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「なりたて診断士」は何をすべきなのか

2020-08-20 12:00:00 | 20期生のブログリレー

「なりたて診断士」は何をすべきなのか

目次
1.はじめに
2.診断士を取り巻く環境 (+Withコロナ)
3.診断士の仕事環境
4.考察
5.そして「なりたて診断士」は何をすべきなのか

1.はじめに

 お盆も明けて暑い時期が続きますが、いまだ新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)の勢いは衰えておりません。
 帰省の移動や今後の人々の活動を考えても、すぐに収束することもないでしょう。
 いずれにせよ、大きく変わった仕事と生活のスタイルは、今後も更に進化し発展することになりそうです。
 私は、9月に最後の実務補習を受けて「なりたて診断士」となる予定ですが、このような状況下で「何をすればよい」のでしょうか?
 診断士を取り巻く環境に、Withコロナの影響を加味して、物事を考える必要がありそうです。
 Webから得た情報だけですが、一人で勝手に考えてみました。


2.診断士を取り巻く環境 (+Withコロナ)

 (1)コロナでの補助金増加、中長期的には減少
  コロナにより補助金が増加しています。
  中小企業を継続的に支えるために今後も一定額が供給されそうです。
  一方で、中長期的には、国の財政難を受けて全体額は減っていく方向です。
  補助金支援などの業務は、将来的にかなり競争が激しくなること市場ではないでしょうか。

 (2)顧客ニーズの変化
  中小企業の経営が厳しくなるなかでは、速攻性のある具体的な提案を求められることが増えそうです。
  長期にわたって支援する「伴走型支援」で継続的に具体的提案をすることが望まれます。
  企業研修や講習会は、速効性はなくとも、効果の有無がシビアに測定されることでしょう。
  よいコンテンツに加え、よいデリバリー(話術)が必要になります。
  
 (3)中小企業の減少
  根本的な話ですが、コロナの影響も加わったことで中小企業が大幅に減少することになりそうです。
  特に小規模企業は廃業に追い込まれる会社も多くなっています。
  一方で、コロナに耐えられる中規模企業は、IT化を含んだ高度な経営強化をより早くすすめるでしょう。

 (4)診断士の競合参入
  IT進展にともない、将来性が危ぶまれている他士業から、
  研修・補助金・経営コンサルのすべての市場に参入することが多くなり、
  診断士でもレベルの高い仕事ができなくては生き残れなくなりそうです。


3.診断士の仕事環境

 (1)Web活用の増加
  現時点でもZoomなどのWeb会議活用が増えていますが、今後は益々当たり前のことになります。
  Webでの研修・講習なども増えるでしょうし、経営相談なども増加するでしょう。
  Web相談であれば、1対1相談だけでなく、1対多など複数診断士との協業も必要となります。

 (2)支援範囲の広域化
  診断士は全国どこでも活動ができますが、移動時間と費用の制約がありました。
  今後、Webで完結する仕事が増えることになれば、これまで以上に場所の制約がなくなりそうです。
  診断士同士もWebで知り合うことやコミニケーションすることも増えそうです。


4.考察

 (1)具体的支援の増加
  経営環境が厳しい企業が増え、速攻性のある具体策を求められる機会が増えます。
 
 (2)診断士の2極化
  中小企業数は減り、診断士数は右肩上がりの現状です。
  優秀な診断士は需要がありますが、稼げない診断士が増え、更なる2極化がすすみます。

 (3)診断の専門化・高度化
  速攻性があると同時に、専門的で深い診断が必要とされます。
  最新の情報や手法を常に持っていることが求められ、情報収集力と情報発信力が必要です。
  また、1つの企業に対して、専門性がある複数診断士の協業も増えるかもしれません。

  
5.そして「なりたて診断士」は何をすべきなのか

 まず、高度な経営支援に関わるために、今以上に自分の専門性を高める必要がありそうです。
 私の場合、営業と貿易にたずさわりましたが、汎用性を持ち応用できる力をつけたいと思います。
 企業研修や講習会は、専門性を活かしたコンテンツの作成に加え、
 話術などのプレゼンテクニックを学びます。
 人を元気にし、感動させ、動かせるプレゼンができるか、求められることが多いですね。

 結局、やることはあたり前のことなのでしょうが、実践できるか、それに尽きるのでしょうね。
 あー、前途多難ですが一歩一歩すすむことにします。

コメント (4)
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