クラフトカウンシルを巡り、地元カフェで一息ついた後(イタリアンのおじちゃんがステキだった☆)、イギリス、そしてヨーロッパ最高水準を誇るroyal college of art という美術大学院の展示会を見てきた。今回の展示会は、校内でのdrawing prize(校内のクセに賞金4500ポンド!日本円にして90万円!)と、sculpture、printmaking,そしてanimationが同時に展示されているもの。10人くらいの1年生が(ココは2年制)作ったアニメーションをすべてDVDにして見せているのだけれど、ココで言うアニメーションって言うのは、例えばセル画を書いてうんたら、というのに限らず、画面が動いて、音がついているものはすべてで、中にはコンピュータグラフィックを使ったものもあれば、絵を描きながらひたすら一枚一枚写真を撮ってつなげている、いわばパラパラ漫画的なものもある。おもしろかったのは、今回の展示では一つだけテレビを使っていないアニメーション。名前とか全部メモ取らなかったのでわからないけれど、ちょっと昔の時計によくある、黒い、薄いプラスティックに白地で数字が描いてあって、一分ごと、一秒ごと、一時間ごとにめくれて行くあの動きを利用したもので、1秒ごとにめくれて行くほうに戦闘員がウルトラマンに変身するまでのパラパラ漫画。0.1秒ごとにめくれていくほうにはゴジラっぽい(あ、でもウルトラマンの怪獣だけど)怪獣が町を荒らしているパラパラ漫画が貼ってあって、CDにはちゃんと怪獣の鳴き声とビルの破壊される音が入っている。端っこにはその二つのぱらぱらを動かすモーターがうぃんうぃんうなっていて、とにかくお茶目な作品だった。あと、もうひとつ、Ian Mackinnonという人の4部作になっているアニメーション。子供に自分のことを語ってもらって、それを元にアニメーションを作っているんだけれど、その作り方がすごい!(animocityの青い顔、家等をクリックしたら見れるので、是非どうぞ!)見てくれたらわかると思うんだけど、たとえば窓が2回に二つある家の前に洗濯物を干して、それぞれ目と口にする。3人がそれを明けたり閉じたり、しぼめたり伸ばしたりすることでその家がインタビューの声を発しているように見せている。そのインタビューの内容も青臭くってかわいいし、それを元にこうやってアニメーションを作るんですかい?!という意外性もかなり楽しめた。拍手。
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