン風が両手を高く上げ撮影してたら
そりゃ不審者です。まだまだ東京も捨てたもんじゃありませんね。
待ち合わせのメッカであるハチ公前では写真の直後、3組の修学旅行中学生に
写真を頼まれ、渋谷駅ビル方向を撮っているわたしの後ろにはスターバックスの
巨大店舗があり撮影しているわたしの背中に不審者への容赦ない視線が。

教訓2
今回の出張で得意先の会社に入ってから10分間くにひろ屋の洋酒ケーキの美味しさを
語っていると、先方の担当者から『かっしーさん今回東京に何しに来たんですか?』と・・

仕事はマジメにしましょう

教訓3
このブログを書いた後に気になってホメロスの叙事詩『オデュッセイア』を読み返してみると、
『オデュッセイア』の主題は、
『永遠の命や不朽の名声を追い求めるよりも、家族との日々の暮らしを大切にせよ』
というものでした

あれ?名声いらなかったか?



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雑学
今回話に出てきたホメロスの叙事詩『オデュッセイア』
この物語に出てくるナウシカア(=ナウシカ。パイエケス人の国の王女)は
宮崎駿氏の『風の谷のナウシカ』のモデルなんですよ。知ってました?