吾輩はシカである

歯を抜かない矯正、ほとんど痛みのない治療、簡単オペのインプラント、ハイレベルの歯科治療のかしば歯科の一言。

ゴールデンウイーク

2007-04-27 22:21:33 | Weblog
9連休などという人もいるそうですが、「かしば歯科」は暦通りです。
連休の予定は29、30日と岡山でインプラントの研修です。
3,4,5,6日は札幌に行きます。初孫が2才になったばかりで逢いに行きます。
言葉を少し話すそうなので、今からとても楽しみです。

 連休中は歯科医院も休みの所が殆んどですので、歯が痛くなったら困ります。もちろん診療している所や、歯科医師会館での休日診療もありますが、応急処置のみとなります。

 連休中痛くならないように気をつけてください。食べすぎや疲れが歯の痛みを引き起こします。
連休といえども、しっかりと歯みがきしてください。
 
 冷たいものが凍みる場合は出来るだけ冷たいものを避け、マッサージをして血行を良くしてください。

 しかし腫れている場合はマッサージは厳禁です。この場合は少し冷やして炭水化物の摂取を少なめに
して下さい。

 親指と人指し指の付け根にある「合谷(ごうこく)」というツボは歯の痛みに有効です。
ここを反対の親指と人指し指で指圧すると痛みに効きます。特にお子さんには効きますよ。

 不安な人は明日にでも歯科医院で抗生物質と痛み止め位は処方してもらうと良いですね。

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肥満治療~歯科からのアプローチ~

2007-04-22 07:29:17 | Weblog
 肥満は今や社会的問題となっている。メタボリックシンドロームなど悪影響が必至である。
小学生でも昔の時代ならクラスに一人いるかいないかの肥満児が目立つ。
もちろん食べ物の影響もあり、ストレス社会の影響、グルメ番組の増加なども影響しているのだろう。

 私も20代の時に60㎏を突破して太ったと大騒ぎしていたが、いまや72㎏で70㎏を切るのが
目標となっている。

 何故太るのか?
食うからである。運動しないから代謝が悪いのである。そもそもパソコンなどは便利ではあるが太る。

 しかしその対策として歯科からのアプローチとして咀嚼法を紹介しよう。
肥満症患者の大多数は「早食い」である。そのために正常な満腹感を得られる前に沢山食べている。
消化管の機械的刺激や吸収後の代謝産物質などの情報が、「早食い」によって機能しなくなるから
である。
 一口30回の咀嚼によって、咀嚼時間を延長させて、本来の歯ごたえや味覚の自覚をもたらす。
それによって生理学的な食行動調節系を回復させ、肥満防止に効果がある。

 しかし肥満症患者にはそれぞれのライフスタイルがあり、頭では分っていてもなかなか減量へと
実行に移せない。ダイエット番組や情報は山ほどあるがそれが減量にはつながり難い。

 歯科ではそれぞれのライフスタイルの改善までは出来ない。
虫歯や欠損の歯があれば一口30回咀嚼法と言っても無理な場合がある。
先ず、治療する事である。インプラントなど最近は歯科治療も進歩している。

 ゆっくり噛み、脳に刺激を与え、本来の食行動調節系に戻すことが重要である。
又、食後はなるべく早く「歯みがき」をして口腔内を清潔にし、ダラダラと間食を防止する。

 アメリカでは上下の歯を器具で縛って口が開かないようにするダイエットがあるそうですが
そこまでは如何でしょう?
 楽しくダイエットする為にはあまり頭で考えないで、よく噛み、歯みがきを習慣にする事です。

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ブログで歯周病を治しましょう=その③=

2007-04-19 00:29:57 | Weblog
美味しいものは噛まなくても食べられます。マグロの大トロ、中トロ、高級ステーキ、うに、いくら等。手打ちうどん、日本そば、江戸前寿司などは噛まない食べ方が「通」とされています。

 外食産業のメニューでもハンバーグ、スパゲティー、カレー、ラーメンなど噛まなくても食べられる物が多いようです。

 食べ物が自然な形でなく加工されると歯にくっ付きやすくなります。ベタベタとくっ付いて歯や歯ぐきに何の刺激もありません。そのために歯肉は脆弱になり、又くっ付いたものは歯ブラシで取ってやらないといけません。食べた後は必ず歯ブラシをする事が重要です。

 又、カロリーの取り過ぎは歯肉炎を起こし易くします。私はインプラントのオペの後の患者様には
炭水化物を少なめに取るように指示します。炎症を起こしにくくする知恵です。
 糖尿病のある人は歯周病が悪化し易いので特に注意が必要です。

 血圧の高くない人は自然塩を飲むと良いでしょう。お茶などに混ぜて飲めば効果的です。
良質のタンパク質や、ビタミン、ミネラルも必要です。

 歯軋りや食い縛りのある人は夕食後のカフェインの摂取を避けましょう。朝起きて口元がだるい人や、
筋肉がこわばっている人は就寝中に食い縛りなどをしています。注意してください。そういう人は寝る前
に顎のまわりの筋肉をマッサージして、心を静かにして寝る様にしてください。

 疲労、ストレスなども悪影響があります。
要するに、歯周病と言っても身体の病気なのですから健康的になればいいのです。口の中だけが特別なことはありません。タバコや酒の飲みすぎも、不健康な事は歯周病にも悪いのです。

 歯磨き剤も注意してください。歯ぐきが腫れている時に使ってはいけません。
健康な人が使うものです。医薬部外品です。化粧品と思ってください。どうしても使いたければ少量、
それにすすぎを十分にして下さい。

 テレビなど信用してはいけません。捏造だらけで、最近のおもいっきりテレビや、ためしてガッテンなどは健康情報をピタっと止めています。いかにウソで固めていたか分ります。

 出来るだけ自然なものを自然のまま食べ、適当に運動し、ストレスを少なくする生活を目指せば
本来は病気などにはかからないのです。
 と言ってもなかなか出来るものではありませんが。

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ブログで歯周病を治しましょう=その②=

2007-04-17 21:08:51 | Weblog
 20才を過ぎると大体の人が歯周病にかかっていると言われています。
8020(80歳で20本の歯を残す)運動がありますが、具体的にどうと言うことはありません。

 歯科医院に行けば先ずレントゲンを取り、状態を調べます。歯周病の進行度合いにより、
P1~P4までの診断がつきます。P1はむし歯のC1のように初期の歯周病とされ、P4になると抜歯です。

 歯石、プラークが付いている所が指摘され、ブラッシング指導と歯石除去が始まります。
 
この歯石が歯周病の最大の原因であると、保険診療では考えます。PMTC(プロによる機械的な歯面清掃)
によって病巣を取り除くことが最も効果がある方法である様に言われます。
 
 もちろん綺麗に掃除することは悪くはありません。しかしそれで歯周病は良くなったでしょうか?
8020運動はうまく行くのでしょうか?

 大きな原因をいくつも見失っています。歯周病の原因は細菌だと言い、丁寧にも顕微鏡で見せてくれる医院もあります。大学の細菌学教室ならいざ知らず、一般の開業医で細菌を見せても何の意味もありません。

 子供は歯を磨かなくても歯周病にはなりません。歯ぐきが赤く腫れることはありますが、骨にまで影響は殆んどの場合ありません。

 老化現象の一つでもあるということです。しかしそれでは面白くありません。何とか歯周病の進行を止めなくてはいけません。

 ①歯肉に刺激を与える。
 ②骨が減るのだから、良い食べ物で栄養を十分に取る。
 ③歯が欠損してそのままになっていたら治す。不適合な被せ物は治療する。

 まず①の歯肉に刺激を与えてください。歯ブラシが一番ですが、指によるマッサージなども有効です。
歯磨きの回数は多ければ多い程良いでしょう。頬の外側からマッサージしても効果があります。
腫れている時や痛みのある場合は止めて下さい。
 これだけでも一週間ほど続ければ見違えるような歯肉になります。

 次は更に効果的な考え方をお知らせしましょう。

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ブログで歯周病を治しましょう!=その①=

2007-04-15 10:48:33 | Weblog
医療は今やネットでも診断出来る時代となりつつあります。また内容によっては医者の指示により、自宅で治療する事も可能です。しかし歯科は虫歯を治したりとか矯正したりとかネットでは先ず無理な場合が多いのです。

 せっかくブログとかHPがあるのだから何か出来ることはないか?と考えたたら、歯周病ならある程度可能ではないのでしょうか。このブログを見てくれている人の歯周病予防、治療ならある程度可能なのではと思います。

 先ず歯周病とは何か?を知らなくては話になりません。歯肉炎と歯周病は似ていても少し違います。
歯肉炎は歯槽骨という骨まで影響はありません。歯周病は骨に影響があり、減っていくのです。

 歯肉炎も歯周病も歯磨きで改善する事は同じです。しかし歯肉炎はそれだけで治ってしまいますが歯周病はそう簡単には治りません。

 何故か?と言えば原因が沢山あるからです。テレビのCMでもおなじみの歯周病菌、噛み合わせ、歯並び、ストレス、全身疾患、老化現象・・・・まあ原因だけでも一冊の本になります。

 歯磨きだけではなかなか改善しない理由は他にもあります。先ずキチンと歯磨きが出来ない人が多いのです。
 いろんな原因があるので初診の患者さんには先ず歯磨きのことを言います。すると必ず
「歯ブラシはチャンとやっています。毎日2~3回は磨いています」
 という答えが返ってきます。しかし磨いているのに磨けていないと言うのはつらいのですが、事実ですので仕方ありません。

 一番多いのは横磨きです。小臼歯あたりの根元を中心に往復運動で力強くこすっている人がいます。
その為に根元が磨り減って、冷たい水がしみたりしています。
 歯周病の予防には何の役にも立たない歯の磨き方です。それどころか歯が減って悪くなります。

 歯磨き剤にはいろんな成分が入っていて、研磨材も入っていますので強くこすると歯が減ります。
そのための治療を先ずしなくてはいけないケースも多いのです。

 食べかすが歯の隅についてそこにバイキンが繁殖してプラークを作るのです。先ずは食べかすをキレイに取るような磨き方をすれば良いのです。
 歯と歯の間や、奥歯の裏の方は強く力を入れても取れません。爪楊枝のような感覚で磨くのが良いと思います。そんな歯ブラシも歯科医院専用で売ってはいますが、なければ普通の歯ブラシでも構いません。

 ボールが汚れたと思ってください。立体的で丸いボールは一箇所に力を入れても全体がキレイになりません。力が集中するとパンクしますよ。
  
 先ずは歯の汚れ、食べかす、プラークを上手に除去することが歯周病の予防、治療の基本です。

 次はあまりにもお粗末な歯科医院での治療風景を考えてみたいと思います。

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