900兆円という、想像もできないような借金が、減るどころかドンドン増えている。
金利が1%でも9兆円という額になる。0,1%で9000億円。0.01%で900億円、このあたりからなんとなく凄い金額だと思えてくる。
「日本の借金時計」で検索すると刻々と増えていく額が表示されている。
試しに、3分計砂時計でいくら増えるか眺めてみたら、1億3千万円だった。これが30分で13億円、1時間で26億円、1日では・・・・・・・・・恐ろしくて計算ができない。
とても返せない金額であるということだけは確かだろう。増えているし。
ところが、復興財源などと増税、増税と雄弁に語る野田政権である。
しかし、この借金は返せる見込みがあるのだろうか?そのために公共事業のムダを削減し、天下り阻止の公約をかかげたのではないのだろうか?
口を開けば増税で、復興事業で、おまけに八ッ場ダム廃止は廃止ということで何もかもできるのだろうか。
確か、青島東京都知事が都市博の中止を求めたときも、中止するより開催した方が安くつくなどと猛反対していた官僚グループだった。あのときは都市博中止になったが、今回の八ッ場ダムは中止を覆した。
不況は日本だけでなく、ギリシャ発のユーロ不安、アメリカ経済の減速など世界的な脅威となっている。
景気が良いときならある程度は構わないと思うが、経済が低迷している現状で、果たして増税増税では一体どうなるのだろうか。
「働いたら負けだ」というなんとも情けない生活保護世帯が急増しているらしい。
ワーキングプアと言われる層は、生活保護以下である。その上年金も納めている。国民年金など満額もらっても生活保護の半分程度だ。
こんな国に果たして明るい未来があるのだろうか。働いたら負けの国なんて。