吾輩はシカである

歯を抜かない矯正、ほとんど痛みのない治療、簡単オペのインプラント、ハイレベルの歯科治療のかしば歯科の一言。

老人の口元はどうなっているか?

2009-09-02 22:32:35 | Weblog
以前「楢山節考」で老婆役を演じた坂本スミ子は、前歯を短く削って歯の無いように見せた。こうすることによって、口元が引っ込み口の周りの肉も垂れ下がって、迫真の老婆役を演じたのだった。
 すなわち歯を抜くということは老けるということである。

 矯正治療の小臼歯4本抜歯はこれに近いものがあると思う。

 抜歯した後は大きく隙間が開く。その隙間を詰めながら歯を並べていくのである。歯槽骨といわれる歯の周りの骨は消失するのであり、又そうならないと綺麗に並ばないのである。
 その結果、口元は引っ込み、アーチは小さくなり完成するのである。矯正直後は満足する人も多いのかも知れない。
 しかし、アーチを小さくするということは、口の中にある「舌」の行き場がなくなり奥へ引っ込むのである。いびきや睡眠時無呼吸症候群の遠因となるであろう。
 では口の外ではどんな変化があるのだろうか?
アーチが小さくなったことにより、頬の皮膚や筋肉の行き場が無くなってしまう。老人特有のシワが出来やすくなるだろう。口元は下がり、老人顔になりやすい。
 
 不正歯列は少しの原因で上手く歯が並ばなかっただけのことであるから、これを出来るだけ歯を抜かずに元通りにするという方法が普通の考え方ではないのだろうか?

 もちろんどうしても抜かないといけないケースもある。しかし上下4本抜く必要はほとんどないのである。1本か、多くても2本程度で十分だろう。

 非抜歯矯正は特殊な方法ではありません。出っ歯も治ります。4本抜歯する方法が特殊なのです。

 かしば歯科公式HP 

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