皆様、こんにちは。13期生の三好康司です。令和3年もあとわずか、皆さまにとっては、どんな一年でしたでしょうか。
私は、「中小企業の海外展開支援」をライフワークとしていますが、それ以外にも、公的機関での中小企業経営支援も行っています。創業、販売強化、融資、資金繰り、広報宣伝、事業承継、家族間のトラブル、ありとあらゆる相談に対応しています。
そんな中、最近、時を同じくして、2つの公的機関の責任者から、私たち専門家に対し、次のような話がありました。
「コロナ禍で、中小企業は大変です。心が折れそうな中、頑張っている中小企業もたくさんあります。皆さんは、会社を経営したり個人事業主であったりして『先生』と呼ばれる立場かもしれませんが、中小企業の方々は、皆さんを公的機関の職員だと思って相談しています。どうか、中小企業に『寄り添う』支援をしてください」
なぜ、2ヶ所で同じような話があるのか不思議でした。その後、耳にしたところによると、その2ヶ所の公的機関では、専門家と中小企業経営者の間で、次のようなトラブルがあったそうです。
⑴ 専門家が補助金の説明を経営者にして帰った。その後、「あの専門家は上から目線で偉そうだった。我慢ができない」と公的機関にクレーム電話が入った。
⑵ ある相談で専門家が、「そんなこと気にしないで。うまくやっている企業はいくらでもありますよ」、みたいに答えた。専門家が帰ったあと、経営者が「何だ、あの言い方は。人の苦労も知らずに」と烈火のごとく怒り、公的機関にクレーム電話が入った。
私は、墨田区を中心に年間約300事業者の支援をしていますが、本当に中小企業の皆様は大変です。コロナ禍の中、ギリギリのところで持ちこたえている事業者様もたくさんいます。多分、問題となった専門家は、悪気はなかったのかもしれません。しかし、中小企業の皆様は、日々の経営における苦労で専門家の態度や言葉に非常に敏感になっています。
中小企業に『寄り添う』、この言葉を噛みしめ、今後も中小企業支援を行っていきたいと思います。
皆さま、良いお年をお迎えください。来年も宜しくお願いします!
年末に限らず、忙しいとついぞんざいになってしまっていないか、自分を振り返って見つめたいと思います。
昨日のコメントにも書きましたが、忙しいは「心を亡くす」と書きますね。
心を亡くさないためにもゆとりをもった(タイムマネジメントのできた)仕事の仕方を心がけたいと思います。
再度「寄り添う」ことなど意識したいと思います。
そうですね。その方の立場になり切って話をする。そのために聴く。
自分は、多くの方をリストラ、退職勧奨してとても恨まれる役回りをしたことがありますが、誠意をもって共感する以外に対応方は無いと思いました。会社として決めたこともありますが、上から目線で説得しなかったので、ギリギリ理解してくれたのでしょう。
共感力と言う言葉はあまり聞きませんが、他人毎にせず、どこまで相手の精神状態に近づけるか、大変な事業者の方も同じですね。気力、体力がいることです。
ただ、この共感、人によっては合意と思っている方もいらっしゃるようで。