行くならどっち?『旨い店』と『美味い店』

広島食い道楽雑記
食も出会いじゃけぇ、出会った限りは知らんとね!
『食』って人を良くするって書くんよ

十四皿目 『夜中にラーメンを食べても太らない技術』

2008-03-05 | 食雑記
十四皿目 『夜中にラーメンを食べても太らない技術』

今日、この本を買いました。

買う予定は全くなかったのですが、本は出合いと申しますし。
なかなか面白そうな本です。


実は、今日広島市内の某スーパーに車を止めて、近くのお店で
昼食を食べる予定だったのですが目当てのお店が定休日な事が
車を止めた後発覚しまして・・
しかも、この某スーパー、市内中心部にある為でしょうか駐車料金を
とられてしまいます。

30分180円です。
このスーパーで買い物を1000円すれば3時間無料になるのですが、
この1000円がなかなか敷居が高い。
まぁ、敷居が低かったらどんどん無断駐車されてスーパーが困るから
「普通」の外回り営業マンであるわたしが高いと思うこの値段設定は
スーパー側の思いからすればまず順当といったところでしょうか。

さて、お目当てのお店が定休日なのに、すでに車は駐車場に入れてしまっています。
この後、どうするべきでしょうか。

こんな時に限って特に欲しいものはないもので、1000円ぶんの買い物どうしよう・・

え?

『普通に駐車料金を払って出ればいいじゃないか』ですって?

それがなかなか・・

このスーパーには過去も駐車した事がありますが、出るとき係員の方に
買い物していませんと言ったら凄く不思議そうな顔をされるのです。

考えすぎかもしれませんが、わたしにはそう見えるのです
実際「え?買い物してないの?あ~そう。じゃあ~180円ね~」と
かなり集金に慣れない感じの対応をされた係員の方もいらっしゃっいましたし

ま、そんなこんなで何か欲しいものがあればと店内へ。

向かったのが本屋。

最初に戻りますがそこで買ったのがこの本です。

最近は新書を買う事が多いのですが、最近は新書はブームといっていいほど
どんどん発行されていますが、その一助になっているのがタイトルの上手いつけ方だと思うのですがいかがでしょう。

※そのハシリともいえるのが『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』であると
考えています。
中身は会計学なのに、このタイトルだと思わず手にとってしまう上手いタイトル
だと思います。

今日買った本も、男向けのダイエット指南本ですが、なかなか興味をそそるタイトルです。
まだ読んでませんが本屋でパラパラとみる感じただのダイエット本ではないようです。
著者の紹介を読んでみると以前『やせたいなら食べなさい』を書かれたこともある
伊達友美氏。
経歴は管理栄養士さん。自身のダイエット経験から前述の『やせたいなら食べなさい』を執筆されたようで
今回はその男性版といったところでしょうか。

目次から少し紹介します。

夜中にラーメンが食べたい
⇒食前に野菜ジュースを飲め

夜食に宅配ピザが食べたい
⇒オリーブオイルをかけて食え

むしょうに肉が食べたい
⇒羊・牛・豚はOK 鶏はNG

等々、まさに男向けです(笑)

しかし、さすが管理栄養士さんで、油の良し悪し等が書かれたりしていて
なかなかに中身は濃いようです。
今から読みますがなかなか面白そうです。

さて、今日はこの本を買って某スーパーの駐車場から脱出します。
アデュー



その後・・




出口に行ったら、
「本日、お得意様優待会の為、駐車料金無料デー」



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十三皿目 忘れられない言葉

2008-03-02 | 食雑記
十三皿目 忘れられない言葉

だれにでも忘れられない言葉があると思います。
いろんな立場・シュチュエーション。
あなたにとっての忘れられない言葉ってなんでしょう。

告白?映画スターのかっこいいセリフ?大切な人に言われた言葉?

でも、今回はそんな大げさな忘れられない言葉ではなく、
日常の言葉、大した事ではないのになぜか時々思い出してしまう・・
そんななぜか心に残っている言葉を紹介させてもらいます。

先日、フミチョコさんのブログを見ていたら「かりんとう」が紹介されて
いました。
http://fumichoco.exblog.jp/6840086/
この記事を読みながら昔の事を思い出していました

わたしは学生の頃、某デパートの和菓子売り場でアルバイトをしていました。
ある日アルバイトに行くと今日は催事場を手伝って欲しいと言われ、8階に
ある催事場にいくと「第○○回大江戸物産展」の文字。
会場に入っていくと、売り場の社員さんから
「かっしー君は会期中この売り場を頼むよ」と言われたのが

某大手和菓子メーカーのかりんとう実演コーナー。

その売り場にはすでに職人さんが一人おられ、早速挨拶。


わたし「今日はよろしくお願いします。」
職人さん「ん。」
わたし「かりんとう作りって難しそうですね」
職人さん「ん~」

と、始終こんな感じでいかにもな職人肌。
機嫌を損ねることなく期間中過ごそうと決めて早速開店準備

職人さんがもくもくとかりんとうを作り始めてしばらくして・・

職人さんが「ん!」と差し出した出来立てのかりんとう。


食べてビックリ!美味しすぎる!!
サクッとした食感。その後に溶けてくる黒砂糖の甘さ。
もちろん出来立てのホカホカを食べたのは生まれて始めてです。
(今書きながら思い出してもあれ以来ホカホカかりんとうは食べていません)
その興奮を隠す事無く、
「旨いです!こんなかりんとう食べたの始めてです!」と伝えると、

職人さんは始めて「ん」以外の言葉を喋ってくれました。

「そうか、旨いか。じゃあお前のこの期間中の仕事は、その旨いと思った
気持ちを店の前を通るお客さんに伝える事だ。出来るな」
「はい!出来ます!」

・・さながら青春ドラマのようです。
『アツい』ですね(笑)
今考えると若さ溢れる一幕ですが、わたしにとってこのぐらいのインパクトが
あったんです。ホカホカサクサクの出来立てかりんとう

※かりんとうの歴史を少し紐解いてみます
かりんとうは"小麦粉に砂糖を加え油で揚げ、外側に煮溶かした黒砂糖や白砂糖をかけた"お菓子です。
そのかりんとうが初めて登場したのは、約1200年前、遣唐使によって中国から渡来した油揚げ菓子が発達した
という説や、中国人によって16世紀ごろ長崎に来たという説、また同じ頃、ポルトガルからカステラなどと一緒に
伝わったという説などがあります。
 日本に広まったのは明治8年頃。浅草・仲見世の店が棒状のものに黒砂糖をつけたものを売り出し評判となり、
下町一帯に広まり、日本を代表する駄菓子になりました。

さて、最初の言葉通りわたしは期間中売りに売りました
そして数日たった日の休憩中、裏のバックヤードで職人さんと二人で
ダンボールの上に座りタバコを吸ってた時の事です。

職人さんがポツリとわたしに言いました。
「おれはもう20年以上こうやって日本中を仕事で回っているかわりに
年に15日ぐらいしか家に帰る事が出来ない。
おかげで嫁さんと子供も出来なかったけど、もし子供がいたらお前ぐらいかな。
まぁ、かりんとうが子供みたいなもんだ。かりんとうがおれの子供みたいな
もんだと嫁さんの前で言うと怒られちゃうけど、考えてみると嫁さんには
悪い事をしたなと思ってるんだよ」

その言葉を聞いた時、20代前半のわたしは正直こんな人生は自分には
出来ないし、したくないなと思いましたが今30代になって数年・・
この職人さんの凄さが少しはわかるようになった気がするし、
なぜかこの人の事を忘れずたまに思い出します。
この人はかりんとう作りのプロでした。

あの時に「あと数年で定年だ」と言っておられましたが、
今どうしておられるか知りたいものです。
会ってお礼がしたいなぁ

人との出会い。これからも大事にしていきたいです
そしてもっと成長していきたいなぁ
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