行くならどっち?『旨い店』と『美味い店』

広島食い道楽雑記
食も出会いじゃけぇ、出会った限りは知らんとね!
『食』って人を良くするって書くんよ

三皿目 嫌になる瞬間

2007-11-25 | 家料理

今日は家でぜんざいを作ってみました。 で、出来たのがこれ これは素晴らしく美味しく出来たのですが(←自画自賛)家でお菓子やジャムを作るときに嫌になる瞬間がこれ↓(下)

そう!信じられないぐらいの砂糖を見なきゃいけないんです!

日常生活をしていたら決して目にする事のない砂糖の分量!! これを体内にいれるのです!!

でも、美食の為にはえいっ!!!

投入完了!

あとは美味しければ砂糖の量は知~らないっと


二皿目 グルメとは?

2007-11-24 | 食雑記

二皿目 『グルメ

街にはグルメという言葉が氾濫しています。
街を歩いても、本・雑誌を見ても。ネットの世界でも見ない日がないくらい、グルメという単語は浸透しています。
そもそも『グルメ』って何でしょうか。

グルメ』が気になります。

まずは何語なんでしょうか?調べるとフランス語のようです
(言葉の響きから薄々気付いてはいましたが・・)

日本ではバブル景気の頃から言葉の使用頻度が高くなっていて,
このころ一般的になった言葉のようです。

辞書を引いてみるとグルメはフランス語の『gourmet』からの外来語。古く、グルメは『ワイン商人の召使い』『ワイン鑑定士の召使い』の意味で用いられた語で、「ワインに精通した人」の意味から「食通」の意味を持つようになったと考えられる。現代フランス語の『グルメ』には食通の他に酒の鑑定士といった意味があるのもこの語源によるもの。 と、いうことみたいです。
ただ、その『gourmet』の語源は「少年」「下僕」を意味する中世英語「grom」に由来すると、なっておりグルメの本質的語源はフランス人が(美味しい食べ物が無いと馬鹿にしている)『イギリス』発祥の言葉みたいですね。

なんとも皮肉ですね。

先に食通の他に酒の鑑定士といった意味もあると書きましたが、これは原語において食通のような「食の情報をも重視する人」としてワイン等の関連情報に詳しい人もグルメと表現する為で、純粋に食の享楽を追及する人=美食家としてはGourmand(グルマン)と表現するほうがより正確のようです。 ここまででわかったようにグルメとは『人』や『行動』を表す言葉の為、料理そのものをグルメとは本来言わないんですね。
 結論  『グルメとは(料理を)賞味する行為を指してグルメという』
補足 英語では美食の事を単にRich food(リッチフード)と表現します。

やはりフランス語の方が良いみたい(笑)


一皿目 『旨い』と『美味い』の違いとは

2007-11-16 | 食雑記
一皿目『旨いと美味い』

パソコンで『うまい』を変換してみると『旨い』と『美味い』が出てきます。
他にも『上手い』や『巧い』も。
食に関することで言えば『旨い』と『美味い』でしょう。
この二つの漢字の違いが気になります。
どう違うのでしょうか?

感覚的には、勢いがあり豪快な料理を食べた時、発する言葉が『旨いっ!』であり、
それより少し上品な表現が『美味い』ではないかと思いますが・・

まずは辞書で調べてみます
うまいとは、飲食物などの味が良いこと。(美味い・旨い)おいしい。技術や技量が優れている。(上手い・巧い)都合が良い。好ましい

う~む、言葉の意味としては考えていた通りでしたが美味いと旨いの区別の仕方までは書いてなかったか・・

では、語源から考えてみます。
うまいは「味が良い」の意味が原義であると仮定してと・・
日本では古くから、甘みが美味とされており、特に果物がその対象であったと考えられます。
ということは語源は果実が熟して甘くなるところから熟す(じゅくす)から熟む(うむ)となり、うまいとなったと考えられます。
その証拠にお手元のパソコンで「うまい」を変換してみてもらうと前述の4つのうまいの他に常用外漢字として『甘い(うまい)』が
出てくると思います。
このことからも古来日本では甘い=うまいと考えられていたと思います。

で、漢字がなぜ2種類あるのかを考えてみましょう
ここからは思いっきり乱暴な仮説です。

まず『美味い』の方はたぶん(あきらかに)当て字でしょうから、こちらの方が新しい漢字と考えられます。
さて、そこで『旨い』です。
『旨い』の漢字 他にも見た事ありませんか? 魚編に旨いで鮨(すし)ですよね。他には?
月編に旨いで『脂(あぶら)』になります
今は『月編』と書きましたが読み方は『つき』ではなく『にくずき』なのです。
体に関する漢字には大抵この(にくずき)が与えられていて、肌、腹、胸、脳、臍、脂肪、肥、
脇、腺、肘、肺、肝、腸、肛、股、脚、腱、胚、脈等が、そうです。
と、言うことは(にくずき)が与えられている『脂』というのは身体に関係する漢字なんでしょうか。
古来、漢字は読んで字のごとく漢(中国)から伝わったものですから旨いももちろん中国から伝わってきたものではないでしょうか。
今も昔も中国は日本とは比較にならないくらいの油の文化をもっています。油の種類だけでも何種類あることやら・・
その事から『果物=あまい』をうまいとしてきた日本とは違い、中華圏では油(=脂)をうまいとしてきたのではないでしょうか
その意味から<体に必要なものとしての(にくずきがついた)>脂から変化し=旨い(うまい)となったと考えるのは乱暴でしょうか。

そう仮定するなら旨いは『濃い・脂の旨み・肉・魚の脂肪分のおいしさ』であり
その後出来た新しい言葉である『美味い』はそれよりさっぱりしておいしい料理の時使用するようにしたんじゃないでしょうか

結論らしきものはでましたが、あくまで乱暴な仮説なのでこの件については追跡調査とします(一皿目から・・)

※ちなみにサカナのサンマも『イサウマナ(磯・甘味)』から『サムマナ』⇒『サムナ』⇒サンマとなったとする説があることも付け加えておきます。
  俗説にしてもやはり日本人はウマナに甘み(あまみ)とつけちゃうのね

ブログ開店しました

2007-11-13 | 食雑記
はじめまして、かっしーと言います。
今日からブログを始めます。よろしくお願いします。
始めに自己紹介とブログの内容を紹介します。

世の中には『食通』と呼ばれる人々がいます。
あるいは『美食家』はたまた『グルメ』
それに対して僕はといえばただの『食いしん坊』

食べることが大好きでいろいろなものを食べてみたいと願う反面、
こだわりなどは全く持ってなく「近所のお好み焼き屋」の『肉玉そば』で幸せになれるし
あるいは、誕生日など特別の日に行く有名な鮨屋は無論旨いと思うが、日常良く行く回転寿司で
赤すぎるマグロを食べるのも捨てがたい楽しみとしています。
つまりは、誰もがそうであるように、僕はどうせ食べるなら美味しいものを食べたいと願いつつ、
「これも美味いよな」と妥協できる普通の人間なのです。

ただ、普通でないことが一つあって、それは『食べ物の後ろ側』がすっごく気になるんです。
後ろ側と言っても厨房の中とかではなく、(それも気にはなるけど)
その食べ物の『語源』・『いわれ』・『歴史』・『産地』が気になるのです。
一度気になりだすともうダメ。書籍・ネット等を駆使し調べたくなるんです。

もちろん書籍やネットも玉石混合なのでガセネタを信じてしまう場合もありますが
それでも僕は知りたい

このブログではお店の『味』の紹介はできるだけ避けようと思います。
すでに良いグルメブログは広島にもたくさんありますし、私自身個別のお店にはそれほど詳しくないからです。

無理に言おうとすると、よく知らない事がはっきりしてしまいかねません

そこでここでは食べ物に関しての『言葉遊び』を中心テーマにしようと思います。
でも、いつか味の評価・料理の写真などにも挑戦してみたいと思っています。
こんな私ですが、よろしくお願いします。