吾輩はシカである

歯を抜かない矯正、ほとんど痛みのない治療、簡単オペのインプラント、ハイレベルの歯科治療のかしば歯科の一言。

円周率と抜かない矯正

2013-05-28 19:21:20 | Weblog
円周率は約3.14です。これは円周の長さが直径の3、14倍だということです。
歯のアーチは円ではありませんが、仮に円だとするとどうでしょう。
半円として、直径を半径とすると、3、14の関係は変わりません。
1ミリアーチが長くなると、3、14ミリ半周が長くなります。
どういうことかと言えば、3ミリの長さが足りない場合は全体で1ミリの半径を長くすれば良いのです。
大体2~3ミリ足りないから歯並びがガタガタになっているケースがほとんどです。
全く削らずに並べた、しかもそれがすべて円周の長さに加算されたとしても1ミリアーチが大きくなるだけです。
ほとんど見分けが付きません。並びはキレイになっているので、美しい歯並びとなります。
ところが、これを4本も抜歯して並べるとどうなるか。理論的には4ミリぐらい前歯が後退します。しかし、横幅も4ミリ狭くなりますので、笑った時に歯が無いように見えます。ブラックトライアングルの出現です。
 大きく笑えば笑うほど、貧相な笑い顔となり、歯が抜けているように見えます。実際に抜いているのだから当たり前でしょう。
 しかもアーチが小さくなった代償として多くの不具合が生じます。第一に咬みあわせ。小臼歯を4本も抜いているのだから当然でしょう。それと舌の入る空間が狭くなって奥に押し込まれます。睡眠時無呼吸症候群の危険性が出てきます。無理して小さいアーチにしているために、外側の頬の肉はシワになり易く、口角は落ち、老け顔となり易いのです。
 抜かない場合、1ミリの突出は技術で阻止できます。それより1ミリ程度なら逆に抜かなくても小さくも出来ます。
その差はわずかです。わずかの差の為に、多くの不利益を我慢しなければいけません。
もちろんこれは正常な歯列を仮定しての話なのですから、術前はもっと飛び出したり変形しているのですから、当然非抜歯で出っ歯も治るということです。
 3ミりか、その程度でしょう。3ミリのために一生使えるかも知れない小臼歯4本を抜きますか?
是非考えてもらいたいと思います。
 
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アベノミクスの正体

2013-05-26 23:04:00 | Weblog
 要するに、無制限金融緩和ー無制限に輪転機でお金を刷りますよということだ。
1000兆円の借金は返すアテもなく、ただお金をばら撒くという政策だ。もちろんタダでくれる筈はなく、貸しているのです。
では一体誰が貸してもらっているのでしょう?
 日本の中小企業、個人には貸してもらえません。アメリカのファンドなどの証券会社、銀行などです。
つまり、無利子で外国資本にお金を貸しているのです。そのお金で、円を売り、ドルを買います。ついでに日本株も買います。
 こうして円安、株高は起きているのです。
外国資本の為のアベノミクスです。これが正体です。もちろん一部の日本の投資家も恩恵に与っているでしょう。
 しかし、そのほとんどが外国資本のボロ儲けとなっているのが現実です。為替が1ドル80円から100円まで上がれば、天文学的な利益となっているでしょう。
 株など、必ず先に売り抜けることは間違いありません。株というのは売ってこそ利益の出るものです。
 正にアメリカの為のアベノミクスであり、アメリカの為のTPPなのです。
 
 
 
 

思い出のダービー

2013-05-25 22:59:35 | Weblog
 まだ若かりし頃、学生時代。競馬ブームに火を付けたのが、地方競馬(大井競馬)出身のハイセイコーであった。
私が22歳の時であった。今みたいにネットもない時代なのに、ハイセイコーの噂は全国津々浦々まで広がっていた。競馬を知らない、やらない人たちの間でも、ハイセイコーは何と言うか大スターの地位にあった。
 中央競馬と地方競馬の間には格差があった。その地方競馬で連勝負け知らずとはいっても、中央競馬ではどんなものか分からない。
 ところが、中央競馬に入っても、三冠レースの皐月賞を無敗で勝ちあがった。ハイセイコーの人気は絶頂となり、社会現象となった。
 さあ、ダービーを勝つのはハイセイコーか、無敗のままダービー馬となるかどうかが話題となった。
しかし、中央競馬に入って勝ったとはいえ、着差はわずかだったので、専門家の中では絶対視する意見は少なかったと記憶している。
 中でもタケホープを推す専門家もいた。眼の鋭さが違ってきたとか書いてある記事も読んだことがある。
それでも、人気はハイセイコーに集中。順当に行けば勝つだろう、いや勝ってほしいと皆願った。
 
 東京競馬場の直線は長い。一旦は先頭に立つも、後ろから2頭の馬がハイセイコーを抜き去った。
不敗神話は消え、その瞬間、誰もが信じられない光景を、見たくないシーンを見せつけられた。
 
 タケホープ、そしてイチフジイサミが1,2着。ハイセイコーは3着に沈んだ。
まるで、お葬式のような雰囲気が全体を包んだ。
 
 22歳の私は、見てはいけないものを、そしてこれが競馬だということを思い知らされた。
今思えば、ハイセイコーは負けて良かったのだと思う。競馬に絶対はないということを教えてくれた。
だが、負けてなお強しの印象があった。距離の壁、スタミナの壁があったのだと冷静に考えれば誰でも分かった。
 
 それでも距離が3000メートルに延びた菊花賞ではあわやタケホープに勝つ勢い、スタミナがあって、微差の2着だった。
 あの時代、振り返っても素晴らしい時代だった。
青春のほろ苦い思い出のダービーは、今でもスタートからすべてを思い出せるほど鮮明によみがえってくる。
 
 そういう思い出を振り返りながら、明日はダービーをテレビ観戦しようと思う。

外れ馬券は必要経費

2013-05-23 21:52:51 | Weblog

当たり前と思われる。当たった分だけが儲けだったら、コンビニでも売上げ金がすべて儲けとなり、即つぶれる。

この会社員は絶対に儲かるはずのないと言われる競馬で2~3年の間に1億4千万円を儲けた。
独自のシステムと言うからには、どんなものか知りたいけど、皆が知ってしまえば終わりだろう。
トータルで28億7千万円の購入額で、30億1千万円の配当を得ていたと報じている。
競馬を知らない人は、すごい脱税額でけしからんと思うだろうが、競馬や公営ギャンブルを知っている人は理不尽だと思うだろう。
 30億円の配当を100万円の元手で儲けたのなら、それは国税庁の言う通りかも知れないが、28億7千万円の馬券を購入しているのである。
 公営ギャンブルはテラ銭と言われる税金を25%取っており、例えば馬券を1万円購入したら、2500円分は税金として払っているのであり、その残りを配当しているのである。
 この会社員は28億7千万円の馬券を購入しているのであり、すでに7億1750万円の税金を支払っているのである。
その上に5億7千万円を脱税し、加算税も含め8億1千万の追徴課税処分を受けたのである。
 それが認められたら、この会社員は25%のテラ銭と追徴税合わせて、15億2千万円の税金を支払うことになったのである。しかも懲役刑付きで。
 公営ギャンブルは法律で認められているのであり、それを偶然か必然か知らないけれど、勝った人を罪悪人にしてしまうという、何と恐ろしい国であろうか。
 28億円も使ってくれた大事なお客さんではないのか?お国のために7億1千万円もの税金を納めてくれた人に何という仕打ちだろう。恩をあだで返すというか、もっと払え!と罪悪人に仕立て、妻は毎日泣いていて、会社員の人生をメチャメチャにして、何とも思わないのだろうか。
 26日には日本ダービーという、一番の祭典が開かれる。それを前にしての裁判所の判断も、何かなあ、と思うけれど、競馬ファンもホッとしただろう。
 競馬なんて税金が絡んでくるほど儲ける人は少ない。いや25%の税金を持っていかれては、勝てないだろう。脱税会社員も、もし25%のテラ銭がなければ8億5千万円の勝ちとなっている。それが1億4千万円である。宝くじ5億円でも当選者がいるように、競馬でも勝つ人は稀にいるという程度だろう。
 競馬は少しは賭けた方が面白いけれど、レースとしての迫力と面白さはテレビでも十分味わえると思う。
若い頃は東京競馬場まで行って見たことがある。今は競馬はしないけど、やはりダービーの時期は気分が高揚する。
 3歳優駿の姿と走りは美しい。美しいものは人々を魅了するのである。
 
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病の起源?

2013-05-20 00:09:32 | Weblog
 NHKでガンを取り上げていたが、夜間も働くようになって、メラトニンの不足から起きているような内容だった。最後には副作用のないガン治療薬のCM。
 メラトニンが不足していてガンになるのだったら、メラトニンをサプリで摂ればいいじゃないかと思ったら、さすがにアメリカだ、すでにあった。ネットで直輸入でいくらでも売っている。
 別にそれだけが理由ではないと思うので、飲みたくはないが、それで予防できるのだったら、夜勤の人は飲んだらどうだろうか。
 現代の病気を説明するのに、1億5千万年前とか、700万年前とか、少し大袈裟ではないだろうか。少し前、昭和初期くらいでよいと思う。
 糖尿病にしても、ガンにしても、肉食、乳製品の摂取が多くなって発症している。NHKは全くそれには触れない。おかしいと思う。
 日本でも増えている前立腺がんは、明らかに食事の欧米化が関係しているのは現代医学も認めている。もちろん乳がんも乳製品などの過剰摂取で起きるとハッキリ分かっている。
 こういう明らかな原因を全く無視し、2足歩行になったばかりの人類を出してきて、ガン宿命論みたいな番組はどうかと思う。
 TPPによって混合診療となり、薬価とか高く維持されるらしい。それに副作用のないガン治療薬など保険が効かないのではないか。医薬品業界のほくそ笑みが目に浮かぶ。
 この「病の起源」という番組はその布石ではないかと思う。
睡眠時無呼吸症候群にしても、確かに顎の退化で、舌の入る空間が狭くなったことが一因ではあるが、それは現代人として仕方がないだろう。肥満が一番の原因であるから、それを治せば問題がない。それかうつむきに寝たらよい。
 しかも、子供のイビキ治療で顎の拡大装置を入れて大きくするというのがあるが、これは大問題である。
ネジのようなもので顎を広げるというが、広がるわけがない。
 不勉強な歯科医があまりに多いのに絶句する。NHKにまで出演して、しかも症例まで写真で出していた。
素人が見れば大きくなっているが、それはただ歯が外側に傾斜したに過ぎない。上顎だけやって、下顎はしないのか?と質問したいが、答えは出来ないのです。 従って、咬めなくなる症例が出てくるのです。真面目に装置を入れる子供ほど悪化する。
 歯だけ外側に傾斜させても、その基礎となる骨は鼻骨とか頬骨とか頭蓋骨であるから、大きくなるわけがない。
歯だけ傾斜させて大きくなったと、低レベル極まりない。歯の外周の長さが大きくなっても、基底骨には全く影響がないというのはすでに何十年も前に証明されているのであり、今さら議論の余地もない。
 拡大床装置を入れる場合は決して長期に入れない事が重要です。そもそも入れないのが一番良い。私は作りません。良い方法がいくらでもあるからです。
 
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