東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

おススメのラーメン!

2018-09-11 13:00:00 | 18期生のブログリレー
稼プロ!18期の石川 健です。

9月1日講義の3分間プレゼンで私はラーメンについて話をさせて頂きました。
私のお気に入りのラーメン屋さんは数多くありますが、その中でも今や東京圏を飛び越えて全国の同業者に影響を与えている三つの偉大な店をご紹介します。

その三つの店とは、ラーメン二郎・大勝軒・吉村家(よしむらや)です!

ラーメン二郎は1970年代前半に港区の慶応義塾大学の側に移転開業した店で、大きな煮豚に山盛りの野菜(モヤシ・キャベツ)、大量の太麺が特徴の濃厚醤油ラーメンを提供しています。大勝軒は今は亡き店主が1961年東池袋に開業、ラーメンの他にもこの店が発祥といわれるつけ麺が非常に有名です。再開発のため残念ながら元の店舗は今はありませんが、同じ東池袋に弟子の方が屋号を引き継いで営業しています。吉村家は'74年に現店主が横浜市杉田区で開業し現在は横浜駅近くで営業する、豚骨と鶏ガラベースの濃厚醤油ラーメンがウリの超人気店です。この店のラーメンは家系(いえけい)と呼ばれており、ここが総本山に当たります。

この三店の開業はいずれも40年以上前ですが、今も行列が絶えません。また直系や傍系の弟子、さらにインスパイヤ系と呼ばれる勝手に真似した人たち(失礼!)が多くの店を構え、その味は関東から全国各地に広がっています。なぜ三店はここまで支持されるのでしょうか?
その秘密は三店の店主の方々がそれぞれに創り出した、当時のラーメンの概念を変えるエポックメーキングな味にあると私は考えます。1960~70年代前半は東京近辺では澄んだスープに中細麺の醤油ラーメンが主流でした。そのような中、三店の店主は豚骨、鶏ガラなどの材料を強火で炊くことで濃厚で野趣溢れる独創的なスープを生み出しました。そこに極太の麺、個性的な具(二郎・吉村家)を合わせ、さらに盛りを大きく(二郎・大勝軒)し、他にはないラーメンを世に送り出したのです。大勝軒はつけ麺という新ジャンルも開発しています。
この発想力には感服せざるを得ません。この色あせないオリジナリティこそが三店の最大の強みです。

ラーメン屋は商品であるラーメンやつけ麺に魅力があれば、駅から遠い、店舗が古い・狭い等の悪条件でもお客は来てくれます。メニューのシンプル化(餃子、炒飯はもちろんライスさえ提供しない店も多い)による効率的オペレーションや、売り切れ御免による材料の廃棄ロス削減も実現しやすく、飲食業の中では儲かる業態と言えるでしょう。ただそれ故に競争は激しく、3年以内の廃業率は8割を超えるそうです

そのような厳しい業界で今も輝き続ける三店の味を、皆様も是非お楽しみ下さい!ラーメン二郎(三田本店)と吉村家は今も創業店主がご健在で特におススメです。
ただラーメンは好き嫌いがありますので、万一お口に合わない場合はご容赦を。また二郎は量がすごいので、はじめての方は体調の良い時にチャレンジして下さい。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする