歯列矯正には、非抜歯矯正と抜歯矯正の2種類があると思ってる人がいますが違います。
非抜歯矯正で検索すると、見えない矯正とか、床装置なども出てきます。
今までは矯正治療といえば上下の小臼歯を4本抜歯していたものが主流でしたので、
できるだけ抜かない方法で矯正しましょうというのがコンセプトなのです。
マウスピースを使ったものや、取り外し式の床矯正は確かに抜かないのですが、それは抜けば矯正不可能だからです。
ごく簡単な症例ならば可能な場合もあるでしょうが、取り外し式のものでは治りません。
だから床矯正などという方法は主に成長期にしか使わないのです。しかも効果はほとんどありません。成長することによって勝手に口腔内が変化しているだけで、床矯正のせいではないのです。
これらの矯正方法を歯を抜かないから同じ種類の矯正法だとは思わないで下さい。
「抜かない矯正」は全く違う方法です。4本抜いていた矯正法をできるだけ抜かないで綺麗に並べるのです。
ブラケットとワイヤーで確実に並べるのです。言わば矯正の王道です。それがアメリカを始めとして世界の潮流なのです。
4本も歯を失うという事は、どれだけの損失になるのか分かっているのでしょうか。
しかしどうしても抜かなければ並ばないときには最小限の抜歯介入を行うということです。
抜かないから、無理やり広げるのだとか、無理やり広げるから出っ歯になってフレアーになって、などと平気でいう矯正専門医もいます。
抜かないと並べられない技術しかないということを表明しているだけです。
かしば歯科は実践で証明し続けています。
かしば歯科公式HP http://8822818.com
知りたければ勉強してください。
一本も、絶対抜かないというわけではありませんので、誤解のないようにお願いします。
ほぼ90%以上は一本も抜きません。症例によります。