吾輩はシカである

歯を抜かない矯正、ほとんど痛みのない治療、簡単オペのインプラント、ハイレベルの歯科治療のかしば歯科の一言。

小学2年の矯正に100万円!?

2011-04-28 17:38:24 | Weblog

学校の歯科検診用紙に「〇かみ合わせに異常がある」などという項目がある。

その用紙を持って歯科医院に行くと、早く矯正しなければいけない、料金は100万円ほどかかると言われたそうだ。
 見れば、永久歯と乳歯が混合していて、前歯の4本すらまともに生えそろっていない。
一体何をするのだろう?素人の母親には分からなくて当たり前だが、私にも分からない。
 
 もちろん小2ぐらいで1次的な矯正法というのは私も提唱しているが、よほどひどい歯並びの場合だけ上下の前歯4本と6才臼歯と呼ばれる大臼歯の位置を矯正することはある。しかし滅多には勧めていないし、そんなにひどい症例も少ないのが現実だからである。
 
 乳歯が生え変わったりして永久歯と混合している状態を「みにくいアヒルの時代」と呼ぶこともあります。ある程度乱れているのは当たり前である。
 そういう時期は何もかも成長しているわけだから、口の中に人工的な器具を長期間入れたりするのは良くないと考えています。歯の並びは内側からは活発な舌の動き、外側からは口唇や頬の筋肉などによってアーチが自然な形になるようになっているのです。
 
しかし何らかの原因で上手く並ばなかったりした場合、短期間の介入で矯正するのが良いと思います。
咬合育成などというのは金儲けのウソ理論であり、そんな装置を小学校低学年からいれるのは百害あって一利もありません。身長が伸び、脚が長くなるなどという装置を勧める医者はいません。歯以外では気が付くことですが、歯の場合は違うと思っているのでしょうか。同じ身体の一部です。
 
 素人の親御さんの「矯正装置を入れている」という安心感だけに費用を払い、何の役にも立たないどころか、成長を邪魔する装置などを長期に入れるのは、果たして医療行為なのかどうかも疑わしいと考えます。
 
 歯科医院は過剰時代になり、競争もあります。いわゆる「囲い込み」という商法もあります。いくら囲う込みであっても、やり過ぎや間違いではいけません。
 小学低学年で100万円という費用にも問題はありますが、これは各々の歯科医院によって事情が違いますので何とも言えないのですが、
わずかしか乱れていない、しかも肝心の永久歯もほとんど揃っていないこの時期に介入する理由が分かりません。
 
 正しい、節度ある常識的な判断をされることを願います。
 
 かしば歯科HP http://8822818.com/

歯は大切な臓器です

2011-04-23 06:26:42 | Weblog

歯というものを軽んじている風潮があります。抜けば良いとか、専門の歯科医でさえ本気で考えているのです。

歯は抜いてもただちに生命に影響があるものではありません。虫歯を放置していて、たとえ化膿したとしてもある程度の抵抗力があれば死ぬことはありません。
 では歯は飾りでしょうか?付け足しのものでしょうか?
 
 手が大きいからと、指を切って短くする人がいるでしょうか。足が大きいから小さいサイズの靴が履きたいからと切除しますか?
 
 爪や髪の毛とは違いますよ。歯は抜いたら二度と生えてきません。
噛んで食べるという、生きるという行為の根本があるのです。死ぬまで使うところです。噛みくだき、唾液と混ぜ、有害な発がん物質をも無害なようにして体内に運ぶ重要な役割があるのです。
 
 食欲は人生の最後までの楽しみであり、生きるための喜びでもあります。
 
矯正やインプラントのために簡単に抜歯するなどという歯科医は偽者であり、金儲けしか考えていないのでしょう。また、歯を残すだけの治療技術が無いのであり、勉強不足だと言わざるを得ません。
 
 できるだけ残す。残すように全能力で全力を尽くすことが歯科医の使命であり、仕事だと考えています。
その上でどうしても残せない時はよく説明をして納得してから抜歯かどうかを選択するべきでしょう。
 かしば歯科HP http://8822818.com/

総理!もう帰るんですか!

2011-04-22 18:00:50 | Weblog

パフォーマンスはいらない。現実を見て、あなたの判断で救って欲しいと言っているのです。

握手などしている場合ではない。生命と財産と生活が脅かされているのです。
 
 日本人は大人しいから、我慢するから、立派な国民だと言われてもどうにもなりません。
怒りは怒りとしてぶつけなくては、何も始まらないのです。
 
 大震災の復興は皆で力を合わせればなんとかなると思います。
しかし、原発は放射線や放射能汚染を垂れ流し、現在も進行中なのです。
この原発が大きな弊害となって復興の前に立ちはだかります。
 
 情けないことに東京電力、日本政府は無能だということを世界に証明している最中です。
壊れたものはどうしようもないと開き直っているのです。
 
 真剣に日本人の生命と財産を守るつもりがあるのでしょうか。補償の額を計算している場合ではないのです。
気の遠くなるようなガレキの山ですが、原発さえ封じ込めればコツコツとできます。
 一点集中して原発の封じ込めに英知を結集しなければいけないと考えます。

かしば歯科HP http://8822818.com/


発電所とインプラント

2011-04-06 15:11:34 | Weblog

安心・安全である、有用であるという条件を満たさなければいけない。

インプラントは近年の歯科治療において、重要な役割を果たすようになってきている。しかしその反面、成功率100%を達成している歯科医療機関はない。
 
 では何が失敗する原因なのか?
それはは大体分かってきている。骨の条件が悪い、全身的な疾患がある、タバコなどの習慣がある等々、色々とある。
骨量、幅ともに充分あり、患者さんの健康状態も良好であるならば、100%に近い成功率は達成可能であると思う。
 しかし好条件であっても、残存する歯が少なくて、それに対応するインプラントの本数が少なければ失敗の原因の一つにはなる。咬み合わせも重要な条件となっている。
 
条件の良いインプラントは非常に有用であり、成功率も100%に近い。これを発電所に例えるなら、風力、水力、太陽光発電といった感じでしょうか。
 
少し条件の悪い場合でも、かなりの確率で成功するのが最近のインプラントです。上顎洞まで少しだけ距離が足りない場合や、骨幅が少し狭いといった条件ならば、ソケットリフトや、骨を広げる方法と骨にくっつきやすいインプラント材を使用することにより克服が可能となっています。火力発電ぐらいでしょうか。
 
問題はかなり条件の悪い場合である。
上顎洞までに距離が少ないために、ソケットリフトでも人工骨を必要とする場合や、サイナスリフトは手術も大袈裟で、大量の人工骨を必要とします。幅の狭い場合や高さが足りなくて下顎神経に近い場合は骨の造成をする場合もあります。他の部位からの骨の移植、または大量の人工骨を必要とし、手術が大変となり治療期間も大幅に延びます。当然成功率も好条件の場合に比較して悪い。
骨の無い、薄いところにインプラントができるのだから、素晴らしいといえるだろうが、危険もある。原子力発電みたいなものと言えます。
 
 
 
 条件の良い、または少し悪い場合①②と、不利な条件でのインプラントでは考え方が違うということです。
最近は歯科用CTも普及しますが、①②の場合は不必要だと思われます。原発の事故の被曝が問題になっているが、よく比較されるのがCTですね。従来の歯科用パノラマ、X線と比較し格段に高い数値です。いくら歯科用でX線が軽減されているといっても気休め程度です。しかし、それは健康に影響があるほどのものではないので、有効ならば問題がないと思います。
 ただ、私の考えとして被爆量の多いものはあまり好きではないし、日本のCT普及率はアメリカの7倍、世界でもダントツに多いのも事実です。当然検診などで受ける医療被曝も飛びぬけて多いのです。
 この上、インプラントのために歯科でもCTということになると、1年間の許容量をオーバーするのではないかと思えるのです。
 もちろん考え方は様々ですので、それによって恩恵を受ける場合もあるわけです。
歯科医院過剰といわれる今、競争もあるでしょう。しかし私は競争の道具としてのCTは見送っています。
必要性が低く、高価な機器のわりには使う機会が少ないと判断しています。導入すれば元を取らないといけないわけですので、万が一不必要な場合にも使ってしまうことがあると思ったからです。
 
 パノラマ撮影でほとんどの情報が得られます。それ以上必要な場合はのケースですので、他の安全な方法も検討すべきでしょう。
 かしば歯科HP http://8822818.com/
 
 

核上の楼閣

2011-04-05 17:53:41 | Weblog

東日本大震災のニュースが連日流れ、痛々しい光景や話が沢山ある。3万人近い、土佐市に匹敵する数の死者・行方不明者である。

 しかし、事態は現在進行中である。福島原発がどうにもならない。「直ちに健康に影響を及ぼさない」とはどういう日本語か。屋内退避とは一体何なのか。
 放射性物質は風に乗ってどこにでも飛んでゆく。四国にいるから、離れているから安全だとは言えない。
以前、車で新潟までスキーに行ったことがある。10時間程度であった。そんなに離れていないと実感した。黄砂は中国の方から飛んでくる。タクラマカン砂漠や、ゴビ砂漠などから飛んでくる。福島と比べてどれだけ遠いのか。
 
 日本の体質が、こういう人災を起こしたのだと思う。官僚、金権政治、財界との癒着に日本国民は常に隠され、騙し続けられてきたのではないか。
 
 現在、こういう非常事態になって、海に汚染水を流すような最悪の事態になっも、誤魔化し続けるのだろうか。
ヨウ素やセシウム、ベクレルなど普段聞いたことがないような専門用語が次々に出てくるが、誰もよく分かっていない。基準はこれから官僚が決めるそうだし、計っている計器そのものも信用できるかどうか疑わしい。
 
 テレビで説明するのは御用学者ばっかりだ。原発に詳しいのなら、枝野官房長官でなく、管総理が自分の知っている事すべてを国民に伝えるべきだろう。嫌なことでも、本当の事を伝えて欲しい。そうすれば対策なり、心構えが違ってくると思う。
 
 一歩間違えたら、すべてがパーになる、復興すらできなくなるというのが原発の正体であったのだ。それを安全だと言っていたのがこの国の政府、官僚、財界であったということだ。
 
 非核三原則の日本という国は、平和をアメリカの核に、エネルギーを原発の核の上に繁栄していた、いや、いたかのように見えた核上の楼閣であったということだ。
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