「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」とは豊臣時代の大盗賊、石川五右衛門の辞世の句である。
現代も泥棒は沢山いるだろうが、新聞とかでは詐欺とか詐欺商法の話の方が種が尽きないといった感じだ。
今年も飽きもせず送られてくる詐欺振込み用紙。どうせ裏で暴力団か、得体の知れない新興宗教かなにかがやっているのだろう。
これの凄いところは、30年くらい同じ手口だということだ。NTTのタウンページを切り取り、振込用紙の裏に貼ってあり、広告に見覚えがあるというところが長く騙し続けられる秘訣ではないだろうか。
30年以上同じようなものが送られてくるということは、かなり騙されて支払っていて、しかも気が付いていない事業所が多いのではないのだろうか。
詐欺商法というのはて手を変え品を変え騙すのだが、これに関しては何のヒネリもない。振込用紙に金額262600円と書いてあるだけだ。しかも※広告掲載料(20%引)などと頼んだ覚えのない事まで書いてある。小さな文字でNTTのとは違うと書いてあり、法律的にはセーフなのだろう。
しかしどう見てもNTTの広告と混同させるのが目的であるから、詐欺であることは間違いない。こういうのを警察や日本の法律は取り締まれないものだろうか?