ゴーストライター事件には、さすがに驚かされた。けど、その曲も佐村河内という作曲家も知らなかったのでそれほどの衝撃もなく、以前見た映画「影武者」を思い出した。
もうあの映画から34年経ってるのにビックリした。あの頃は映画をよく観た。最近はシニア料金になっているにも関わらず、映画館にはあまり行ってない。
少し前、アメリカでは空のバスが事故を起こしたのに、松葉杖をついた人や、それに乗っていてケガをしたという補償金目当てが何十人も集まったというニュースがあった。
全盲だと言いながら、実は見えていたり、それは確か日本でもあったような。あ、麻原もそうだった。
とにかく、アメリカは何でもありの国だなあと思ったけど、日本もだんだんそういう所になってきたのだろうか。
要するに、全盲のような風貌の、実は耳が聞こえない天才作曲家が作った曲だから売れたというのがややこしい。その曲は間違いない実物の作品なので、あまり良くなかったら売れなかったのでは?と思う。
売れたということは、曲の内容も分からず、音楽性もレベルの程度が低いファンが多かったということではないか?
それとも、ゴーストライターが隠れた真の才能があったということか。
見方によれば、どっちがゴーストなのか分からない。結局は本物と偽物の両方が合体したものが売れたということだろう。
両方が本物であり、両方が影武者であり、両方がその偶像におびえていたという、事実は小説よりも奇なりみたいな話ではないか。
しかし、ソチで高橋大輔がこの曲を使うらしいので、それは一体どうなるのかは知らない。オリンピック選考会の時、高橋はふがいない演技で5位だった。順調に選考が進めば、小塚選手がオリンピック代表になっていたはずだ。
しかし、発表の時になって、なかなか決まらず、逆転で高橋選手が選ばれた経緯がある。
考えようによっては、高橋は小塚の影武者として選ばれたみたいなものだった。
その高橋が使用する曲が、このゴーストライターの曲だったとは皮肉なもんだ。
曲の選考に、本物を見抜けなかった陣営に、果たしてオリンピックの結果はどうなるのだろうか、その方が興味深い。
ゴーストライターが真に才能があり、有能であったかどうかは、そういう曲を認定した方にも、ファンにも影響がある。
もしも失地回復のチャンスが与えられ、新垣氏のこれから作った曲が評価されれば、また話は変わって来るけど、もう無いだろう。
世の中、美術や芸術の世界でも、いかに何も分からないミーハーが多いかという証明事件だったろうと思う。
私もそういう世界ではミーハーの一員なので、少し安心したような事件でもある
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