ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

3300キロ 車の旅 イタリア(2): ピサ、フィレンシェとアウトレット

2007年11月07日 | 旅行
車でのイタリア旅行、3日目はピサ(Pisa)へ。

フィレンツェからは約150kmのエクスカーション。
「ピサの斜塔」は僕の中で今回の旅のハイライトと言ってもよい建築物だ。
礼拝堂、Duomo、斜塔と、白い大理石の建築群が、雲ひとつない青空をバックに歯切れの良い美しさを誇っている。


斜塔を支えるポーズで記念写真を撮る旅行者も名物らしいが、僕たちも見飽きない造形美に何度もシャッターを押す。


その帰りに、イタリア有数の高級保養地モンテカティーニ・テルメに立ち寄る。飲む温泉を楽しみにしていたのだが、この地では朝食抜きで飲むのが原則のようで、仕方なく湧き出る水をなめてみたが確かにしょっぱい。

(わき水が溜まる綺麗な池)

フィレンツェに戻り夕食に、有名なBistecca alla Fiorentinaという大きなステーキを頂いた。
 
(骨付きで500g程あるステーキ)
ウィーンの濃い味付けに慣れた舌には、炭火の香りがスパイスのフレッシュな肉はことのほか美味しい。


4日目。予報通りの雨となった。メディチ家の礼拝堂を見るために車で中心部に向かうが、あまりの渋滞と運転マナーに敢えなく断念。
家内の希望で郊外のアウトレットに向かった。どうやら今日はショッピング日和らしい。
フィレンツェから、アウトレット以外なにも見所のないMontevarchiまでは55kmのドライブ。小さい町の、さらにはずれにあり、非常に分かりにくい。プラダの面子からか、看板もない。ナビも限界で、ガソリンスタンドで道を尋ねようと車を降りると、まだ口を開いてもいないのに、店員は小さく笑いながら「Prada?」と言う。これまで多くの日本人に聞かれてきたのだろう。

プラダに駆けつける日本人はこの小さな町の名物でもあるらしい。

Outletの看板は日本でも馴染みのある「Space」だった。御殿場店には何度も行ったことがあるが、こちらの方が圧倒的に品数が多く、使えるアイテムが揃う。息子もプラダの服の後ろでかくれんぼなどを楽しみ、家内も珍しく短時間でお買いあげ。


続いて「Gucci」などの高級ブランドが軒を連ねるOutlet「ザ・モール」へ。「Space」からは30分程で到着。工場のようなプラダの無機質な外観に比べると、人里離れた山間でもおしゃれな佇まい。「Tods」など流行のブランドが多く、家内は時間を忘れ、あれこれ物色している。


息子と遊んでいると、先に行った「Space」の紙袋を持った人、特に日本人が多いことに気づく。Outletショップを周回するバスツアーがあるようだ。僕にはわざわざ日本から買い物に来る程価値のある場所とは思えないが、家内は元が取れると大絶賛していた。

日が沈み、家内が車に戻ってきたのでローマを目指す。300kmでローマ近郊へ。
直前価格で安く予約できた郊外の大型ホテルは、広いし、設備、サービスまで素晴らしい。これは当たりだ。
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