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朝ドラロスが怖い

2023-03-22 12:00:00 | 22期生のブログリレー

22期生の塩谷です。

そろそろ3月も終わりに近づいてくるこの季節は様々なことの区切りの時期でもあります。本来なら卒業式や定年などをテーマにするのが良いと思いますが、今回はこの3月で終了する朝ドラについて書いてみます。

日頃あまりドラマを見ないのですが、過去に見たことのある朝ドラは実在する製造業(ウイスキー、カップラーメン)がモデルになっていました。いずれも今は大企業ですが、今回は架空の中小企業をテーマにしたものとなっています。

舞台は中小企業が集積した東大阪。中小企業が飛行機部品へ進出、東大阪の仲間とオープンファクトリーの開催、主人公のサークル仲間を切っ掛けとした産学連携、これまで類をみない新会社の設立、空飛ぶ車へのチャレンジなど、夢もあって、とても面白いのですが、少し前の話のなかでオーナー兼経営者である現社長が親の介護を理由に突然、社員へ事業を承継するという展開がありました。

現社長はキレイな役者さんで、残念ながら演技だけでは設定年齢が分かりませんが、まだまだ経営者を務めることが出来るのは間違いないシチュエーションです。

早くに先代の社長(ご主人)を亡くした奥様が急遽引継ぎ、発展させてきた会社です。亡くなったご主人も先代(現社長からみると先々代)の社長の急死で事業を引き継いでおり、当然に思い入れのある会社だと思いますが、それ以上に母親を優先するという結果になりました。

テレビの中の話ではありますが、現社長が事業承継をする相手として白羽の矢を立てたのが、現在の企業が数名の時代、先代の社長(ご主人)と共に一緒にやっていた部下。先代の社長の意思を知っていて、若くて、現場も技術的なことも熟知し、他の社員からも人望の厚い、これ以上の適任者はいないというものです。

ドラマでもあり、さすがに事業承継の話は出来過ぎにも見えますが、今回の朝ドラの一連の取り組みは教科書になるような展開であり、そしてワクワクする夢があります。中小企業といえば聞く人によっては弱いイメージですが、ベンチャーやスタートアップ企業と聞けばこれからの会社というフレッシュなイメージになります。

やはり、経営者が夢を語り、様々な人が共感する。企業は品質を大切に常にチャレンジを続け、企業規模はネットワークでカバーする。物語としては、後半、駆け足になった感はありますが、非常に面白く見ていましたので、4月以降毎日の楽しみが一つ減ってしまうのが怖いです。ネットでは書籍化を希望する声もありましたので、私もそこに期待したいと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。

コメント (3)
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