1本の歯を抜くと歯槽骨の吸収(少なく、縮こまるということ)が起こります。そして1本分の隙間ができます。
この隙間は普通、ブリッジとかインプラント、あるいは義歯を入れて修復します。
矯正は抜いた隙間を歯を引っ張って埋めるわけです。もちろん矯正のための抜歯ですので、ある部分歯と歯が重なっている部分もあるでしょう。
抜く歯は小臼歯でおよそ8mmの幅があります。これを左右上下で4本抜歯するわけですので、重なってる部分を差し引いても10mm(上か下だけで)程度は縮める必要があります。
歯というのは歯冠の部分は上に出ていて、歯根の部分は歯槽骨の中にあります。平行に移動するのは至難の業です。
しかし抜歯矯正医は平行に移動するのだと主張します。そんなものはレントゲンを見れば一目瞭然です。
ほとんどの症例で倒れています。引っ張られているので倒れないわけがありません。もし倒れたらトルクをかけて平行にしようとしているのですが、ここに無理が生じてきます。
歯の根が吸収するのです。
歯の根が吸収することによって、歯の中を通って全身に結びついている神経が切れないように生体が反応しているのです。
小学生ぐらいで、まだ骨も歯も成長途上で、軟らかく、新陳代謝も旺盛な時期であれば平行移動のトルクをかければ平行移動するかもしれませんが、歯根吸収は避けられないと思います。
まして小学生では99%抜歯の必要はありません。成長力を利用して並べることが可能です。
歯の根が吸収しても患者さんは気が付きません。倒れてもダメだし、倒れないようにトルクをかけると歯根が吸収するというのが抜歯矯正の最大の弱点なのです。
しかし抜歯によって唯一、歯列が引っ込んで横顔のEラインが改善されたと喜んでいるようですがチョット待ってください。
そもそもEラインなどというのは日本だけが言っているのです。若い人は口元が膨らんでいます。そして鼻のラインから顎にかけてのうねりがチャーミングなのです。
年令が高くなるとそのうねりは失われていって、老け顔となります。
抜歯矯正すれば、最初から老け顔を作っているのだという認識が必要です。4本も健康な歯を抜歯して、口元だけが引っ込んで喜んでいる場合ではありません。
健康と美貌と若さを失う4本抜歯矯正は決してやるべきではないと思っています。
かしば歯科公式HP http://www.i-kochi.or.jp/prv/kashiba/
この隙間は普通、ブリッジとかインプラント、あるいは義歯を入れて修復します。
矯正は抜いた隙間を歯を引っ張って埋めるわけです。もちろん矯正のための抜歯ですので、ある部分歯と歯が重なっている部分もあるでしょう。
抜く歯は小臼歯でおよそ8mmの幅があります。これを左右上下で4本抜歯するわけですので、重なってる部分を差し引いても10mm(上か下だけで)程度は縮める必要があります。
歯というのは歯冠の部分は上に出ていて、歯根の部分は歯槽骨の中にあります。平行に移動するのは至難の業です。
しかし抜歯矯正医は平行に移動するのだと主張します。そんなものはレントゲンを見れば一目瞭然です。
ほとんどの症例で倒れています。引っ張られているので倒れないわけがありません。もし倒れたらトルクをかけて平行にしようとしているのですが、ここに無理が生じてきます。
歯の根が吸収するのです。
歯の根が吸収することによって、歯の中を通って全身に結びついている神経が切れないように生体が反応しているのです。
小学生ぐらいで、まだ骨も歯も成長途上で、軟らかく、新陳代謝も旺盛な時期であれば平行移動のトルクをかければ平行移動するかもしれませんが、歯根吸収は避けられないと思います。
まして小学生では99%抜歯の必要はありません。成長力を利用して並べることが可能です。
歯の根が吸収しても患者さんは気が付きません。倒れてもダメだし、倒れないようにトルクをかけると歯根が吸収するというのが抜歯矯正の最大の弱点なのです。
しかし抜歯によって唯一、歯列が引っ込んで横顔のEラインが改善されたと喜んでいるようですがチョット待ってください。
そもそもEラインなどというのは日本だけが言っているのです。若い人は口元が膨らんでいます。そして鼻のラインから顎にかけてのうねりがチャーミングなのです。
年令が高くなるとそのうねりは失われていって、老け顔となります。
抜歯矯正すれば、最初から老け顔を作っているのだという認識が必要です。4本も健康な歯を抜歯して、口元だけが引っ込んで喜んでいる場合ではありません。
健康と美貌と若さを失う4本抜歯矯正は決してやるべきではないと思っています。
かしば歯科公式HP http://www.i-kochi.or.jp/prv/kashiba/