あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり
お内裏様(だいりさま)と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔
金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣
着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり
作詞家サトウハチローは実はこの歌を嫌っていたそうである。何故なら、「お内裏様おひな様」というのは男雛、女雛の間違いで、右大臣と左大臣を間違えていたと言われる。しかし、間違いに気が付いたときにはすでに世に広まっており、直すことができなかったらしい。
「お嫁にいらした 姉様」というのは実際に4歳上の姉がおり、嫁ぎ先が決まってから結核で亡くなったという。レクイエムでもあるとも言われている。
そういえば、この歌は楽しそうだけれど、日本の童謡の独特の短調のリズムでレクイエム的でもある。
しかし、大体、ひな壇に誰が座っていようが、男は知らないし、そんなことはどうでも良い。むしろサトウ八ローはよく知っていたと感心する。今であればネット検索などで間違いにすぐ気付くであろうが・・。
この歌は、うれしい、たのしい雛祭りの日本の歌として、名曲だと思う。
私には女の子はいないし、孫も男だけであるから、この歌は憧れの曲でもある。
日本全国で行われるであろうひな祭りに、気持ちだけでも参加したい。
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