ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

多い担当手術数

2007年09月30日 | 病院
今週は担当手術が普段より多かった。

全て第一助手としてではあるが、月曜日から金曜日の5日間で9症例担当は多かった。たまたまS教授と先天性専門のW教授から本来の助手不在のため頼まれたのと、緊急手術に参加したためだ。

お陰で普段は経験しない希な先天性心疾患など、学問的に興味深い手術も勉強させて頂けたし、成人心臓手術でも多くを担当させて頂いたが、カラダは疲れているようだ。

1手術、3~4時間位が標準的な手術時間だが、術前状態、術中の状況によっては6時間を超える。一つの手術時間そのものは日本にいたときより多少短いが、症例数が増えればやはり集中している時間が長くなる。それと弁形成術はどうのように形成するのか見たいから背伸びして術野をのぞき込む。多くの先生は身長185cm以上ある。手術台は高い。自分は十分の高さのステップの上に乗っているがそれでも視野は狭く深い術野はなかなか見えない。それが体が疲れる原因だろう。


もちろん助手としてではあるが、外人医師にこれだけ臨床経験機会を与えて頂けるのはありがたいと思う。昨年は指名されることは余り無かったが、滞在期間が長くなると教授方にも自分をある程度理解してもらえているのではと思う。多くの教授の手術に携わりながら、手術合併症を避けるよう最善の方法を取るよう努力を続けることが重要だと感じている。
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